楕円と円 By I.SATO

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現代社会が生み、選んだ政治家

2020年01月28日 | 日記

国会の予算委員会は何を聞かれても安倍総理の鉄板テンプレート答弁で時間だけが経過し、疑惑は解明されない。野党のスタミナ切れを待っている国会論議だ。

しかし、「そろそろ・・・」というマスコミ誘導に惑わされてはならないと思う。野党には頑張って欲しい。汚染土壌に作物も花も育てるわけにはゆかないのだから。

「安倍晋三」大研究(KKベストセラーズ 2019.6.5 望月衣塑子&特別取材班)を読んでみた。

面白い構成になっていて、思想家内田樹氏と望月記者との対談は国家権力という大権が独裁的な権限として世の中に蔓延っていることを再確認させる。

何故、そうなったのか。

内田氏は「彼(安倍晋三)を心理学的に分析することは安倍政治を理解するためには、何れ必要になると思う。」と述べつつ、「日本の有権者は一体何を根拠にそれほど無防備で楽観的にしていられるのか、僕はこちらの方が理解が難しい。」と述べている。

安倍晋三なる人物が総理大臣を去っても国民が事態の深刻さに気がつかない限り、同じ政治は続くということか。

政治の私物化、霞ヶ関の破壊。その実態を『嘘』と『詭弁』で覆い隠そうとする安倍政治とそれを生んだ現代社会の重苦しさが本からも国会中継からも伝わってくる。

対談の最後の内田氏の結論は強烈だ。解決策は日本の政治をここに至らしめた有権者個々人にしか無いというメッセージとして理解した。

 



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