


あらすじ(「BOOK」データベースより)
たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。すらりと背の高いせいらちゃんが働く「バーバーひしおか」は、古きよき香りが漂うレトロな“理髪店”。小柄な奥さん・ミミ子さんが切り盛りし、素敵に髪を整えてくれますが、店主の旦那さんはのんきに暮らしてばかり。それもそのはず、旦那さんには思いもよらぬ“裏の顔”があってー



第五弾「花咲小路三丁目のすばるちゃん」の読書感想文はこちら。
花咲小路商店街にまだすんごい人がいてびっくり! それが髪結いの亭主。って、この商店街、普通の人はいるのかしら? せいらちゃん目線で話は進みますが、せいらちゃんだって行動力があって、頭も切れててすごいよ。セイさんと髪結いの亭主が遠巻きにからんで、まずヴィネグレット事件。これ、何にも解決していないよね? 私の理解不足? いや、確かにヴィネグレットはすり替えられたまま。消化不良だわ‥ それからサンプラー事件、これはセイさんが何とかするっていうのが解決したってことなのね。消化不良だけどしょうがない‥ そしてポーセリング・プラーク事件、最後の最後、事件自体が想像もできないありえない方向から展開して、あっけにとられたわ‥ しかも、セイさんの正体、ばれてる!? ばれてていいの? それどころかあっちこっちに知れ渡っててる? それでいいんです、なんとかなります、私ごときが気にしなくて大丈夫っていうすごい結末でした。なにもかも丸く収まる、まさに小路さんらしいな。