新 ゆ~ゆ~日記

一生独身を決めた男の自堕落で貧乏くさい日記

しょーん・おぶ・ざ・でっど

2005年07月04日 | 映画
 「ショーン・オブ・ザ・デッド」というホラーパロディー映画を観た。
 何か面白い映画はないかと、コメディーの棚を探していて、偶然発見した作品。
 映画好きな人ならピンと来ただろうけど、そう、「ドーン・オブ・ザ・デッド」のパロディー化したものである。
 もちろん本家本元の「ゾンビ」も意識して作られており、劇中に「ゾンビ」のBGMが流れたりする。
 あらすじ「イギリス、ロンドン。29歳のショーンは人生の目標も無いままに友達のエドとパブで時間を潰し、怠惰な時を送っていた。あまりにもだらける上に、口約束ばかりのショーンに長年の恋人リズも愛想が尽きてしまう。
なんとかリズの気を取り戻そうと考えるが、再び約束を破ってしまいついにふられてしまう。
傷心のショーンはエドと共にいつものパブで飲み明かす。朝になり2日酔いのまま普段どおりの日常と思っていたところ、なんと街はゾンビで溢れかえっていた!」

 いや~笑った笑った。ホラーで笑えたのは「バタリアン」以来だろう。
 街の変貌に気付かずに普通にコンビニに買い物に行ったり、ゾンビを酔っぱらいと勘違いして一緒に写真撮ったり、本気でレコード盤でゾンビを倒そうとしたり、クリケットラケットでゾンビと闘ったり、ほんとハチャメチャ。
 特に笑えたのが、ゾンビのマネをしてゾンビの群の中を通るシーンと、クイーンの曲に合わせてリズミカルにゾンビを叩くシーン。
 で、本家ではショッピングモールに逃げ込むが、パブに逃げ込むあたりがロンドンらしい。
 コメディーなのに、泣けるシーンもあって、非常に良くできた作品だと思う。日本では未公開というのが不思議なくらい面白かった。
 是非観てほしいオススメの映画なのだが、最後に一つ注意してほしいことがある。それは、「基本的にはホラー映画」と言うこと。腹をえぐられて、はらわたを食べられたり、けっこうグロいシーンがあるので、そういった描写が苦手な人は気を付けてほしい。