地元の神社でガンバロー

新年になって、さっそく地元の
用事が回ってきている。

地元の神社で、おまもりや
おみくじの授与という仕事があるのだ。
社務所の窓口に座って、
昨年と比べてもとても多い
初もうでの参拝者を相手にしているのだ。

若いお姉ちゃんの巫女さんだったら
いいのだろうけど
スーツ着て、裃つけてる
おっさんの社務所というのも
なんかとてもさみしいものがある。

それにつけても今年は昨年に比べて
お客さんももちろん多い。
オミクロン株よりおみくじ引きの
方が皆さんの心に
はびこっているのでしょう。

まずお守りは交通安全と
身体健康の分がよく出ていきましたね。
地元神社のありがたいお守りを、
こんなにも多くの方が
求めてはるんですね。

それと友達には、おみくじは
大吉大盤振る舞いしてくるわ
と言って出かけていきました。

おみくじは一時行列ができていましたね。

ある人はずーっとならんで
ようやく順番が回ってきて、
引いてみたら「凶」。

「あんなに並んだのに、どうして凶なん？」
てぼやいている人がいましたね。
え～僕が悪いわけじゃないですよ。
あなたの引いた番号が
それだったんですからね。
などと心の中で叫んでいました。

来年の氏子会議で「凶をなくそう」
って提案しようかなあ。
それか凶の人にはあと一回引ける
という特典を与えるとかね。

あかんか。

こういう仕事をしていると、
年々いろんな人が増えてきます。
一番増えたのが、御朱印が欲しいという人。
そのたびに神主に連絡するのだが、
よかったら書いてあげるのにねえ。
トラの絵だって入れてやるのに・・
なんて言ってたら、
日々そんな仕事が回ってきそうだ。
いけない、いけない、これ以上
忙しくなってはいけない。

あと参拝者で
「お祓いをお願いしたい」
という人も結構いる。
なかなかこれも大変だ。
うまく時間的にずれているから
対応できたが、重なると
参拝者にとてもご迷惑を
かけることになる。

なにせ神主がお守りの補充や
氏子代表にお茶入れとかしているから
忙しいことこの上ない。

また、もう一つ多かったのが、
「これをご奉納したい」といって
現金を持ってこられる人。

ほかにも、これこれこういう日にちに
厄除けをしてほしい、
といわれる人もいる。
なかなか世の中信じられないことが
多い中で、昔から人々の思いを
支えてきた神社に助けを求める人も
多いのかもしれません。

何年か氏子の代表をやっているだけでも、
そんな風に感じるんですよねえ。

でもそれというのも我が神社が、
それとなく皆さんの信仰心を
満足させてきたってことですよね。
皆さん頑張ってくださいよと、
窓口で祈っていた
doironだったのでした。

２０２２年、今年もいろんなことが
あるかもしれませんが、
少しでもいいことが
ありますようにと、ここでは
ガンバって祈っておきましょう。