10月17日。
今日は大好きな作曲家、ショパンの命日です。
ピアノの詩人と言われているショパン。
瀬名君も好きだったらしいショパン。
瀬名君もよく「詩人入ってますよ。」って言われていましたね。
ピアノの詩人から浮かんだ台詞だったのかなあ?
ショパンの曲はとても美しくてロマンティックで、ちょっと女性的に聴こえるかもしれません。
そういう感想も多いですし。
でも、私はとても男性的だと思っているんです。
例えば、シューベルトやシューマン(シューベルトほどではない)の曲を聴くと苦しくなることが多いんです、私の場合ですが。
なんというか…不健康な美しさ?
苦しみ、切なさ、葛藤・・・などなど。
心の奥底に有る苦悩に自ら入り込み、人に見せない部分を曲にはさらしている・・・みたいな。
案外女々しいのでは?って思うのです。
明るい曲も多いですが、私は悩ましい方が好き。(笑)
とりつかれたように聴き入ってのめり込みます。
聴いていると辛くなるんですけど、これがたまらない快感でして・・・(笑)
ショパンはこういうことが無いんです。
装飾音が多くてとてつもなく美しいんだけど健康的。
聴き入ることが多いけど辛くはならないんです。
だから、ショパンは心(芯)が強いのではないかと思うのです。
乱れない感じがします。
(悪く言えば、そんなに深くないのかもしれません。)
でも、大好きな曲がいっぱい!
聴いても嬉しいし、弾いても嬉しいです。
私が特に好きな曲です。
舟歌(バルカローレ)・嬰ヘ長調・作品60
バラード第4番・ヘ短調・作品52
幻想曲(ファンタジー)・ヘ短調・作品49
24の前奏曲(プレリュード)・作品28
深いです。
ピアノ協奏曲第1番・ホ短調・作品11の第2楽章
ピアノ協奏曲第2番・ヘ短調・作品21の第2楽章
この2曲の美しいことったら・・・たまらなく好きです。
こうして書いてみて、私が好きな曲にはヘ短調が多いことが分かりました。
偶然かなあ?
他にも大好きな曲が山ほど有ります。
嫌いな曲を探すほうが簡単かもしれません。
ショパンと言えば「マズルカ」
マズルカにも大好きな曲、名曲が沢山有ります。
今、ポーランドの首都ワルシャワで第17回ショパン国際ピアノコンクールが行われています。
5年に一度のこのコンクールは最大級。
18日~20日に行われる本選に日本人の小林さんが進みました。
山口県出身の20歳の女性の方です。
本選に進んだのは10人。
本選に進んだだけでも名誉なことですが、入賞したら間違いなく世界的ピアニストになります。
審査の発表は21日の朝。
楽しみです。
ショパンの生家
ショパンが描いたクレヨン画。
絵も上手だったのですね。
これを見るとたまらない気持になります。
臨終の床のショパン。
T・クフィヤトコフスキのスケッチ。
私のお宝。
ショパンの作品が全曲入っています。
ピアノはウラディーミル・アシュケナージ。
大好きなピアニストなのですが、今は指揮者としての活動のほうが多いかもしれません。
詩人かぁ・・・
秋の詩で私が一番最初に頭に浮かぶのは、ポール・ヴェルレーヌの詩です。
上田敏訳の、「秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し~」
こんな素敵な詩を書いているのに、この人、とんでもない。
ヴェルレーヌと言えばランボー。
ランボーとの仲は有名ですが、ヴェルレーヌのほうがランボーよりずっとランボー(乱暴。笑)。
スマスマで林修先生が拓哉君のことをルパート・ブルックとい詩人に例えていました。
ルパート・ブルックという名前、初めて知りました。
あまり深い意味は無かったような・・・。
でも、勉強になりました。
中居君が、「俺のプライベート、何を知っているんですか?」って言ってましたけど、その通りだと思います。
その人を深く知らないで文学者に例えるのには無理が有ると思いました。
面白かったですけどね。
地元の秋の日です。(駅前)