郡上八幡を旅しています。
予約していた宿に入ってから、
周辺を散歩することにしました。
旧庁舎記念館で郡上八幡の概要の概要を知り、
そこから吉田川の右岸を上流に向かって歩き、
八幡大橋を渡り、今は左岸の
遊歩道を歩いているところです。
この遊歩道にも細い水路があって、
水が勢いよく流れており、
その中に大きな緋鯉が何匹もいますね。
とても元気に泳いでいますよ。
川の町八幡のシンボル的な景色ですねえ。
この遊歩道を歩いていると、
外国人が多いですね。
白人系の外国人が、水路を入れながら
写真撮影に熱心です。
いやいや今はどこへ行っても、
外国人の観光客の多いこと。
日本人でもあまり知らない
郡上八幡の小さな水路に群がるなんてまあ、
まるでどんな情報が、
どんなかたちで世界に
流れているんでしょうねえ。
そんなことを疑問に思いながら、
しっとりと散歩を続けていたら、
旧庁舎の記念館のところに
知らない間に、戻ってきました。
時刻は午後5時半くらいです。
ぼちぼちと夕食に向いましょう。
宿は朝食付きの素泊まりを
取ってあるだけなので、
夕食はどこかお店に入って
いただくことにしましょう。
この記念館の周りにも焼き肉屋が
あったりといくつかお店がありますが、
こうして歩いて散歩している間に、
だいたい決めていました。
居酒屋とかでもいいのですが、
あの名物「ケイちゃん」を出してくれる
食堂があったので、そこに入ることにしました。
川沿いのお店で景色のよさそうな
感じでしたね。
新橋を渡って、その食堂の前に行くと、
いろんな食事が表に看板で出ています。
「飛騨牛焼肉定食」なんかも
描かれてあったのですが、
ありましたよ。「ケイちゃん定食」です。
中に入ると、すでにお客さんが
座っています。一人で川を見ながら、
お酒を飲んでアユを食べている人、
若い女性の3人連れが
川沿いの席に座っています。
doironは一列中のテーブルです。
生をとりあえずいい、
そのあとケイちゃん定食を注文しました。
あゆなんかもうまそうやなあ
と思いましたが、ケイちゃんは
しっかりカロリーのありそうな食事ですから、
自重しておきましょう。
とりあえず生ビールをいただきつつ
待っていたら固形燃料のコンロの上に、
鉄なべに乗ったケイちゃんがやってきました。
野菜とうどんと鶏肉が乗っています。
そして店の人の説明が始まります。
「もう火がついているので、
野菜がやわらかくなってきたら、
混ぜていってください。
お肉にまで火がとおってから
食べてくださいね」とのこと。
ビールを飲みながら
お箸でつついてゆきます。
やがて、いい感じになってきたので、
さあいただきましょう。
う~ん、かなりニンニクたっぷりです。
ソースにニンニクを絡ませているんだそうです。
うまいなあとつつきながらも、
向うで話をしている女の子の声とかが
聞こえてきます。
出てくる地名を統合すると
三重県からやってきているようです。
それとなく話が聞こえてくるのですが、
彼女らは「郡上八幡(ぐじょうはちまん)」
のことを「ぐんじょうやはた」と
言ってるようです。
え~と思わず声が出そうになりましたが、
押さえましたよ。
そういう名前もあるのかもしれませんが、
はたしてどうなんでしょうか。
続く
郡上八幡を散歩しつつ、
観光を楽しんでいます。
もう一度、新橋を戻るとそこに
「折口信夫碑」があります。
大阪生まれの文学者で、
なぜここに碑があるのか不思議だったけど、
ここを旅で訪れてきて
たくさんの短歌をうたったのが
有名なんだそうです。
お城の山のがけっぷちに
