Ambivalent Blog

e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

『Ambivalent Images Ⅱ』 いよいよ始まります 

2010-08-30 | ◆アート
本日、会場の設営を行いました。
いよいよ明日から開始です。
暑い日が続きますが、お立ち寄り頂けましたら嬉しいです。

なお、飯田の在廊予定は以下の通りです。

8月31日(火) 終日
9月1日(水) 13:00~
9月2日(木) 13:00~
9月3日(金) 終日
9月4日(土) 15:00~
9月5日(日) 終日  

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□日程 8月31日(火) ~ 9月5日(日)
□時間 11:00-20:00 (最終日のみ18:00)
□場所 The Artcomplex Center of Tokyo 2F "ACT5"
□レセプション・パーティ 9月3日(金) 18:00~


飯田哲夫 個展  『Ambivalent Images Ⅱ』

2010-08-15 | ◆アート
昨年に続き、個展を開催致します。昨年は久々の展示だったので過去の蓄積もありましたが、今回は全部新作です。

□日程 8月31日(火) ~ 9月5日(日)
□時間 11:00-20:00 (最終日のみ18:00)
□場所 The Artcomplex Center of Tokyo 2F "ACT5"
□レセプション・パーティ 9月3日(金) 18:00~

今年はアクリルによる平面作品のみですが、地塗りで筆を使っている以外、作品の彩色では筆は使っていません。では、どうやって描いているかというと、全て木の板に塗りつけた絵の具を圧着する方法で彩色しています。厳密には板に絵の具を塗るために筆を使っていますが、作品そのものへの彩色では一切利用していません。

板を圧着するに際しては、全体のバランスを見ながら場所と色彩を決めていきますが、その圧着具合は、その下地の滑らかさ、板についた絵の具の分量や粘り、そして圧着の力加減によって不安定となり、その結果には常に偶然性が付き纏います。

つまり、コントロールの下に彩色を行おうとすると、常にそれを裏切る色面が板の下から立ち上がって来ます。そして、意図せぬバランスの崩れを補正しようとして、次の圧着を行うと、新たなバランスの崩れが生じます。これを繰り返すことで一枚一枚の作品を仕上げていきます。

コントロールしようとする意志とそれを逃れようとする偶然性。これを同居させた作品群からは、最終的には心地よいリズムが生まれてきます。それは、自分の仕事も生活も生き方にも共通するものであるからであるような気がします。

昨年は、「縦109cm * 横79cm」の大型サイズの作品が中心でしたが、今年はその半分のサイズ、更には「縦23cm * 横16cm」の小型の作品も作りましたので、いろいろ変化があって面白いと思います。皆さん、是非お越し下さい。