3・29開幕は譲らない構えの巨人・滝鼻オーナー
巨人・滝鼻卓雄オーナー(71)は22日、“3・29開幕案”を強行したい考えを示した。さらに、開幕日だけでなく延長戦の扱いなど、今季の試合方式でセと異なるパ・リーグにも、交流戦を休止する可能性をほのめかして牽制(けんせい)。26日のオーナー会議で、持論を展開するつもりだ。(サンケイスポーツ)
“内政干渉”は認めない。都内で取材に応じた滝鼻オーナーは、29日のセ・リーグ単独開幕にこだわる姿勢を強調した。
「それ(29日開幕)は動いていないのではないか。開幕は政府が決めることですか? 節電してくれというのは政府が言うことだろうが、開幕を何日にしろというのはお上が決めることか。日程はわれわれが決めること」
3月25日の当初開幕を、29日に延期しただけでも大変だった。その新日程も“お上”の意向で変わろうとしている気配をオーナーは感じ取った。
「こういう重大な時期だし、国難という言葉も使われる。それをしっかりと受け止めて週末(26日)の会議で議論する」としたうえで、あくまでもセの29日開幕は譲らない考えを示した。
また開幕を4月12日に延期したパ・リーグにも言及。「パが先行していろいろなことを決めているようですが、そうはいかないと思います。交流戦の日程もどうなるかわからない。交流戦はもういらない、と(パが)言うならば、それはそれなりの考え方があるだろう」と、交流戦中止の可能性をほのめかしながら、パを牽制した。
東京ドームでのデーゲーム開催も困難な状況に追い込まれているが、代替球場などに関しては「まだそこまではやっていない」。問題山積も強気の態度は崩さず、26日のオーナー会議に出席する。(阿見俊輔)
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