楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

『私の自転車旅物語』 - 想い出を辿る旅 檜山へ 1 -

2021年03月21日 | 『私の自転車旅物語』

2013年7月21日の晴れた日に札幌駅前から中央バス「はこだて号」に乗った。 想い出を自転車で辿る旅のスタートを仕事の初任地だった檜山管内にした。

予約の時に自転車輪行であることを伝え、当日は専用袋に入れた状態で床下の収納庫に自分で運び入れる。運転手から壊れた場合は責任を負わないことを告げられる。

観光シーズンはスーツケースが優先されるが取り残されたことは無い。自転車運搬は航空機のLCCの一部とフェリーは有料だか長距離バスは無料だ。

 

高速道路を5時間のバス旅をして函館駅前に到着。MTBを組み立て、『自遊旅』に向かった。自転車で日本一周をしたMさんが使わなくなった実家を改造して旅人に無料の宿として提供している。もう15年は経つだろう。

 

《Mさんの『自遊旅』》 

 

Mさんは隣の千歳市に住んでいた時にロードレースや自転車旅の手解きをして頂いた師匠のような人だ。出会わなければ今のように自転車が趣味にはならなかっただろう。

75歳を過ぎているが夏になると「ねぶた」や大曲の花火大会を目がけて自転車旅をしている。土方歳三についての造詣が深く、官軍との戦場を巡る古道に詳しい。

 

『自遊旅』に落ち着いて早速二人で温泉へ。旅人にはお馴染みの“ラッキーピエロ”で特製ハンバーグの夕食を摂り、帰り道にとあるスーパーに寄る。元祖・ハセガワストアの「ヤキトリ弁当」を買うためだった。

串抜き用の仕掛けとしてケースの下に小さな穴が開いている。

 

四方山話やら旅のことを話して夜が更けた。

「雨が降ってきてもテント設営ですか」と聞くと「勿論!」。「どんな場所が良いのですか」と聞くと「遊具の無い広場」と言う。

子供の遊ぶ住宅地の公園は不審者に間違われて通報されることもあるので注意するようにとアドバイスがあった。

「一度経験すると度胸がついて大丈夫」と激励される。

 

《旅ノートへ手紙》

 

次の旅人のつまみ用にビーフジャーキーを冷蔵庫に入れて、江差へ出発。

(つづく)

 

 

 

 

 

 



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