ごろりんブログ

雫石鉄也のブログ

ジュマンジ

2022年09月20日 | 映画みたで

監督 ジョー・ジョンストン
出演 ロビン・ウィリアムス、ボニー・ハント、キルスティン・ダンスト、ブラッドリー・ピアース

 はでなエンタメ作品を形容するのに、よく使われる「おもちゃ箱をひっくり返したよう」という言葉がある。この映画はまさにその言葉がぴったりな映画である。おもちゃ箱をひっくり返したような映画である。
 大きな靴製造会社社長の息子アランはいじめられっ子。きょうもいじめられ自転車を取られる。そんなアラン、工事現場で「ジュマンジ」というボードゲームを見つけて持って帰る。
 自転車を取り戻し持って来てくれたガールフレンドのサラと「ジュマンジ」をする。サイコロを振ったらコウモリが大量にわいて出た。アランはゲーム版に吸い込まれた。
 それから26年。アランの家は空き家になっていた。そこにジュディとピーターの姉弟が叔母と住むことになった。働きに出た叔母の留守中姉弟はそこにあったボードゲームで遊ぶ。とつぜん巨大な蚊が出てきた。そしてターザンみたいなおっさんも。実はこのおっさん大人になったアランだ。サイコロを振ればライオンがでるわ猿の大群は出るわで大さわぎとなった。アランはいうこのゲーム始めたメンバーで最後までやって「あがり」にしなければ騒動はおさまらない。アラン、ジュディ、ピーターとあとサラが要る。アランは大人になったサラを説得4人でゲームをする。サイコロを振るたびにいろんなもんが出てくる。猟銃をぶっぱなすレトロなかっこうしたハンター。巨大な肉食植物。ゾウやサイなどサバンナの動物の群れ。大洪水、大地震。サイコロを振るまで何が出てくるかわからん。しかもこれらのモノが街に被害をもたらす。ハンターのおっさんは銃を乱射。猿どもは車を暴走させる。ゾウやサイが走り回って大さわぎ。
 いやあ、面白かった。なにが出てくるかワクワクする。最後は別の時間の流れになってめでたしめでたし。大さわぎで大災厄だが流血ざたはなく、悲惨さはまったくなくおかしさだけが残った娯楽映画の佳品だ。