ごろりんブログ

雫石鉄也のブログ

居酒屋丙寅虎日記 9月30日

2019年09月30日 | 阪神タイガース応援したで
「女将、ビールをくださらんか」
「あ、ワシも」
「阪神、最終盤になって急に強なりましたな」
「あ、そこ置いといて」
「ま、いっぱい」
「んん。んんまい」
「きょうは蒸し暑かったからビールがうまいですな」
「そうですな。ここにきて6連勝」
「ラグビーで日本がアイルランドに勝つより阪神6連勝の方がびっくりですな」
「ほんとほんと」
「ま、きょうは中日さんが勝たせてくれたわけですな」
「大野の最優秀防御率優先で3回でひっこんでくれたし」
「3点のうち2点はタダでくれた点やし」
「しかし、ま、これで蛇足シリーズに出なあかんわけやね」
「そや。困ったもんです」
「まだ、しばらく阪神見なあかんですね」

三国志(一) 桃園の巻

2019年09月28日 | 本を読んだで

 吉川英治        新潮社

 どこの古本市だったか忘れたが、全10巻揃いがあったので衝動買いして、積読してたが、読み始めた。全巻一気読みといきたいが、他の本も読みたいので、とりあえず1巻目を読んだ。吉川英治の文章は軽快で格調がある。「序」を読むと、この壮大華麗な物語をこれから読むんだという期待が高まる。
 三国志にはキラ星のごとく英雄豪傑が出てくるが、この1巻目では、劉備、張飛、関羽の3人が登場する。
 劉備は最初は、むしろやすだれを作って売る商人にすぎない。貧乏な孝行息子で生まじめ。とはいうものの、この男ただ者ではない。前漢帝の血をひく高貴な血筋。この巻の前半は、この劉備と張飛、関羽が義兄弟の契りを結び。義勇軍を結成、各地に跳梁跋扈して民衆を苦しめる黄巾賊討伐に乗り出す。
 三国志の重要人物曹操は後半に出てくるが、まだ大きな人物ではない。壮大な物語ははじまったばかりである。

SFマガジン2019年10月号

2019年09月27日 | 本を読んだで

SFマガジン2019年10月号 №735     早川書房

ごろりんひとり人気カウンター

1位 137機動旅団 新・航空宇宙軍史   谷甲州
2位 鮮やかな賭け            神林長平
3位 太陽を釣り針にかけた少年      ジーン・ウルフ 中村融訳
4位 ユニコーンが愛した女        ジーン・ウルフ 柳下穀一郎
5位 浜辺のキャビン           ジーン・ウルフ 村上博基訳
未読 金色の都、遠くにありて(前篇)   ジーン・ウルフ 酒井昭伸訳

連載

小角の城(第55回)            夢枕獏
椎名誠のニュートラル・コーナー(第67回)
みんなかたぶつばかり            椎名誠
幻視百景(第22回)             酉島伝法

神林長平デビュー40周年記念特集
ジーン・ウルフ追悼特集

 今号はなんといっても、谷甲州の450枚の長編一挙掲載。上記のごろりんひとり人気カウンターで1位をつけたが、これを太陽系に例えると、137機動旅団が木星だとするなら、2位以下の諸作品は小惑星である。
 戦闘シーンだけでの作品だ。ただただ戦場の描写が続く。それだけで450枚読ませてしまう。谷甲州の腕力に驚嘆し賞賛するしかいない。また、この作品を分載とせず、一挙掲載とした編集部を大いに褒めたい。今号のSFマガジンは読みごたえがあってお徳用であった。

