１８切符で清洲城と犬山城３

１８切符の旅行も順調に進んでいます。



予定通り８時４１分には米原に到着です。
駅のまわりはかなり雪だらけで



しっかり景色の写真も撮りたいのですが、
ここでの乗り換え時間は５分しかありません。
大垣まで行く次の電車に向かいましょう。

なのですが、大阪駅からビールを
飲んでいるのでトイレに行って
おきたくなりました。
さっといって用事を済ませれば
間に合うでしょう。と皆さんには断って
トイレに走ることになりました。

だあ～っと走ってゆくと、
おおなんと大行列ではないですか。
これは間に合わんなあと
あきらめかけたのですが、
もう気持ちはトイレ内に
まっすぐ向かっています。



待つだけ待って頑張ったらいけるかも
と並んだまま待つことにしたのです。
ギリギリです。
用事を済ませて、走りこんで
いこうとするときに
無情にも電車は出ていったのです。

ああ、悲しい。無上の別れです。

同行者はまだかまだかと電車の扉から
顔を出して止めよう
としてくれていたのですが、
駅員に怒られ中に入ったとたんに
扉が閉まって出発したんだそうです。

どこですか、乗ってますか？
とメールが来るが、
間に合わなかったと返事。
大垣駅で待ってるねと
メールのやり取りして
次のことをいろいろと考えていきましょう。

もしかしたら、この後の特急に
飛び乗って名古屋まで先に行ってようか、
とかも考えたのですが、
切符がありません。
切符の管理は別の人が行っており、
もう大垣へと向かっています。

時刻表を繰った時の記憶では
３０分後くらいに電車があったはずです。
場合によってはここで降りて
米原周辺を見学することも
あるかなあと思って
そういうシミュレーションも
したからわかっていますし、
最悪かばんの底には時刻表も
忍ばせておるのです。

いくら考えても無理ですから、
その３０分後の電車を待って
乗り込むしかないなあ
と納得しました。

では一度駅の外に出てみるか
と思っても、うわー切符がない状態です。
もし駅員さんに切符を見せてみなさい
と言われたら、ホームを降りて
雪の駅舎を走って逃げなくてはいけません。
まるで痴漢をとがめられた
犯人のようです。

もう捕まったら、懲役５年くらいは
食らうかもしれません。
こうなったらホームのベンチで
寝た振りしようと思っても寒いしなあ。
さりげなく観光者を装って
のほほんとしておくほかないなあって
思い、ホームでいろいろ写真を
撮ったりしながら過ごしました。



そのあとやってくるメールでは
「大垣で降りて駅のまわりを
散歩してるよ。



マンホールのふたはこんなんです。」



なんて写メがあったりもしましたね。

でもねえ、ここでひとつ疑問が。
出るときに１８切符を見せるでしょ。
その時には駅のハンコは
５つあるけどといわれなかったでしょうか。

「いやあ、米原に残っているねん」
なんて言わなかったでしょうねえ。
そんな話を聞いたら違法乗車の
大捜索隊が派遣されるかもしれません。

なんて言ったのかなあ。
それはちょっと気になります。
あとでまた確認してみましょう。

とか何とか言ってる間に
次の新しい電車が入ってきました。
では乗り込みましょう。
大垣で待ってる人は
この電車に乗り込んでくるはずですから
言っておきましょう。

「僕は３両目の後ろの方に乗っていますから」。

雪だらけの関ケ原方面に
電車が走ってゆきます。



まあこれだけ混んでたら、
切符の検札なんか来ないでしょう。

とまあこんなことを書いているのですが、
これって違法なんですかねえ。
結果的に無事に合流できたので
よしとしといてくださいね。ＪＲさん。

続く