残り全部バケーション@伊坂幸太郎
あらすじ(「BOOK」データベースより)
人生、まだ、続いていくから。裏稼業コンビ「溝口」と「岡田」をめぐる全五章。
裏稼業コンビというだけに、この人たちとは関わりたくないと思うはずなのに、なぜか関わってみたいと思ってしまう魅力的なコンビです。「溝口」は直情型で、裏稼業ひとすじの男。でもしゃべると愛嬌があり、憎めない人柄が伝わってきます。「岡田」は包容力が大きく、力まずに人生を生きている優しい男だと思います。何せ「溝口」がやったことを「岡田」のせいにして、「岡田」の命が危なくなるというときにさえ「溝口さんらしいな」と言えちゃう男なんです。物語は、2人が一緒に裏稼業をやっているときの話や、子供のころの話や、いろいろが時系列に進んではいませんがテンポよく、ちょこっとずつの重なった事実が最後の章につながります。最後の最後、「岡田」の安否は?というところでゾクッとしました。結局「岡田」の安否ははっきり書かれてませんが、きっと生きているんじゃないかな。だって、2人とも残り全部バケーションで生きていくんだから。
あらすじ(「BOOK」データベースより)
人生、まだ、続いていくから。裏稼業コンビ「溝口」と「岡田」をめぐる全五章。
裏稼業コンビというだけに、この人たちとは関わりたくないと思うはずなのに、なぜか関わってみたいと思ってしまう魅力的なコンビです。「溝口」は直情型で、裏稼業ひとすじの男。でもしゃべると愛嬌があり、憎めない人柄が伝わってきます。「岡田」は包容力が大きく、力まずに人生を生きている優しい男だと思います。何せ「溝口」がやったことを「岡田」のせいにして、「岡田」の命が危なくなるというときにさえ「溝口さんらしいな」と言えちゃう男なんです。物語は、2人が一緒に裏稼業をやっているときの話や、子供のころの話や、いろいろが時系列に進んではいませんがテンポよく、ちょこっとずつの重なった事実が最後の章につながります。最後の最後、「岡田」の安否は?というところでゾクッとしました。結局「岡田」の安否ははっきり書かれてませんが、きっと生きているんじゃないかな。だって、2人とも残り全部バケーションで生きていくんだから。