しっかりとその碑が残されていました。
その碑の横には道がついていて、
城へ30分くらいで行ける
遊歩道があるようです。
でも今日は城にはいきません。
明日に登る予定をしています。
さあ、すすんでいきましょう。
やがて右手に橋がみえてきますよ。
「学校橋」と地域で呼ばれています。
実際は八幡橋という名です。
実はこの橋から見た川の景色が、
郡上八幡の様子を表現する
大切な景色なのです。
この景色です。
何の変哲もない川の景色に
見えますよねえ。
その一瞬後、河原に水門が広がります。
よく見ると子供たちが海パン一丁で
川に飛び込んでいるのです。
この地方の子供たちにとっては、
これが普通の遊びなんだそうです。
中には、こんな危険なことをして
危ないじゃないかという
大人もいるんでしょうが、
昔から続くあそびで
禁止にはなっていないようです。
流石にこの25年で3名が
亡くなっているそうで、
そのために飛び込み大会は
中止になりましたが、
今も子供たちは飛び込み続けています。
こちらでもこれまでだんじり祭りで
何人もなくなったりしていますが、
まあいまもだんじりは走行している
ようなものですね。
地域で生きていくというのは
そんな生き様を要求されたり
するもんなんかなあって思いますね。
この時も10人くらいが
川遊びをしていた様です。
とても元気で楽しそうでした。
ではまた元の川沿いの町に戻り、
歩きを続けます。
こんな飾りがあったりと、
地元の人たちの暖かさを感じますね。
そして左にあったのが八幡神社です。
これと言って歴史的な遺物が
あるとかそんなんじゃないですが、
多分ここでも盆踊りが
あったりするんでしょうね。
きちんと整えられた雰囲気がありました。
その境内から街の方を見ると、
大きなドームがありますね。
ちょっと昔風の街からは浮き上がってますが、
立派な建物で明日、城の山の上から見るには
立派なランドマークです。
そしてそこで大きな八幡大橋を渡りましょう。
立ち止まって、街中を通り抜ける
吉田川を眺めます。
なんかいい景色ですね。
景色をきれいに描ける技量があれば、
絵にしたいですねえ。
旅の景色をそうして絵に
残していくんなら
今回の旅の景色はここかもしれません。
ザーと気持ちよく流れる
きれいな川を見てると、
魚がいっぱいいますね。
小さな川魚なんかもいるようで、
それらをねらう鳥も多くいますね。
少し前の田舎の自然の豊富な
景色ですねえ。
橋に佇んで、さらに眺めていると
丁度橋を渡ったところに、
川に付き出した展望台が設けられています。
早速立ってみましょう。
八幡大橋は車も渡れる大きな橋ですが、
その展望台に立つと川の流れの音に
支配されますね。
旅に来てるなあって感じです。
そしてその橋のところから、
吉田川の堤防には
下流に向かって親水遊歩道が
続いていますので、
そこを歩いてみましょう。
ユリやギボウシが咲くきれいな小道で、
こんな休憩所なんかも設けられています。
続く
郡上八幡に来て、町中を観光で歩いています。
最初は旧庁舎の記念館に入ってゆきます。
中に入ると、盆踊りの音が聞こえてきて、
踊りの練習をしているような声が
2階の方から聞こえてきます。
盛り上がってますねえ。
それにしても、そこにかかげられた資料には、
7月、8月の2ヶ月で三十数回
盆踊りが開催されるんだと、
書かれています。
え〜そんなに開催されるんなら
練習なんかしなくてもと思うのですが、
なんと開かれる場所によって
踊りも異なるらしいんです。
そりゃあ練習も必要ですね。
でも、どんな感じで各地で踊るの?
