愛媛大学の山口修平講師らの研究グループは、ファインケミカルの原料になる「2シクロヘキセン1オール」という化合物を安価に合成できる触媒を開発した。
従来の有機溶媒を使った合成と異なり、水を溶媒にして合成できるため環境負荷を低減できる。実用化に向け、共同研究先の企業を募っている。大きさ10ナノメートル(ナノは10億分の1)程度のゼオライトの隙間の中に、鉄系の錯体を取り込んだ新たな触媒を開発した。
この触媒を使って水を溶媒にして、シクロヘキセンを原料として酸化反応を行うと、2シクロヘキセン1オールを合成できる。触媒は固体であるため、合成反応に使った後に、分離や回収ができ再利用を可能にした。有機溶媒の処理コストも削減できる。
従来法では有機化合物を溶媒にする必要があり、触媒を有機溶媒に溶かして使っているため、触媒の回収ができない。有機溶媒の処理コストもかさむ。
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