Ambivalent Blog

e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

釣りは助け合い - カワハギ★リベンジ

2008-12-21 | ◆釣りバカ
12月20日 金沢八景 あいかわ丸
11月にカワハギでボウズを喫して以来、年内にカワハギのリベンジを狙っていたが、ついにその機会が訪れた。今回は、前回のような失敗を繰り返すまいと、万能竿ではなくカワハギ専用竿を用意した。何故か同じ条件での挑戦が良いだろうと、船宿も前回と同じ、金沢八景のあいかわ丸。

船宿に行ってみると、なんと、カワハギでの出船は21日までであるという。危なく今シーズンのリベンジが出来なくなるところであった。定刻通り7時半に出船。今度こそは大漁を願いつつ進む。そして開始。

うぅぅぅ渋い。全然釣れない。船中ほとんど当たりがない。たまに、誰がが釣り上げても、ほとんど続かず船を移動させる。1時間経過、2時間経過。むむむむ。3時間くらい経ってようやく一尾上げる。サイズはまぁまぁだ。が続かない。

相変わらず外道のトラギスはたくさん釣れる。これが釣れる度に海へ投げ捨てていたら、となりで釣っていた渋い釣師が、「トラギス捨てるなら、もらえませんか? 私の友人が好きでねぇ」という。カワハギ釣りだと外道なので普通は海に戻してしまうのだが、それはそれで結構うまいのだと言う。

なので、トラギスが釣れると、これを友人がトラギス好きであるという釣師のバケツへ放り込む。そんなことを繰り返すこと6時間。隣のバケツはトラギスでもう底が見えない。が、こっちのバケツはカワハギが一匹。まずい、まずい。船長何とかしろ!!と怒りが沸々湧いてくるが、どうにも船全体がまったりしてしまってどうにもならない。でもって、そのまま沖上がり。

またしてもしくじった。陸に上がったら、船宿の女将が他の常連にこんなことを言っている。「何でもうカワハギやめるか、わかるでしょ」。ギリギリ間に合って良かったというよりも、釣れないカワハギを狙いに来てしまったか。まぁそりゃそうだ。釣れてれば、まだシーズンは終わらせまい。どうやら、例年とカワハギの様子が違うらしく、いつも集まるあたりに集結してこないので魚影が実に薄いらしい。

でもって、写真に写っているイシモチとアジ。これは例の釣師の友人が、その日に別の船で釣り上げた釣果とトラギスのトレードで獲得したもの。ちなみに、トラギスは一般的に外道であるが、イシモチとアジは一般的には狙って釣る魚。あえて言うならば「イシモチもってけ事件」である。

年内あと一回。年は越せるか。

インド式結婚式 その4 「Baraat」

2008-12-13 | ◆少し文化的
ちょっと間が空いてしまったが、まだ2日目である。
前日の「Sangeet」が前夜祭であるならば、今日の「Baraat」はいよいよ3日続く結婚式のクライマックスと言っていいだろう。インド北部では、結婚の儀式として、新郎が真っ白な騎馬に跨り、家族を伴い新婦の邸宅を訪れるという習慣があるそうだ。これが普通とちょっと違うのは、それに楽隊がくっ付いてきて、踊りながら行進するという点である。

さて、3通ある招待状(一応日毎に別れている)のうち、「Baraat」を注意深く読む。場所は昨夜とは異なり、車で30分くらいかかりそうだ。時間はまたもや夜の7時半。昨夜時間通りに言って寂しい思いをしたので、今日はギリギリの7時に出れば、ちょっと遅れるくらいで丁度いいだろうと踏む。

そして7時半くらいに到着。がが~ん。またしても誰もいない。


どうしてインドの結婚式は全然時間通りに始まらないんだ。それにしても、誰も来ない。いや数人のまじめな人たちは来ている。が、5分経ち、10分経ち、会場が違うんじゃないかという不安がよぎる。しかし、それは杞憂であった。例の行進をやるために、皆別の場所に集合していたのだ。

我々も集合場所へ移動し、真っ暗な中でガヤガヤと待っていると、照明がついて楽隊が太鼓をガンガンたたき始める。すると、光の中に馬上の新郎が浮かび上がる。派手に飾り付けられた騎馬に新郎が正装で跨り、楽隊に先導されて新郎の馬は本日の宴会場へ向かう。本当は新婦の邸宅へ向かうところであるが、今回はゲストハウスで代用しているとのことである。




さて、やっぱりここで踊りが始まる。馬の後ろから歩いて付いていくことは許されず、踊りながら付いていかなくてはならないのだ。その道のり、およそ数百メートル。そして、ゲストハウスの入口に着くと、新婦の家族が出迎える。新婦はまだそこにはいない。そこで、ちょっとした歓迎の儀式が行われると、いよいよ新郎の家族、それに続いて我々踊るゲストがゲストハウスへとなだれ込む。



先ほどの写真の会場が人で埋め尽くされ、しばしの歓談タイムの後、いよいよ新婦が登場する。今夜はクライマックスらしく、昨日よりもゲストの数も多い。また、海外からやってきたという親戚も何人かいた。

派手な音楽の中で新郎と新婦が一緒になり、ひとしきり写真撮影などが行われる。が、その後は昨日と一緒。ひたすら前菜が出ておなか一杯になると、やはりあったかダンスステージ。踊りが始まり、おなか一杯で休んでいるとターバンまいたお父さんに、何やってんだと怒られる。

あぁ疲れた、おなかも一杯という頃に、なぜかメインコースのカレーが大量に用意され、そこからまた食事が始まってしまうのである。その間もひたすら踊りは続き、たまにダンスステージから、蛇のように踊りの列が会場内を練り歩き始め、休んでいる人をその列の中に取り込みながらダンスステージへ戻るということが行われる。ここで絡め取られるとまた踊らないといけないのである。

お開きは深夜零時くらい。今夜の宴会場は屋外であったが、この季節のインドは朝晩涼しく、雨も少ないのでなかなか快適であった。しかし白馬の行進はすごいね。

イカ持ってけ事件 Ⅱ

2008-12-13 | ◆釣りバカ
再発防止に努めてきたにもかかわらず、また起きてしまったのだ。
イカ持ってけ事件。これで2回目。

こういうことは設備投資をやった後に良く起きる。
前回のオオアジ+鯛に気をよくして、いよいよ船釣りの設備投資を開始したのが良くなかった。船釣りは釣竿から長靴まで全部貸してくれたりするので、極端に言えばクーラーだけ持っていけば楽しむことが出来る。しかし、玄人っぽい人たちを見ていると、何となく自前の道具が欲しくなる。

それで、まずは周辺からということで、竿のホルダー、長靴、雨具まどから揃え始めたのである。そしてその矢先。

調子に乗ってまたオオアジを釣りに出かけたところ、潮がえらい悪いらしく、魚がほとんど餌を食わない。それでもオオアジを一尾しとめたものの、それ以外はコアジ二尾のみ。それで陸に上がってきて、船宿の女将に報告すると、悲しげな顔をされてしまった。

前回も乗ったこの海福丸は、戻ってくるとおでんが出る。釣れないと声も出す気にならないので、黙々とおでんを食っていると、女将が近寄ってきて

「イカ、刺身にして食べなさい」と。

「釣りに来たのに、こんなの持って帰れるかよ」とは言わず。

「すんません。助かります。」と言ってしまうのでした。

あぁイカ持ってけ事件Ⅱ。どうしてこうなるかな。