クジャクソウです。
結婚した頃、義父(故)が庭に植えてくれました。
綺麗に咲いた花を見ると優しかった義父を思い出します。
義父が亡くなったのは78歳の時。
胃の手術をした後、余命は宣告されていたと思います。
両親、兄弟夫婦と子供達、皆で旅行に行きました。
その時の写真に写ってる義父の表情が寂しげで・・・。
見る私達も辛かった。
義父はどんな気持ちだったのだろう?
これが最後・・・って思っていたのかな・・・。
戦(いくさ)、戦争・・・などなど。
病死とは違う最期。
覚悟を決めての死。
どんな気持ちなのだろう?
亡くなった私の父は、「亡くなった戦友に申し訳ないから葬式はしないでくれ。」と言っていました。
戦争のことを思い出し、夜中に飛び起きることも有りました。
何年経っても夢を見る・・・と。
覚悟を決めて命を落とした人を何人も見てきたのでしょう。
生き残った父も辛かったのだと思います。
私、よく思うんです。
死を覚悟した男が遊郭で女を抱く。
この時の気持ちってどんなだろう?って。
何を求めていたんだろう?
ただ欲求を満たすだけでは、きっとないですよね?
なんだか、とっても切ないです。
『忠臣蔵1/47』
堀部安兵衛演じる拓哉君が素晴らしい。
これは討ち入りの前日ではないのですが死は覚悟していたはず。
この表情を見るだけでも心の内が見えてくるようで切ないです。
美しいシーンですね。