団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

週末東京震度4 首都直下の前触れなのか

2012-11-29 20:20:57 | 日記
 3連休の中日(24日)、千葉県北西部を震源とするマグニチュード4.9の地震が起きた。東京23区や神奈川県東部では震度4を観測し、久々の揺れにドキッとした人も多いだろう。日本列島では連日のように、かなりの揺れの有感地震が相次いでいる。22日には宮城県沖で震度4の地震が起こり、24日にも震度4が2回起きた。同日、茨城県南部でも震度3の地震があった。いずれも関東に近いだけに気になる。連続する地震は危険な兆候なのか。元東大地震研究所准教授の佃為成氏はこう言う。

 「これらは、東日本大震災の余震と考えていい。あれだけの巨大地震の場合、過去の海外の例を見てもM8級の最大余震が来てもおかしくないのです。幸い、それほどの規模の余震は来ていませんが、こうやって地震が連発しているときは要注意です。まだまだ気をつけた方がいいでしょう」

  とはいえ、24日に東京を揺らした地震については別の見方もある。地殻変動解析を専門とする元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏が解説する。

 「今回の地震の震源は、柏崎―千葉構造線の延長線上の終端で、これまであまり地震が起きていない場所です。首都直下地震を引き起こす東京湾北縁断層も一部含んでいる。断層は大地震を引き起こす際、まず端から動き出すため、今回の地震は不気味です。しかも大きく揺れている地域は、構造線上に位置している。ただでさえ、首都直下地震はいつ起きてもおかしくない。それだけに一層の注意が必要な時期に来ているのです」

  まだまだ不安が拭えない。


 (日刊ゲンダイ2012年11月26日掲載)

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