Ambivalent Blog

e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

IMを使ったマーケティング

2004-08-28 | ◆ビジネス
AOLがIMをマーケティング・ツールとして企業に売り込むそうだ。メッセンジャー・ソフトに企業広告やサイトリンクを張ったスキンを被せることが出来るようにしたり、会話中にパーソナライズ可能なアバターを登場させることが出来るらしい。

IMをマーケティングツールに使うとなると、そのリーチが気になるが、AOLの調査によると10代、20台では90%以上がIMを利用しているそうだ。ただ、よく知られている通り、主要なインスタントメッセンジャーのサービス提供者であるAOL、Yahoo、Microsoftの間では互換性がない。しかし、調査によれば、複数のメッセンジャーを利用している人が61%にも上るそうだ。

つまり、互換性がなくても、それほどにはIM普及の足枷にはならなかったということだ。個人が複数のメール・アドレスを使い分けるように、メッセンジャーも使い分けということだろうか。IMの特徴として、複数同時に起動することが出来るというのも、助けになっているかもしれない。

IMも広告媒体として活用されるとなると、狭いデスクトップ・スペースを巡る争いはますます激しいものとなろう。