食・飲・読の日記

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あきない世傳 金と銀 十 合流篇@髙田郁

2021-06-02 15:12:12 | 本(た)
  あきない世傳 金と銀 十 合流篇@髙田郁 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
呉服太物商でありながら、呉服仲間を追われ、呉服商いを断念することになった五鈴屋江戸本店。だが、主人公幸や奉公人たちは、新たな盛運の芽生えを信じ、職人たちと知恵を寄せ合って、これまでにない浴衣地の開発に挑む。男女の違いを越え、身分を越えて、江戸の街に木綿の橋を架けたいーそんな切なる願いを胸に、試行錯誤を続け、懸命に精進を重ねていく。両国の川開きの日に狙いを定め、勝負に打って出るのだが…。果たして最大の危機は最高の好機になり得るのか。五鈴屋の快進撃に胸躍る、シリーズ第十弾!!




シリーズ第九弾、あきない世傳 金と銀 九 淵泉篇の読書感想文はこちら

型染めの図案を考える兼輔、型彫り師の梅松と誠二、型付師の力造とその女房のお才、型彫り用のこれまでにない紙を調達する千代友屋、幸をはじめとする五鈴屋の面々、みーんなで一致団結して作り上げた浴衣地。用意周到に売り出すまでにかけた時間はなんと2年。幸は商売はもちろん、それ以上に人を大事にし、だからこそ商機を、勝機を、つかむことができるんだろうな。お見事! 大阪から越してきた菊栄も幸のいい相談相手になりつつ、自分の商売も着々と準備中。お見事! お梅どんも大阪からきて、お竹どんとのコンビが楽しめました。最後の最後にお梅どん、おめでとう! ハラハラしたり、イラーッとしたり、そんな嫌な感情が全くなく、それは幸の妹の結が嫁いだ音羽屋が出てこないからだね。ホッ。がんばれがんばれ、と応援し続けて読み終えました。ホッ。ここで終わりでもいいじゃないかと思うけど、まだ続くみたい。気になるのはその音羽屋が今後どのように絡んでくるか、菊栄の商売の行方、幸と兼輔の関係。もう厄介ごとはごめんですが‥

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