逃げられない欺瞞

「子供たちや孫たちに(ツケ)を残さないために」の言い方が政治や経済を語るとき良く使われる。

国債や原子力廃棄物など自分も日記に書いたことがある。 しかし、最近この言い方に欺瞞を感じるようになった。

 果たして、我々は子供たちにツケを回さないように本気で考えているか? 実は「孫や子はどうなっても良い」とあきらめてはいないか?

 1000兆からの借金はツケを回して子どもたちが返済できるような規模ではなく、ギリシャを見るまでもなく経済社会を壊すようなレベルになっている。

 原発の廃棄物は人間の祖先がネアンデルタールであった何十万年前に遡るほどの年月が必要だ。

 孫子をいたわるかのような言い方をするが、今いる子供たち若者が家から出られなくなったり3人に一人が自殺を考えるほど悩む実態にどれほどの手を尽くしているか。

 自分自身の欺瞞から逃げられない。

 

 

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