と聞くと、スタッフは嬉しそうに
説明してくれます。
例えば、この記念館の前には
駐車場があるのですが、
ここで踊る場合は全ての備品をどけて、
輪になって踊るようです。
そして商店街なんかでする時は、
細長ーい円になって踊りながら
すれ違って回っていく場合もあるそうです。
メインの見どころは、
8月のお盆の頃には夜通し、
朝まで踊るんだそうですよ。
なんかもう夜中には踊りの
神様が乗りうつっていますよ。
とのことだ。
好きな踊りを踊れるだけ踊って
みんなに喜ばれるなんていいですね。
きっとねえ、踊りの神様みたいな
人がいて、みんながあの人を
まねて踊れなんて言ったり
しているんでしょうねえ。
また踊りの季節に来てみても
いいかなあなんて思いますね。
この記念館の中には、
ほかにも踊りの時に使うタオルなんかも
置いていますね。
あと足元の下駄なんかが
沢山置かれています。
盆踊りは下駄で踊るのかなあ、
その辺もチェックどころですね。
お土産品には、食品サンプルがあります。
というのも、この食品サンプルの
創始者である岩崎氏が
郡上八幡生まれなんだそうです。
大阪で妻が作ったオムレツを
モデルに作ったサンプルが第1号で、
地域に貢献しようと
郡上八幡に製造工場を作った頃は、
食品サンプル全国シェアの
70%を占めていたそうです。
そこに並んでいるのは
それはそれは見事なサンプル。
手に取って食べたくなりますね。
そしてさらに、意外に有名なのが
「ハム」です。
大阪でもスーパーでよく並んでいるのが
「明宝(めいほう)ハム」です。
赤いパッケージで
ボリューム感のあるハムですね。
この明宝ハムとならんで
この地方で有名なのが
「明方(みょうがた)ハム」です。
どちらも郡上市にあるんですが、
昔は別の市町村にあったものがいまは、
市町村合併で郡上の中に存在しているそうです。
どちらも同じ時期に始まったんだそうですが、
明宝が有名みたいですね。
でも地域の人は「明方」の方が
塩気が強くおいしいんだそうです。
それに明方はパッケージで
郡上八幡を意識するなど
そんな工夫もしているようです。
何となく心は明方に動きました。
明日はきっと帰り道出発前に
明方ハムをお土産に買って帰りましょう。
ここで地域のことを少し学びましたね。
少しずつ郡上八幡が明らかになってきました。
無料でしたがいい記念館でした。
外に出ると確かに駐車場が目の前にありますね。
ここが盆踊りの場所の一つなんですね。
こんな盆踊りの時に灯される
照明のような物が、
上空に設けられています。
さあ、ではもう少しこの周辺を
散歩してみましょう。
続く
郡上八幡を旅するために、
車で向かっています。
こちら方面を旅する時は、
大概は阪和道から京滋バイパスに
入ってという経路ですが、
今回は往路はまず名神高速で
京都を通過しつつ向かってゆきました。
たまには高速道路の経路を変えて、
色々と周辺観察とかしながら
移動していきましょう。
旅の経路も旅行の一つです。
たまに通ると看板なんかも
変わっていますね。
新名神なんかの案内も新鮮で
興味深かったです。
大した渋滞もなく、
大津にたどり着きました。
ここもとおるのは久しぶりですねえ。
琵琶湖をじっくり眺めながら
昼食を軽くとり、
さあどんどんと車を進めてゆきましょう。
近江富士と言われる三上山や
米原過ぎたら伊吹山も見ながら、
旅心を高めてゆきます。
揖斐川、長良川、木曽川を越えたら
一宮から東海北陸自動車道に
入ってゆきます。
大きな一級河川の
水防のタワーとかも有名ですね。
そんな景色を眺めながら、
車もようやく郡上八幡に到着です。
ナビは川沿いにある宿に
セットしてありますので、
田舎の街中をどんどん進んでいき、
川に沿って続く街中にある宿に到着です。
5時間ちょっとの車旅でした。
宿に入り、部屋に案内されると
そこはもう川のすぐ横で、
まどから川で魚釣りをしている
人の姿が見えます。
少し前にNHKで釣りの番組を
見ていたのですぐにアユ釣りだとわかりました。
見ていると、おお釣れましたよ。
小さいけれど釣れています。
いいなあ。
なんか川の音と人々の生活の姿が
重なって見えています。
こりゃあ、さっそく先ほど
コンビニで買ってきたビールを開けましょう。
いいなあ、旅してるなあって感じ。
まずは一本ビールを吞んで、作戦も練ります。
色々と回れる場所がありますので、
晩飯まで外の散歩を続けることにしました。
と、その前に郡上八幡全体を
紹介しておきましょう。
郡上八幡というのは、
岐阜県郡上市の中の八幡地区にある
場所全体をさします。
