食・飲・読の日記

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あきない世傳 金と銀 七 碧流篇

2019-12-17 15:08:45 | 本(た)
  あきない世傳 金と銀 七 碧流篇@髙田郁 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
大坂天満の呉服商「五鈴屋」の七代目店主となった幸は、亡夫との約束でもあった江戸に念願の店を出した。商いを確かなものにするために必要なのは、身近なものをよく観察し、小さな機会を逃さない「蟻の眼」。そして、大きな時代の流れを読み解き、商いに繋げる「鶚の目」。それを胸に刻み、懸命に知恵を絞る幸と奉公人たちだがー。ものの考え方も、着物に対する好みも大坂とはまるで異なる江戸で、果たして幸たちは「買うての幸い、売っての幸せ」を実現できるのか。待望のシリーズ第七弾!




シリーズ第六弾、あきない世傳 金と銀 六 本流篇の読書感想文はこちら

いい! よかった!!! これまで幸と五鈴屋の面々が地道につないできたご縁がいろんなところでつながってひとつになる、そんなすてきなうねりが巻き起こっていました。特に最終章、幸の亡夫・智蔵が紡いでいたご縁には涙。幸が絞り出す知恵もすごかったし、江戸店のみんなは幸と五鈴屋を思う心を強くしているし、そこに新しいご縁も生まれ、幸の妹の結が江戸に来て華やかさも加わって、ワクワクしかないって思いつつ、実は五鈴屋の跡目はまだ決まっていないし、幸の前夫・惣次がどうかかわってくるかが不安です。跡目は何となくこうなるかな、なんて思うけど、惣次については未知数、まだまだ一波乱二波乱ありそうです。ちなみに私、お竹どんのファンです。よく働き、よく学び、人情に厚く、懐が深く、機転が利く、そんな女性に私もなりたいわ。今回は特に江戸の暮らしや季節の移ろいが色や音、温度、香りなどをともなって肌に伝わってくるようで、さすが高田先生だなぁと思いました。

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