SKAT.18

2019年09月26日 | 本を読んだで

 第56回宣伝会議賞実行委員会編          宣伝会議

 毎年、9月10月は宣伝会議賞の月だ。いま、第57回宣伝会議賞の募集期間中だ。小生も、毎日、課題2本づつ考えている。実をいうと、小生、久保田宣伝研究所(宣伝会議の前身)コピーライター養成講座大阪教室の出身者である。もうずいぶん昔のことだ。あのころは週に数本のコピーを書いて/書かされていた。わりあいと優秀な成績で終了したのである。その後、短い間だったがコピーライターとして働いた。この宣伝会議賞はそのころから応募していた。昔は、数本は1次選考を通過していたが、昨年、応募した56回は全滅。かすりもしなかった。従って、昨年の第56回宣伝会議賞応募作から選ばれたこの本には小生の応募作は1本も載っていない。
 この本はもちろん通読した。掲載されているコピーはすべて目を通した。さすがにグランプリやゴールドは小生には書けないコピーだ。脱帽。ところがそれ以外のコピーなら小生でも書けそう。
 と、いうわけで今、せっせと課題のコピーを書いている。SKAT.19が楽しみである。


T-1 決勝戦

2019年09月25日 | 作品を書いたで
 強烈なストレートがソムチャットの顔面を襲った。ソムチャットよけた。巨大な拳がソムチャットの顔の横を通過。かすった。ほほから赤い糸がひとすじ。
 ソムチャットの脚がガイソンの脚を刈った。ガイソン倒れる。ソムチャットすかさず馬乗り。ガイソンの顔面にパンチを入れる。
 カシアス・ガイソン。ボクシングヘビー級元世界二位。チャンピオンまちがいなしといわれていたが、観客に暴行。引退。地下にもぐる。
 サンマート・ソムチャット。ムエタイの英雄といわれていたが、対戦相手がことごとく再起不能の大ケガ。試合ができず引退。地下にもぐる。
 豪力山、梨山の頭をつかんで持ち上げた。体重九十キロの梨山の足が床から離れてブランとした。豪力山の指がガキッと梨山のこめかみにくいこんでいる。豪力山の握力は三百キロを超える。梨山の頭が握りつぶされる。
 梨山の足が動いた。ポンと豪力山のヒザを蹴った。ガクッ。豪力山ヒザをつく。梨山の頭から豪力山の手がはなれる。ふらふらと立ち上がった豪力山。梨山が組み付いて投げた。山嵐。二百七十キロの豪力山が地面に叩きつけられた。
 豪力山。元大関。横綱昇進が決定。昇進伝達の場で、ささいなことで協会の使者とケンカ。重傷を負わす。角界追放。地下にもぐる。
 梨山憲伍。柔道オリンピック五連覇。あの木村政彦をしのぐ柔道家といわれたが、酒クセが悪く、大酒飲んで、一人でヤクザ十三人相手に大立ち回り。十三人全員病院送り。そのうち三人死亡。地下にもぐる。
 地下格闘技。急所攻撃、目つぶし。なんでもあり。反則という概念は存在しない。レフリーもいない。決着は片方が気絶するか骨折するかで決まる。死亡してもOKだ。
 世界的なネットワークがあり、各国の犯罪組織が勧進元になっていて興行される。アメリカやロシアでは地元のマフィアが、中国では蛇頭と青幇が、日本では明石組が興行を取り仕切っている。
 極秘の試合会場に入れる客は厳選された者のみ。それなりの地位についている者も多く、上場一部大企業の経営者や現職閣僚の国会議員もいる。試合には大金が賭けられ、一試合で億単位の金が動く。
 K市の北部M山の中腹にある旧Mホテル。ずいぶん前に廃業して廃墟となっている。廃墟ファンの人気スポットであったが、今は一般人は寄り付けない。
 旧Mホテルを含むこのあたりの地所は、K市に本部を置く日本最大の暴力団明石組の関連企業が買い占めた。旧Mホテルに近づくと、こわいおじさんに追い返される。                     
 旧Mホテル地下。地下室の中央にリングがしつらえている。二百人程度の客席は満席である。                    
「それでは地下格闘技T―1準決勝を行います。赤コーナー、サンマート・ソムチャット。青コーナー、梨山憲伍」
 ムエタイと柔道の武道家が地下格闘技のセミ・ファイナルに登場した。
 賭けは締め切られている。総額で三億。梨山に賭ける人がわずかに多い。
 試合開始のゴングが鳴った。ソムチャット、いきなり回し蹴り。梨山右手でガードする。左手でソムチャットの足をつかもうとする。閃光のスピードで足を引く。
 ソムチャット、ジャブを放ち、梨山の懐に入り込む。後頭部をつかんで膝蹴りをくわす。
 梨山、後ろに倒れこむ。そのままの勢いで投げ飛ばした。巴投げ。ソムチャットにおおいかぶさる。関節技に持ち込もうとする。
 梨山がガクとヒザをつく。ソムチャットが下からヒジ打ちを入れた。超至近距離で放たれたソムチャットのヒジは毒針のように梨山の体力を削ぐ。梨山の頭をソムチャットの蹴りが襲う。

