慶応大学理工学部の栄長(えいなが)泰明教授らの研究グループは、環境負荷の少ない有機合成法「有機電解反応」で、レアメタルを使わずに有用な化合物を高効率で合成することに成功した。電解の電極に一般的なレアメタルではなく、ダイヤモンドを使う。医薬品の開発につながる可能性があるという。
有機電解反応の電極としてレアメタルの代わりに、ホウ素を含んだ導電性のダイヤモンドを使った。「イソオイゲノール」という化合物をメタノール溶媒に溶かして電解反応を進めたところ、抗炎症活性を持つ「リカリンA」を合成することができた。白金を電極にした場合と比べ、効率は2倍だった。
ダイヤモンド電極が、従来の電極にはない反応性を示すことが明らかになった。アルツハイマー治療薬や生活習慣病改善につながる、新たな医薬品の開発に役立つ可能性があるという。
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