自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

自然エネルギーの国・オーストリア旅日記②

2006-12-01 00:02:03 | 環境

同室のタスク君に鼾を気遣いながらも
午前5時には起床。約4時間だがまずまず熟睡。
鼾もそれほどではなかった?とか。
気を使わせたかな?

アナナスホテルは500室以上ある大きなホテル。
団体利用が多く、貸切バスもひっきりなしに到着。
日本からのパックツアーは東欧、南欧からのツアーも
来ていた。バイキングスタイルの朝食レストランは
大賑わい。それでも座席は多く、広々としているので
短期滞在、移動の拠点としての利用には適している。
朝食も十分バラエティがあり、パンもまずまず美味しかった。

今回のメーンテーマの一つが「月の癒し」の著者
ヨハンナ・パウンガーさんと夫トーマス・ポッペさんに会うこと。
午前10時にホテルのロビーで待ち合わせと言うことで、
精力的に約束を取り付けたカオルさんは、
そわそわしながら待っていた。
和服に着替えた若い日本人女性の気力と思いやりを感じた。
父親みたいな年齢の私はただただ「大丈夫、必ず来られますよ・・
あんな本を書いた人だから・・・」と気休めのような言葉を
かけてばかりだった。



約束の時刻きっかりにトーマスさんはやって来た。
顔も姿もわからなかったはずなのに、大勢が出入りする
ドアから入ってきた彼はすぐにわかった。
特に目立つ風貌でもないが、わかった。
落ち着きとやさしさが漂っていて、旧知の友人のようだった。

午前中はホテルのラウンジの一角を占有し(急遽)
トーマスさんとの会話を参加者全員で楽しんだ。
私を含めて著書を精読してきた参加者は興味深く
熱心に聞き入っていた。
英語の話せないヨハンナさんは自宅にいるようで、
午後、自宅でお会いできるとのこと。

昼食はご自宅近くのイタリヤレストランに行くことになった。
トーマスさんのハイブリットカー・トヨタレクサスに4名が乗り、
残りは地下鉄とバスを乗り継いで移動した。
Casa Vecchia は古くからのワインセラーを改装した
とても雰囲気のいいレストランだった。
ご夫妻にお任せして選んだパスタとピザを味わった。
楽しいランチ後、ピストン輸送でお宅訪問。

ウイーン郊外の高台に立つ瀟洒な住宅は、高級住宅には違いないが
著書から連想できるセンスの良さがいたるところに表れていた。

リビングからの素晴らしい展望


月を描いたステンドグラスの玄関


月の窓・・・トイレの(①に紹介した月の便器とのセット)


庭の東屋



ハーブティと多分ザルツブルガーノーケル(白い砂糖をふりかけたような)
やスコーンがたくさん用意してあった。
本来は3、4名で訪ねるはずが当日は12名になっていたので、
準備が大変だったのではないかと想像したが、
まったく素振りが見えなかった。
子供達3人(長男17歳から小学生の長女、次女)は
突然の日本人グループの来襲にも動じず、自然な振る舞いで
挨拶してくれた。もちろん親の「あいさつしなさい!」という命令に
従ったわけでもなく。
こんな家庭があるから、あの本から生まれた、
あの本があるから、こんな暮らしができた・・・・
どちらでもいいが訪問した全員が「月のリズム」を感じたのは確かだ。

「月の癒し」の原題である「自分の力で」に紹介されているメッセージ
「月の力に導かれながら、自然との一体感を取り戻し、そして自分を癒す・・・」
「自分という宇宙の中で、自分自身が主役を演じていこう」

身も心も実感することができた1日だった。
参加者全員が同感だったと確信する。




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1 コメント

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Unknown (terumi)
2006-12-06 10:16:49
素晴らしー!薫さん着物可愛いですね☆