 地球上空四百キロ。廃棄された宇宙ステーションに自家用のシャトルが続々とドッキングする。
 T―1決勝戦は宇宙空間で行われた。
 ソムチャット回し蹴り。尼子側頭部で蹴りを受けた。尼子、ソムチャットの足を側頭部につけたまま横に流れた。
 尼子三夫。溶接工。無重力状態での溶接作業を専門とする。あと無重力での武道を少々たしなむ。
「バカめ。無重力では蹴りもパンチも無意味だ」
 ソムチャット尼子に締め落とされる。T―1優勝者は無重力武道の使い手尼子三夫と決まった。


一文笛

2019年09月24日 | 上方落語楽しんだで
 はからずも「一文笛」の聞き比べとなりました。四代桂小文枝襲名披露公演で桂小文枝師匠が「一文笛」をやらはった。それから数日たった、もとまち寄席恋雅亭では、桂宗助さんがやったのが「一文笛」です。
 この噺、桂米朝師匠が作った噺です。上方落語に泥棒ネタはいろいろあるけど、この「一文笛」は屈指の傑作といっていいでしょう。
 この噺、スリの噺です。空き巣や強盗といったガサツな泥棒と違い、技術で勝負する泥棒、それがスリです。
 この噺の秀逸なのは、スリが主人公なのに、スリの現場から始まらないのです。幕末からほどなくの明治の初期の噺です。年配の男に、主人公のスリ疾風の秀が話しかけることから始まります。
「お腰の煙草入れを売ってください」秀は自分がスリだといい、男を茶店に誘います。
「じつは、その煙草入れ、わたしが仲間から買いました」
 煙草入れ、仲間のスリが狙っているが、スキがない。どうしても抜き取れない。で、俺がやってやろうと、あなたのお腰についたまま私が買ったんです。する権利を買ったわけです。
 スキがないといわれ、気を良くした男は、秀に煙草入れを売ります。不思議な話もあるもんだと、秀と別れた男は財布がないのに気がつきます。
 主人公秀の頭の良さとスリの技術の高さがよくわかる前半部です。後半に秀のアニキ分が登場します。このアニキ、かっては腕の良いスリだったが、今は足を洗ってカタギになっています。アニキは秀の才覚を惜しんでカタギになることを勧めますが、スリ以外やったことのない秀は拒否します。
 このアニキの長屋に貧乏な元武士の子供がいます。駄菓子屋で一文笛を売ってます。他の子供は笛を吹いて楽しく遊んでます。武士の子はお金がないので買えません。で、秀、駄菓子屋の店先から笛を1本くすねて、そっと武士の子のふところに入れました。その子が笛を吹いていると駄菓子屋のばあさんが、この子には買うてもろた覚えがない。盗んだんだと大さわぎ。元武士のオヤジは子供を叱る。子供、井戸に身を投げる。
 アニキはこのことを秀にいって、秀を厳しく叱責。秀、お詫びに右手の人差し指と中指を指づめ。高額な医療費がかかる重篤な子供を助けるため、医者の懐から財布を抜き取ります。
 エライやっちゃなあとアニキ感心します。指2本飛ばして、ようスリやるなあ。
 たいへんに良くできた噺です。アレっと思う導入部から、がらっと転換する後半部。それにしても、主人公の疾風の秀は、ほんまは改心したのでしょうか。