街の真ん中には吉田川が流れ、
それが長良川に注ぐ歴史ある地域です。
川にはこの地域では宮ケ瀬橋、
新橋、学校橋、八幡大橋がかかり、
川の両側に町が発達しています。
doironが、この地域を見てみようと思い、
一番最初に行ったのは
宿の近くにかかる新橋を
わたったところにある
「郡上八幡旧庁舎記念館」です。
その橋の上はこんな景色です。
いい感じでしょ。
アユ釣りをしている人の姿も見えます。
人は多く住んでいますが、
水はきれいですね。
下水も発達しているのでしょう。
こんなマンホールがいくつもありました。
新橋を渡るとすぐに
「郡上おどり発祥碑」があります。
ここの盆踊りについても
少し説明しておくと、
夏場には30回以上
郡上八幡の各地で行われています。
特に8月の半ばには夜通し踊るという
期間も設けられています。
あとで資料を見たら、
doironが行ったのは、
今年の踊りがおこなわれる
二日前だったみたいです。
幸い、祭りで町が込み合う少し前の
いい時のようですね。
今向かっている記念館の前も、
期間が来たら全部どけて広い広場にし、
そこで盆踊りが盛大に
おこなわれるんだそうです。
そんな盆踊りの発祥の碑が
その新橋を渡ったところに
立っていました。
続く
自治会内で、市であっせんしてくれている
米を買おうと、回覧や注文聞きで
バタバタしていました。
新米のななつぼしが、税込みで
3750円であっせんしてくれる
ようになったので、当自治会でも
購入希望者を集める作業をしたのだ。
おかげで自治会会員より注文もあって、
喜んでいただけたようで、
ほっとしているところです。
で、そんな作業をしながらも、
気持ちは夏の旅行に傾いていました。
どこか近辺に行けるところが
あればなあといろいろ考えてたのです。
きっかけは一つの食べ物でした。
米ではないですよ。
最近「けいちゃん」という郷土料理を
近所のスーパーで冷凍で買ったのです。
結構にんにくのきいたたれで、
鳥と野菜やうどんを炒める
という料理。
食べてみるととてもおいしかったのです。
ニンニクが聞いているので、
食べるのは外に出ない時。
家で、絵でも描く前の日が
ちょうどいいようです。
それをとても喜んで、いただいたのだが、
その「けいちゃん」で有名なのが、
岐阜県の郡上八幡だということを知りました。
そこは夏の盆踊りで有名なところですね。
そこには昔、山帰りに
学生時代の友達とお城だけ立ち寄った
ことがあるのですが、
ほかは通過しただけで、
観光はほとんどしていなかったところなのです。
じゃあ、どんなところだろうと
ネットでいろいろ探ってみると、
いろんな観光の中身が出てきました。
まずは「けいちゃん」で、
食べ物が盛り上がっています。
また他の観光資源にもきれいな湧水があったり、
子どもが川に飛び込む遊びを
していたりとまあ楽しそうです。
もちろん頻繁に行われる盆踊りも有名ですし、
食品サンプルを作る会社もあったりと、
見どころはいろいろあるようだ。
よし、じゃあ、一度ここに
行ってみるかと思い
さっそく宿等を探ってみました。
ここは町の真ん中に大きな川が流れており、
観光地であると同時に、
田舎の景色もたっぷりと
見どころがあるようです。
そこで、川沿いの宿を中心に探ってみると、
小さな宿がいくつもありましたね。
窓のところに座り、
ビールを飲みながら川の音を
楽しむなんて、いいじゃありませんか。
この辺で行こうかなと思っている日に、
部屋の空きを見てみると
いくつもありますね。
これはもう、日にちを決めて
押さえておきましょう。
そして、さらにネットで
そこの地図を見てみると、
居酒屋も多くあるようです。
「けいちゃん定食」や
飛騨牛の焼肉なんかを提供している
店が多いですね。
これはとっても楽しみですねえ。
宿を素泊まりで押さえて、
夜は町で御馳走をいただきに
うろつきましょう。
ああ、そうだ帰りには、
白山の岐阜県側のふもとを
旅したりするのもいいなあ。
川沿いの路を散歩するのも
涼しそうでいいかもしれませんね。
宿の予約の日にちを目標に、
いろいろと旅の気分を盛り上げた
doironだったのでした。
なんか期待感がとっても高まってきました。
そしていよいよ7月の最初に、
その日がやってきたのです。
よしよし、地元自治会では
お米の注文を回している最中だし、
ほかにも地元の用事はないだろう
という天気のいい日に、
軽自動車を走らせ始めた
doironだったのでした。
ここまでナビで入れても
5時間はかかりません。
昼前にゆっくりと、出発しました。
続く