世界最大の口コミサイトの投票で、
死ぬまでに渡りたい
世界の徒歩吊り橋10選に選ばれた
「夢の吊橋」
よかった、死ぬまでに渡ることができました。
寸又川の途中に設けられた
大間ダムにかかる吊橋です。
長さは90mで高さ8mという
巨大な橋ではないのですが、
チンダル現象で青く染まる
ダム湖の上に設けられた
夢のような景色のダムです。
途中橋の手前にダム周辺は一方通行です。
戻れないので渡れないと思った人は
上流の飛竜橋まで行って
そこから見てくださいと書いてあります。
う~ん、なんか飛竜橋の方が
名前的に怖そうな感じがしますねえ。
下っていく道が現れ、
その道の途中に夢の吊橋まで
150mの看板があります。
そしてその下には、
ここからの待ち時間が約90分
と書かれていますよ。
そうなんです。
この吊橋はとても人気で、
観光で人が多い時期には
渡るまでなんと二時間待ち
なんて時があるそうです。
それは恐ろしいですね。
さっきかから人に全然合わないけど、
もしかしたら下は大渋滞?
と心配しつつ降りてゆきますと・・・
無人でした。
これがその「夢の吊橋」です。
真ん中に人の渡る板が張られていて、
その横は木が張られているけど、
隙間だらけのいけいけ状態。
これは怖そうですねえ。
橋を渡るのは最大11人以下と
書かれています。
まあ渡りたい人は二時間も
待って渡る橋です。
勇気をもってわたってゆきましょう。
まずdoironが渡ります。
さほど怖くはないなあと思いつつ
渡っていきましたが、
途中でカメラを出すのに緊張しました。
ちょっと手を離したら水没するでしょう。
これが頑張って移したダムの光景です。
あ、道があそこから狭くなっていますよ。
そして足元を見ると、
青い水の下に山の風景が広がっています。
うひゃ―なんか最悪のことを考えると、
恐怖感が膨れ上がってきます。
負けるもんかと心を強く励まします。
へなへなとなったら
動けなくなる人もいるんでしょうねえ。
だから待ち時間が二時間に
なったりするんでしょうねえ。
そこが今回は我々だけ。
とても贅沢な吊橋渡です。
いい思い出になりました。
橋を渡り切ったら、
そこからは304段の
厳しい階段が始まります。
せっかく吊り橋を作るんだったら、
もっと高いところに
作ればよかったのになあ
なんて思いつつ階段を
上ってゆきます。
途中で休憩所があったので
橋を振り返って見てみると、
4~5人が渡ろうとしています。
一番前がすごい派手な服を着た
お姉さんです。
遠いのでよくわかりませんが、
派手なのはわかるほどの服装です。
これは渡るのに時間がかかるだろう
なあと思っていたら、
スタスタっと進んできます。
そして僕らが階段渡り終えるのと同時に、
のぼってこられました。
派手な服装で、山の中に
お化粧のにおいの渦が巻き起こる
ような人じゃないですか、
人間見た目じゃわかりませんね。
よく見たら外国人のようでした。
ああ、ぼくもこんな橋にも負けない
危ない人生を送ってきましたが、
この人はもっと百戦錬磨のような
感じでしたね。
ここから右に行けば展望台も
あるそうですが、バスの時間の
こともあるので展望台はパス。
外国人は右に行きましたが、
こちらは左に曲がって
飛竜橋の方へと向かうことにしました。
飛竜橋とは、山間に架かる立派な橋で、
竜が飛んでいるように
くねっていたりするわけではありません。
これも森林鉄道のトロッコが
走っていた線路跡だそうです。
続く