ジョイ・ラック・クラブ

2019年09月23日 | 映画みたで

監督 ウェイン・ワン
出演 ミンナ・ウェン、タムリン・トミタ、ローレン・トム、ロザリンド・チャオ、キュウ・チン、ツァイ・チン、フランス・ニュイエン、リサ・ルー

 女の不幸図鑑のような映画である。4人の母親と4人の娘。そして2人の祖母の物語である。
 4人の女性が麻雀をしている。3人の初老の女性と1人の若い女性だ。この4人と親族が定期的に集まって食事や麻雀に興じる。これをジョイ・ラック・クラブという。みんな比較的裕福そうで、幸せそうだ。以前は若い女性ジューンの母スーユアンがメンバーだったが2ヶ月前に他界した。ジューンにとっては3人のおばさんは母の親友であった。このおばさんたちにも娘がいて、娘どうしも友だち。
 スーユアンたち4人のおばさんは中国から移民。この4人の若いころの中国でのエピソードが順に描かれていく。これがなんとも壮絶。これでもかというぐあいに不幸がでてくる。戦乱から逃げる途中、病気になり双子のわが子を捨てて逃げる。人身売買同然に金満家に嫁にやられ、子供ができないからと姑からいじめられる。結婚をしたが夫がとんでもない浮気男で、夫は平然と愛人を家に連れてくる。その愛人が聞く。「だれ?」「娼婦だ」自分の妻を愛人に娼婦だという男が夫。生まれたばかりのわが子を手にかけて殺す。などなど。おばさんたちは、かような大変な不幸をしょいこんでアメリカへ渡ってきた。そして、その娘たちも、そええぞれの人生の悩みをかかえて生きていく。
 ジューンの双子の姉は中国で生きていた。ジョイ・ラック・クラブのメンバーに見送られて、ジューンは中国に行く。

フロム・ザ・バレル

2019年09月22日 | 料理したで

 いま、国産のウィスキーがえらいことになっている。山崎、白州、響、竹鶴といった高級ウィスキーが入手困難である。そのへんの酒屋ではなかなか売ってない。もし見つけたら買うように心がけている。
 ところが、オールド、角、トリス、ブラックニッカといった安価なウィスキーはスーパーでも売ってるから普通に買える。ところがこれらのウィスキーは値段相応のモノである。上等のウィスキーと安価なウィスキーでは、味もさることながら香りがぜんぜん違う。
 かような日本のウィスキー事情にあって、このニッカのフロム・ザ・バレルはウィスキースキー好きにとってお助けウィスキーである。価格が500ミリリットルではあるが3000円でお釣りが来る。それにスーパーの洋酒売り場に並んでいる。しかも、おいしい。小生の知る限り、国産ウィスキーでコスパ最強といっていい。
 ウィスキーは樽に詰められているときはアルコール分が60度ほど。これを加水して40度前後に調整して瓶詰めして出荷される。ところが、このフロム・ザ・バレルは加水を最小限にして出荷される。樽から直接飲む人に届けられるウィスキーだ。だからこのフロム・ザ・バレルという名前だ。そのためアルコール度数は51.4度とちょっと高いめ。
 さて、飲もうか。香りは濃密で強い。トワイスアップにしたら、香りはさらに華やかに立ちのぼる。座っていた美女が立ち上がったよう。
 口にふくむ。フルーティーさとスモーキーさのバランスが絶妙で大変に美味しい。終売にならないことを切に願うばかり。

