2月以来、保育園の横に浮上したマンション計画についてご相談を受けています。建築主は当時「かんぽの宿」の一括購入騒動で話題になっていたオリックスグループの不動産部門の会社です。
そこに土地があって、利用できるお金があって、法律に適合しているのですからマンションを作るのは自然な成り行きかもしれません。でも、いくらなんでも敷地境界にぎりぎりまで近付けて計画するのは、配慮がないなと感じずにはいられません。
建築主は、決して説明会には出席しません。権限のない断ることを任された代理人と交渉しても事態に大きな変化は望めません。しかも、条例上、交渉できるのは住人であり、保育園の保護者は話し合いの場からは遠ざけられます。
十数年前に同じような事態が発生した時には建築主の資金繰りが破たんしたため建設計画がなくなったのですが、今回はそうはなりそうもありません。この陳情はしばらく長引きそうです。