Ambivalent Blog

e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

日本銀行にTCP/IPで接続

2004-08-23 | ◆ビジネス
日本銀行にもTCP/IPで接続できるのである。これは日銀のホームページの話ではなく、日本銀行が運営する銀行間決済システムの話である。

通称日銀ネットと呼ばれるこのシステムは、長らく全銀プロトコルと呼ばれる独自の接続方式を採用してきたが、これもついに標準的な通信プロトコルであるTCP/IPに取って代わられる。

TCP/IPならインターネット経由で日銀の決済システムにアクセス出来るのか、といえば、もちろんそういう話ではもちろんない。通信方法としてTCP/IPを採用したということで、そのネットワークはオープンではない。

そうは言っても、業務システム側からしてみると、大きな進歩であることは間違いない。標準的な通信モジュールを活用することが出来るので、接続に掛かるシステム・コストを押さえることが可能となるからである。が、まぁこんなことに興味を持つ人は誰もいないでしょう。

ところで、日銀は「生活意識に関するアンケート調査」というのをやっている。その中に「日本銀行と聞いて思い浮かべる言葉」というのがある。複数回答であるが、

第一位:「お札」     72.5%
第二位:「固い」     45.3%
第三位:「わかりにくい」 38.2%

あまりにも納得感のある結果なのだが、それでも質問する日銀の姿勢は好きである。相手からどう理解されているのか、というのは企業でも往々にして判っていないことが多いからである。

さて、「その他」を除外すると、何と最下位は

「気さく」 0.1%

でした。そういう選択肢を用意するほうも用意するほうだが、選ぶほうも選ぶほうだ。気さくな人と、気さくだと思った人に会ってみたい。が、私の知っている日銀の人も、実は気さくである。