東西落語名人選に行ってきました

2019年09月21日 | 上方落語楽しんだで

 第45回東西落語名人選に行きました。会場は神戸文化ホール。このホールは私のような神戸在住のSFファンにとって思い入れにあるホールです。今から44年前、この神戸文化ホールで第14回日本SF大会が開催されたのです。桂米朝師匠の「地獄八景亡者戯」を初めて生で聞いたのは、そのSF大会でした。
 さて開口一番は笑福亭仁智師匠。上方落語協会会長が開口一番を務めるのですね。なんともぜいたくなことです。野球ネタの創作落語をやらはった。高校野球です。LP学園の野球部監督と、応援する地元商店街のおじさんの会話。とても弱い野球部です。監督がいうには、今年は期待してくださいとのこと。選手を一人づつ紹介していくのですが、まともな選手はいません。大笑いです。
 2番手は柳家三三師匠。某民放で日曜夕方にやっている某落語家バラエティ番組をイジらはった。落語家は個人で芸をします。あまり集団で芸はしません。ところがS点の人たちは集団で芸をしている。あの人たちは個人で芸ができないんですね。で、このとき三三師匠がやったのが、「釜盗っ人」泥棒ネタです。これから泥棒三喬こと笑福亭松喬師匠がでてくるのに泥棒ネタをやる!?ケンカ売ってんのかと思いました。
 で、笑福亭松喬師匠が出てきはった。売られたケンカは買うか?なにをやらはる。「花色木綿」か「仏師屋盗っ人」か。「一文笛」やってほしいなと思いましたが、「まんじゅうこわい」をやらはった。こんな前座噺でも松喬師匠がやるとひと味違います。
 さて仲入りまえは、桂福団治師匠。60年やってまんねん。しんどおまっせ。商売道具はこの扇子1本だけや。今は身体の支えですけどな。といういつもの福団治師匠のまくらです。福団治師匠がでてくるとこのまくらでないと納得できなくなってるみたいです。演目は福団治師匠ならではの人情話「藪入り」です。ひねくれもんで嫌われもんのオヤジでも3年ぶりに帰って来る息子がかわいい。親子の情愛をじっくりと聞かせてもらいました。
 仲入りも終わりました。立川志の輔師匠です。志の輔師匠は早口で最初は何をいっているのか判りませんでした。よくニュースで「バールのようなもの」これは、ほんまはなんだ。バールか。というまくらです。そのままずっと「~のようなもの」というくすぐりです。「肉のような味」は肉じゃない。「ハワイのようなところ」はハワイじゃない。「夢のような」は夢じゃない。じゃ「バールのような」はバールじゃない。で、スナックのねえちゃんに逢いに行ったオヤジ。奥方に問い詰められる。「メカケでしょう」「いいやメカケのような」
 さて大トリは現存するただ一人の人間国宝落語家の柳家小三治師匠。まくらなし。いきなり「植木屋さん」で始まりました。そう「青菜」です。この「青菜」がやたら長かった。おんなじくすぐりをなんべんも繰り返すし、じつにだれた間延びした「青菜」でした。
 いやあ。いいんですけどね。落語会はやっぱりバランスが大切ですね。開口一番は若い落語家が出て前座噺を演じる。そのあと中堅、ベテラン、大御所とでてくるからええのです。いつぞやの某金満球団みたい4番バッターばっかり並べても良い結果はでません。それに私はやっぱり落語は上方が口にあいますね。

フォークリフトのこういう使い方

2019年09月20日 | いろいろ
 フォークリフトは荷役機械である。荷物を持ち上げて移動する機械だ。荷物はパレットに乗っている。フォークリフトには2本のつめがついている。そのつめをパレットのすきまに刺して荷物を持ち上げるのだ。
 フォークリフトはこういう使い方以外にも使えるのだ。小生は購買担当である。当然、納品も小生の仕事場に来る。空になった段ボールがたくさん貯まる。段ボール置き場がすぐいっぱいになる。ときどき、フォークリフトのつめでたまった段ボールを押しつぶす。フォークリフトはプレス機としても使えるのだ。
 納品される荷物は、行儀良くパレットに乗っているモノばかりではない。トラックの荷台にじか置きされているモノもある。そんなモノはつめですくえない。どうするか。荷物にシャックルをつけて、つめにスリングベルトをかけて、吊り上げるのだ。フォークリフトはクレーンとしても使えるのだ。

