Ambivalent Blog

e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

復活の兆し

2007-02-17 | ◆釣りバカ
このブログの更新が途切れたのには訳がある。
別に、釣れなかったから更新をサボっていた訳ではない。
怖くて釣りにいけなかったから更新もできなかったのである。

三浦半島の野菜を買いまくった2006年は、伊豆のみかん狩りで締めくくられた。完敗である。しかも、最後の釣りは苦手なボート、かつ、連休の渋滞を空のクーラーで家路に向かうという屈辱。

そして明けた2007年の初詣で「凶」のおみくじを引き、年が明けても釣りに行くことを恐れた。なんとそのおみくじには、「網に掛かった魚が身動き出来ないようにもがき苦しむでしょう」とあったのだから。

しかし、三浦大根の旬は冬。行くしかあるまい。
去年だって魚はそれほど苛めてないし。

実に3ヶ月ぶりの釣行である。どうせ伊豆まで行ったところで釣れないのだから、勝手知ったるホームグラウンドである城ヶ島は居島新堤へ向かう。ご存知、渡し船は一休。今日はオバハンの化粧の乗りが妙にいい。目じりが七色に輝いている。それにしても家の奥にぶら下がるハエトリ紙の気持ち悪いこと。

むむ、堤防に渡ると強風だ。いやな予感がする。長い竿が出せないので、しばらく胴付き仕掛けでカワハギを狙う。っと1匹ゲットだ。あぁ、久々に見る魚。



昼に近づくにつれ徐々に風も収まり、なんとも気持ちの良い天気となってきた。じっと海を見ていると、大物の気配が感じられる。仕掛けをメジナ狙いに変えて、ググぐっと餌を沈めてゆくと。。。

あ~っと浮きが沈んだ!! 浮きが沈むものであることを忘れるほどに釣れなかった私としては、何とも感動的な一瞬であった。いや~覚悟を決めて来ただけのことはありましたな。

結局、メジナをさらに1匹追加して、晩飯食うには十分な魚を久々にゲット。この写真の魚は小さいが、これは写真が小さいのであって、魚が小さいのではない。



もちろん大根も忘れずに買って帰ったことは言うまでもない。