はるかに遠い夢

沢田研二さんにロ・メロメロ。
ジュリーの事を考えると頭の中がお花畑。
その花を押し花にしたいなぁなんて…

○刊朝日と「青春の殺人者」

2012年07月19日 | ジュリー その他
「週刊朝日」はご覧になりました?
冒頭のグラビア『鋤田正義 音響と視覚』に、ジュリーの『水の皮膚』より裸でこちらを“Rock You”している超絶カッコイイモノクロ写真が掲載されています。

『この写真は、スタジオで実際に曲を流し、振り付けを入れて歌いながら撮影された』との説明がありました。

この時ジュリーはおそらく全裸でいらしたんでしょうが、全裸でスタジオという閉鎖された空間の中で複数の人間の前に立つって、いくら常に衆目にさらされている方でもかなりのストレスだと思いますが、その中で『振り付けをされて歌』ってこれだけの表情を残せるって、今更ですが凄いアーティストです

前回、鋤田正義氏の写真展が東京都写真美術館で開催されるとお知らせしたブログ(こちらからどうぞ)ではジュリーの写真が展示されるかどうか分かりませんでしたが、どうやら展示されるようです。

写真集とかも出るんでしょうか?何か高そうですね


それから、ゴジさんの「青春の殺人者」を観ました。

あんなに生々しい作品だったとはかなり驚きました

あの女の描き方は師匠の今村監督の影響が大きいのか、母親役の市原さんも恋人役の原田さんも常に生理中のような生臭さ。

普通女の子が恋人の名前を呼ぶ時ってどこか媚びが含まれると思うんだけど、この女の子が「順ちゃん」と訴えるように呼ぶ時、常に魂の叫びのようで心を逆なでされます。

すごく私的な感想なんだけど、実際に一人息子を持つ母親として、もし息子の恋人としてこんなにも女を感じさせる子がやってきたら嫌だろうな~
息子の恋人には女よりも娘を感じたいっていうか、初めてそんな事を考えさせられました

ところで、本作でこれほど女を強烈に描いたゴジさんが、次の「太陽を盗んだ男」での女性が何とも無味乾燥というか、そこだけが「太陽」の中で唯一残念な点だと思うのですが、これってやっぱりこの作品ではジュリーがヒロインも兼ねているからなんでしょうね。

「太陽を盗んだ男」ではジュリーというミューズに全てを委ねたという事でしょうか