NTTドコモは、FOMAのパケット通信料定額制サービス「パケ・ホーダイ」が利用できる料金プランを拡大し、3月1日よりFOMAの全ての新料金プランで利用可能にする。受付開始は2月20日から。
これまで「パケ・ホーダイ」は、新料金プランの「タイプM」以上、新規受付が終了している旧料金プランでは「プラン67」以上との組み合わせから利用可能だったが、今回の変更により、FOMAの全ての新料金プランで「パケ・ホーダイ」が利用可能になる。
新たに「パケ・ホーダイ」が利用できる料金プランは、「タイプSS」「タイプS」「タイプリミット」「タイプビジネスファミ割ワイド/ファミリーワイド」「ファミ割ワイドリミット/ファミリーワイドリミット」。「ファミ割ワイドリミット/ファミリーワイドリミット」については3月1日から提供が開始される。
「パケ・ホーダイ」の料金は月額4,095円だが、これまでは月額6,930円の「タイプM」以上の契約が必要だったため、「パケ・ホーダイ」を利用するには毎月合計で1万円以上かかっていた。
今回の変更により、月額3,780円の「タイプSS」との組み合わせも可能となり、月8,000円程度でiモードが定額料金で利用できるようになる。さらに、「ファミリー割引」と「いちねん割引」を組み合わせればより安価に利用することも可能。
なお、これまでと同様、「FOMAデータプラン」「FOMAユビキタスプラン」は「パケ・ホーダイ」との組み合わせの対象外。また、旧料金プランについては従来から変更はなく、「プラン67」以上と組み合わせる必要がある。
同社では今回の変更について、「ユーザーからの要望も多く、ネットワークの増強などにより十分対応できる目処がたったため」としている。
申し込みは、ドコモeサイトやドコモショップなどドコモ商品取扱店、DoCoMoインフォメーションセンターへの電話で行なえる。ドコモeサイトへのアクセスはiMenuの「料金&お申込み」から。DoCoMoインフォメーションセンターへはドコモの携帯電話から「151」をダイヤルする。
ドコモ、パケ・ホーダイを全てのプランで利用可能に
ついにFOMAのほとんどのプランでパケホーダイが適用できるようになり、DoCoMoの最大の弱点が克服される。
ファミ割ワイドでもパケホーダイ適用になれば、他社よりも安くパケット定額制が利用できることになりそうだ。これは他社にとっては脅威かもしれない。
しかし、auもボーダフォンもダブル定額に代表されるように、パケット割引と定額制の敷居を低くして使いやすくしているので、いずれDoCoMoも追従せざるをえないだろう。
それにしても、最近のDoCoMoはMNP目前にして、次々とサービスの改良をしていて、徐々に魅力を増している。ボーダフォンあたりはうかうかしていられない状況だ。