中央アルプスの夏休み２０

天竜峡のつつじ橋という名の
吊り橋から見る景色はなかなかのものです。
豊かな流れが岩山を削った、



暴れ川天竜峡のかっこいい景色が目の前です。



きれいな景色なんですが、
とても自然の力を感じますねえ。
そしてそんな景色の少し先の方に、
大きな橋が見えていますよ。

案内では、天竜峡大橋と書かれています。
この大橋の下には「そらさんぽ」
といわれる歩道があるそうです。

つつじ橋を渡ると、



もとの駐車場に戻るには
すごい遠回りになりそうなんで、
ここはいったん来た道を戻りましょう。



そうして車で駅前の観光案内所に行き、
いろいろと話を聞いたら、
さっき見た「そらさんぽ」が
全体を眺められますよとのこと。
これはやはり行かないといけませんね。

天竜峡PAに車を止めて
歩いていくのがいいそうです。
指示通り進んでいくと、
広―い駐車場がありました。
もう大橋が目の前です。

昨日の山に比べて、
少し暑いけど頑張って歩いてゆきましょう。
少し坂道を登って橋のところに行きますと、
立派な歩道橋の入り口に到着します。



自動車道の下に歩道が
作られているんですね。
下には天竜峡の姿が見えるとともに、
おお～なんと昨日登っていた
山まで遠くに見えるんですねえ。
いやあこれは最高です。



歩道橋を進んでいくと、
いろんな案内の張り紙がありますが、
気になったのは、
この橋の下を天竜峡ライン下りの船が
通る時間と電車が通る時間が描かれてあります。

少し待てば双方とも通る時間ですから、
景色でも眺めながら待ちましょう。

ここの景色は幻想的な雰囲気ですね。
まさに「そらさんぽ」ですが、
実は我々は昨日も３０００ｍ上空の
「そらさんぽ」をしてきたんやねえ
と感慨ぶかげです。

で、いよいよまずは船が
下って来る時間になりました。
先ほど渡ったつつじ橋のあたりが一番上流です。
そのあたりを眺めていると、
やってきました。



大勢の人が乗った船が下ってきます。
とおいのでよくわからないけど、
生徒さんたちが乗っているように
見えています。



窓から手を振りながら見てますと、
おお～向こうも手を振って
いるではないですか。

距離的には２００ｍくらいあるようですが、
よく見えています。
天竜川の上で人の心が交流していますよ。

いやあ、あったかくて
気持ちよかったです。

そして次には電車がやってくるはずです。

船とは反対方向に走っていく
ことになっています。
下流はすぐにトンネルなんですが、
時間が近づいてくると電車の音が響いてきます。

ゴトン、ゴトン。

「来たよ～」とカメラを構えていますと、
ばっちりでした。
今度は電車の運転手が手を振っています・・
なわけないか。



でもこちらもまた見ごたえのある
景色でしたねえ。
いい経験をしましたね。

これから飯田線に乗ることがあれば、
きっと手を振ってあげることにしましょう。

こうしていい時間を過ごしたので、
昨日は中央アルプスを、
そして今日は天竜川を
征服したような気分です。

満足して車に戻りましょう。

パーキングエリアには
休憩施設なんかはありますが、
食堂とかはありません。
お昼をどうしようとお茶を飲みながら相談。
昨日までは豪華料理だったので、
今回はあっさりがいいなあということで、
高速道路の食堂に入って
あっさりとすますことにしました。

ではこれで長野県の目的地はすべて制覇です。
今回はあと一か所残っている
岐阜県の風鈴の施設を
残すのみとなりましたので、
向かってゆきましょう。

続く