銀二貫@高田郁
あらすじ(「BOOK」データベースより)
大坂天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。
またまた高田郁さんの本、読みました。
みをつくし料理帖シリーズ、出世花とちがって、男性・松吉が主人公。松吉の成長ぶりが小気味よいテンポで描かれているところがとてもいい感じでした。困難にぶつかり克服して、困難にぶつかり克服して、どんなに苦労してもその都度困難に立ち向かう松吉を思わず応援していました。そして高田さんの作品らしく、周りにいる人がすてきです。松吉を見守り続ける和助、お金よりも大事なものをきちんと知っていてその生き方を貫く信念ある強さ、そして人に対する愛情の深さが本当に周りを幸せにしていると思います。番頭の善次郎は最初、松吉につらく当たっていたものの、それは信心深さからくるもの、そして本当は心優しい人で、素直じゃないけれども人にフッと笑みをもたらせてくれます。松吉の親友となった梅吉はほんと、温かないい人です。銀二貫、貯まるたびにいろいろなことがあって、なかなか天満宮に寄進することがかなわなかったけれども、寄進する以外に使った銀二貫が実りあるものになっていて、和助の生き方がより輝いて見えました。銀二貫の寄進については最後はホッ。そして最後の和助と善次郎の会話にじんわりと心が温まりました。
松吉と真帆との絡み、じれったくて歯がゆくて。でも松吉がずっと悩んでいた問題を真帆と一緒に解決して、ふたりの絆がますます深まり一安心なラストでした。
当時の寒天作りや風景や火事のこと、大阪商人の心持ちなど細かく描かれていて、さすが高田さんだと感服しました。
あらすじ(「BOOK」データベースより)
大坂天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。
またまた高田郁さんの本、読みました。
みをつくし料理帖シリーズ、出世花とちがって、男性・松吉が主人公。松吉の成長ぶりが小気味よいテンポで描かれているところがとてもいい感じでした。困難にぶつかり克服して、困難にぶつかり克服して、どんなに苦労してもその都度困難に立ち向かう松吉を思わず応援していました。そして高田さんの作品らしく、周りにいる人がすてきです。松吉を見守り続ける和助、お金よりも大事なものをきちんと知っていてその生き方を貫く信念ある強さ、そして人に対する愛情の深さが本当に周りを幸せにしていると思います。番頭の善次郎は最初、松吉につらく当たっていたものの、それは信心深さからくるもの、そして本当は心優しい人で、素直じゃないけれども人にフッと笑みをもたらせてくれます。松吉の親友となった梅吉はほんと、温かないい人です。銀二貫、貯まるたびにいろいろなことがあって、なかなか天満宮に寄進することがかなわなかったけれども、寄進する以外に使った銀二貫が実りあるものになっていて、和助の生き方がより輝いて見えました。銀二貫の寄進については最後はホッ。そして最後の和助と善次郎の会話にじんわりと心が温まりました。
松吉と真帆との絡み、じれったくて歯がゆくて。でも松吉がずっと悩んでいた問題を真帆と一緒に解決して、ふたりの絆がますます深まり一安心なラストでした。
当時の寒天作りや風景や火事のこと、大阪商人の心持ちなど細かく描かれていて、さすが高田さんだと感服しました。
この本、本当にみをつくしの男性版ですよね。
読んでいる最中から、応援しまくりでした。
だけど、高田さん、本当に面白いですよね。
高田さんは、小説に出てくる食べ物はご自身で納得するまで試作なさるので
書く方もなかなか進まないとうかがいました。
納得ですよね。
私はたぶん、現在出版されている高田さんの本は
すべて読み尽くしたと思われます。
早く新作が読みたいものです。
そうなんです、なんだか高田さんの時代小説、はまってます。
時代小説にはまったのは初めてかも
主人公のひたむきさと、その周りの人たちの人情の深さに
引きずり込まれてるんだと思います。
あと、みをつくしや銀二貫は食べ物が軸になってるところ
私にとっては重要なポイントです!
色や香りや味が頭の中に鮮明に思い浮かびます。
にゃんにゃんさん、高田さんの本、読みつくしてるんですね! さすが
次に読む高田作品は何にしようかな♪ ←またまた読む気満々です
車を運転してた時に ラジオから本の紹介があったの
聞いていて 読みたいなと
その当時で3巻くらい出ていて
後は 出るのをひたすら楽しみにしてました
銀二貫 最後の和助さんと善次郎さんの言葉に思わず涙です
私と高田さんの本との出会いはみをつくしで、本屋で見たPOPだったと思います。
食べ物が描かれているのにも惹かれました。(←本にも食を求めるこの食欲、どうにかしたい‥)
桜さんにおすすめしていただいた銀二貫、とても好きな作品でした。
ねねね、最後の和助さんと善次郎さんの会話、ほんわか ジーンって感じでした