貴ノ花
2005-05-31 | 人
昭和の名大関、角界のプリンス貴ノ花が亡くなった。55歳早すぎる死だ。ガンで闘病をしていることはニュースなどで聞き及んでいたがこんなにあっけなく逝ってしまうとは…
テレビでは晩年は辛いことが多くと言っていたが晩年というにはあまりにも短い時間であった。辛いこと-自身の不倫問題、妻の不倫問題そして離婚、息子たち兄弟の不仲、財産問題と数えればきりがないほどだ。精神的に病んだことが身体にも病を呼びうち勝つことができなかったのだろうか。生きていても良いことはなかったのだろうか。
貴の浪の断髪の折、弟子のためにどうしてもと病の身をおして土俵にかけつけた。抗ガン剤の副作用だろうが顔はむくみ、どす黒く息も絶え絶えに。面差しが変わり死相が現れていることから死はそう遠くないと自身でも気づいていたのであろうか。
輝いた瞬間、貴ノ花として北の湖との優勝決定戦で勝利した時はまだ幼かった私にとっても一番の瞬間として鮮やかに記憶に残っている。史上初の兄弟横綱の息子達若貴の世代を経て二子山親方として人生を送ってきても貴ノ花であった力士時代の記憶の方がより鮮やかなのは私だけではないはずだ。
ご冥福をお祈りいたします。
テレビでは晩年は辛いことが多くと言っていたが晩年というにはあまりにも短い時間であった。辛いこと-自身の不倫問題、妻の不倫問題そして離婚、息子たち兄弟の不仲、財産問題と数えればきりがないほどだ。精神的に病んだことが身体にも病を呼びうち勝つことができなかったのだろうか。生きていても良いことはなかったのだろうか。
貴の浪の断髪の折、弟子のためにどうしてもと病の身をおして土俵にかけつけた。抗ガン剤の副作用だろうが顔はむくみ、どす黒く息も絶え絶えに。面差しが変わり死相が現れていることから死はそう遠くないと自身でも気づいていたのであろうか。
輝いた瞬間、貴ノ花として北の湖との優勝決定戦で勝利した時はまだ幼かった私にとっても一番の瞬間として鮮やかに記憶に残っている。史上初の兄弟横綱の息子達若貴の世代を経て二子山親方として人生を送ってきても貴ノ花であった力士時代の記憶の方がより鮮やかなのは私だけではないはずだ。
ご冥福をお祈りいたします。