秋の空

2019年09月19日 | いろいろ

 今朝の神戸の空です。もう空はすっかり秋ですね。朝夕はずいぶんと涼しくなりました。とはいいつつも昼間はまだまだ暑いです。桂枝雀師匠の夏の芸「おひいさんが、カー」状態です。でも、日陰にはいると風の中に秋を感じます。
 日が短くなったのを実感します。駅と自宅のあいだは自転車に乗っております。私の自転車は自動点灯のランプですが、夕方は少し前はランプが灯りませんでしたが、いまはランプが灯ります。季節は確実に移ろっていくのですね。

居酒屋丙寅虎日記 9月19日

2019年09月19日 | 阪神タイガース応援したで
「負けたな」
「そやな」
「きょう、中日が勝っとうから5位転落やな」
「こうなりゃ近本の新人賞だけが望みやのに、今日のスタメン見るとそれもよう判らん采配やな」
「そや。なんで盗塁のチャンスが多い1番やのうて3番やねん」
「そや。キャッチャーがなんできのう山田の盗塁を阻止した梅野やのうて坂本やねん」
「そやな。きょうの試合みるとどっちが最下位かよう判らんかったな」

居酒屋丙寅虎日記 9月18日

2019年09月18日 | 阪神タイガース応援したで
「みっちゃんビールや」
「あ、ワシも」
「ええ試合やったな」
「そや。取って取られて最後は藤川がなんとかしめて勝つ。今の阪神打ち勝つことはできんから阪神らしい勝ち方やな」
「大山、高山が打って勝ったんやからええ」
「それに近本盗塁トップ。セリーグ新人安打記録長島に並んだしな」
「ま、近本のことやから、長島ごときの記録に並ぶんはあたりまえやけどな」

赤穂城断絶

2019年09月17日 | 映画みたで

監督 深作欣二
出演 萬屋錦之助、金子信雄、千葉真一、近藤正臣、丹波哲郎、渡瀬恒彦

 あの快/怪作「柳生一族の陰謀」が大当たりしたので、2匹目のどじょうとして東映が、深作欣二監督、萬屋錦之助主演で撮った大作時代劇がこれ。
 深作監督のことだから定番の忠臣蔵にはしてないだろうと思ったが、案外、普通の忠臣蔵であった。
 忠臣蔵はガマンが足りない主君を持った家臣が苦労する話だ。プッツンして大切な場で刃傷沙汰を起こして切腹になった主君のために苦労を重ねて、ケンカの相手の屋敷に殴り込み、相手を斬殺してしまうのである。21世紀の現代で見るとなんとも異様な話である。この異様な話も、錦之助の大芝居でやると、不思議と違和感がなかった。深作監督はなんとか新機軸の忠臣蔵にしようとがんばったが、主演の錦之助の存在が定番の忠臣蔵にしてしまったようだ。それでも、討ち入りから脱落して自害した橋本平左衛門にスポットを当てて、なんとか深作忠臣蔵にしようとしていた。

居酒屋丙寅虎日記 9月16日

2019年09月16日 | 阪神タイガース応援したで
「こんばんは。女将、お酒をくださらんか」
「私も、今日のお酒はなにかな」
「はい。八海山の純米吟醸です」
「お、ええな。それとお造りの盛り合わせ」
「阪神、なんとか4位を守りましたな」
「そうですな。広山せんせい」
「中日が勝っとうから、負けると5位に転落しとるとことやったとこですな」
「お待たせしました」
「お、かわいい子やな。アルバイトか」
「はい。私の姪です。今津のせんべろ屋という居酒屋でアルバイトしてたんですが、ウチでアルバイトしてもらうことになりました」
「山沢美津代です。よろしくお願いします」
「みっちゃんか。よろしくな」
「昨日はジョンソンが打たれたけど、きょうは、島本、岩崎、ドリス、藤川がええ仕事しましたな」