詰将棋なんかが書かれた
青い将棋ポストを過ぎると、
右手の川の向こうに
瀬戸蔵と言われる施設が見えてきます。
瀬戸市の産業観光と市民の交流を
支援する複合施設です。
道案内をしてくれた高齢者も、
最初に案内してくれた施設ですね。
この先で商店街を散策した後には
そちらの方を回ってみることにしましょう。
一旦左折して商店街に入ってゆきます。
この商店街の名前は瀬戸市の
「銀座通り商店街」といいます。
商店街に入るとすぐにアーケードの下に
「王座戦 八冠獲得」や
「棋王防衛おめでとう」の
横断幕が掲げられています。
王座戦は昔からの練習仲間である
長瀬王座との対戦。
これは藤井君の負けかなという
超劣勢の将棋を大逆転で勝ち抜く
というすごい勝利がありました。
頭をかきむしる長瀬王座。
まるでタイトルが藤井君を選ぶように
棋譜を整えていったような勝ちでした。
すごいですねえ。
パソコンが1:99の劣勢からでも
勝利を呼び込むという
あの強さはなんだって感じですねえ。
また棋王は防衛して二連覇。
もうどの横断幕も「祝」に
飾られています。
次の横断幕は「王将戦」です。
渡辺九段から「王将」を奪取し、
その防衛で羽生九段をも下しています。
羽生→渡辺という彼以前の将棋の
頂点をあっさりと破るという強さに、
将棋ファンたちはもうすっかり
度肝を抜かれましたね。
羽生はタイトルを持ち続けて、
99期にまで来ています。
その彼が冠をかけて挑んだ大会は
二勝したのですが、
藤井君に4勝先勝されたようです。
また渡辺九段も藤井以降は
どうもあの気の強さが抜けて、
気持ちのんびりした感じに
見えるのだが・・。
いやあそう見えるほど結構
悔しいものだと思います。
そして次に並んでいる横断幕が竜王戦。
優勝賞金が最も高い竜王戦。
はじめてそれを奪取したときの
豊島との第4局は名局だと言われています。
それぞれの局面選びも加わって、
ハラハラする戦いが続き、
え、これで負けという段階で投了した
豊島氏の藤井の強さに対する
信頼感および屈辱感がバーンと
現れた大会でしたねえ。
駒の動き意外に、それぞれの棋士の
心の動きまで現れる名局だった
と言われています。
NHKでも特集してましたよね。
そして次が「王位戦」です。
奪取したの木村王位からで、
そこからもう3期も防衛しています。
将棋のタイトル八冠を持つ
藤井君にはこういう大会が
これからもどんどん続いていくでしょう。
そのたびに名局を見せ、
大逆転を見せてきっときっと
もっと強くなっていくのでしょう。
銀座通り商店街に飾られる横断幕も、
どんどん増えていきますねえ。
これからも将棋界は楽しみで、
そういう意味で藤井君は
将棋人気をどんどん高めていくのでしょう。
とまあそんなところでお腹がすきましたよ。
ここへ来るまでおっさん二人は
「八冠どんぶり」とか「将棋藤井定食」
とかあるかなあとか言いながら
来たのですが、食堂があまりありません。
一か所、カツが8枚乗っている
定食があったので
いただくことにしました。
お店の人に「ビールもありますか」と聞くと
「残念ながらないんですよ・・・
あっ、今日はありますわ」と言って
瓶ビールを出してきてくれました。
なにかイベント用に
買ってあったりしたのかなあ。
二人はよろこんで、カツとともに
いただいたのでありました。
続く
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