大阪の空を歩きに行こう４

警備員のおじさんの動きが少し変です。
なんか言おうとしています。

「そこから飛び出したらあかんよ」
とか
「物投げたりしないでくださいね」
なんて言おうとしているのかな
と思ったら違っていました。

「見たいところは見えましたか？」
と聞いてきたので、
家が泉大津なんですが、
そこの二階で家族が手を
振っているのが見えましたよ。
というと、ちょっと変な反応でした。

その後「ハルカスは見えましたか」
というので、わからなかったなあ
というと、説明が始まりました。

「あそこの少し広くなった
展望台のところに立って
こちらを見ると、こんなビルが見えます。
その二つのビルの間に
ちらっと見えるんです」とのこと。

じゃあ見てみますといって
とことこと回ってみると、
おお確かに見えています。



ああやはりほかのビルの陰に
なっていたんですね。
さがしてみてください。

じゃあ、大阪城はというと、
「それはこちらに立って視線を走らすと、
小さいけれども見えているはずです。」



と言いながら移動してゆきます。

ああ、警備員にこちらに来て
状況を聞かせてもらいましょうか
というような補導されていく
おっさんのようです。

「ここですよ。」

「小さいけど見えるでしょう。」

「はい確かにありました。」

ほかには、と聞くので
「太陽の塔は？」と聞くと、
それだったらこっちねとか言って
説明してくれはります。

「あそこに観覧車がみえるでしょう。
その横にある小さい塔がそうです。」



メガネはかけてはったけど、
目のいい警備員ですね。

じゃあ箕面は？

あの山は？

とか聞いてとても勉強になりました。
無料の券できているのに、
ダブルでお得でしたねえ。

まあ今の時期は客も少ないので、
警備員も暇なんでしょう。
こちらのお笑いにも反応してもらった上に、
細かい知識まで披露してもらって、
大満足して展望台を去ってゆく
doironだったのでした。

さあこれで目的は達しました。
ではまた同じ道を戻っていきましょう。



途中でふと気づいたのが、
先程下で歩いた森の景色がこれです。



確認しなくちゃとおもっていたので
良かったです。

そうして一番下に降りて、
さあではここから大阪駅まで
歩いて行きましょう。

この日はビルとビルの間でしたが、
意外にたくさん歩きましたねえ。
このあたりで昼食をと
思い探したのですが、
たくさん歩いた割には
あまりおなかもすいていません。

あとにするかと電車に乗り、
結局鳳まで戻って、



蕎麦屋でビールを一杯。



その後に迎えに来てもらい、
大阪の空を歩きに行った散歩旅、
これにて無事に終了です。

大阪の空にはコロナもなく
爽やかな風が吹いていたのでありました。