食・飲・読の日記

日々の食べたり読んだりを綴ります♪

銀二貫@高田郁

2015-02-18 14:19:04 | 本(た)
  銀二貫@高田郁 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
大坂天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。




またまた高田郁さんの本、読みました。
みをつくし料理帖シリーズ、出世花とちがって、男性・松吉が主人公。松吉の成長ぶりが小気味よいテンポで描かれているところがとてもいい感じでした。困難にぶつかり克服して、困難にぶつかり克服して、どんなに苦労してもその都度困難に立ち向かう松吉を思わず応援していました。そして高田さんの作品らしく、周りにいる人がすてきです。松吉を見守り続ける和助、お金よりも大事なものをきちんと知っていてその生き方を貫く信念ある強さ、そして人に対する愛情の深さが本当に周りを幸せにしていると思います。番頭の善次郎は最初、松吉につらく当たっていたものの、それは信心深さからくるもの、そして本当は心優しい人で、素直じゃないけれども人にフッと笑みをもたらせてくれます。松吉の親友となった梅吉はほんと、温かないい人です。銀二貫、貯まるたびにいろいろなことがあって、なかなか天満宮に寄進することがかなわなかったけれども、寄進する以外に使った銀二貫が実りあるものになっていて、和助の生き方がより輝いて見えました。銀二貫の寄進については最後はホッ。そして最後の和助と善次郎の会話にじんわりと心が温まりました。
松吉と真帆との絡み、じれったくて歯がゆくて。でも松吉がずっと悩んでいた問題を真帆と一緒に解決して、ふたりの絆がますます深まり一安心なラストでした。
当時の寒天作りや風景や火事のこと、大阪商人の心持ちなど細かく描かれていて、さすが高田さんだと感服しました。
コメント (4)
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うな丼

2015-02-18 07:25:02 | おうちでごはん
一昨日に引き続き、昨日も午前様の夫君。

「昨日と同じ電車だった」 ←それがどうした

今朝も寝たと思ったらすぐに朝。ね、眠い‥



土曜日に買い物に行ったとき、国産鰻発見  広告の品
行ったスーパーでチラシを見て広告の品を見つけたのは夫君。

その鰻を使った日曜日のふたりの晩ごはん

・うな丼
・カイワレとお麩のおすまし
・エリンギ入り茶碗蒸し
・小松菜のお浸し


いつ鰻を食べたかと思ったら、なんと2013年8月  約1年半ぶり
やや小ぶりの鰻だったけど、ふんわり柔らかく、おいしーーーっ  さすが国産
私は丼にごはんをうっすらと盛り付け、夫君はごはん→鰻→ごはん→鰻の順に盛り付け、ふたりで1合半、食べちゃいました
私、半合も食べてないくらいだと思うけど。そもそも多めに炊いたのに食べきっちゃってびっくり
出汁を濃く取っておすまし。おいしーーーっ
茶碗蒸しはちょっと味が薄かったです  しまった  急きょ作ったので具はエリンギのみ。ちょっとさみし‥


今日は飲まずに帰ってくると言って会社に出かけかけた夫君。
最後に一言「メールする」
そうね、絶対ってことはないからメールちょうだいな
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