テレビで人気の朝ドラを
毎日楽しみに見ています。
そんな中、アンパンマン夫婦と
言われるような地蔵のお菓子事件が
あったりとまあ、
最近はアンパンマンブームです。
で、実は先日、高知県まで
行ってきたのです。
目的は2つ。
アンパンマンミュージアムに行くことと、
テレビの呑み鉄で六角さんが
美味しそうに食べてたカツオ、
ウツボの料理をいただくことでした。
古希を迎えたミセスの誕生日祝いを兼ねてです。
え?それがいちばんの目的やん
と怒られそうですね。
なるほどその通りです。
交通手段は軽自動車で、
和歌山からフェリーで徳島に行き、
そこから高速を使って高知に行く
という算段です。
フェリーの時間を見ると、
結構頻繁に出ており、
朝5時半の便があるので
それに乗るべく、朝4時に
家を出ることにしました。
まあ、年寄りは朝早いので
その辺は平気です。
問題は天気です。
どうも、その頃は低気圧の影響で、
雨っぽい雰囲気です。
宿を高知の商店街にあるホテルを
取っているので変更はできません。
ミュージアムの休みでない曜日で、
doironの市役所仕事がない日や
村の用事がない日、
近辺の遊び予定がない日、
そしてミセスの福祉仕事の許される日
などを厳選して決めた日程ですから、
頑張って行くことにしました。
まあ、ミセスは部類の晴れ女ですし、
doiron自身もなんとかなる男から
最近は晴れ男に昇格しようか
という感じですから、
乗り越えられるだろうと
行くことにしました。
フェリーに乗るために家を出て、
和歌山インターを経て乗り場に向かいました。
昔、このフェリーはランニングチームの
合宿なんかで使いましたし、
四国のお絵描き展の準備のために
この船で徳島に向かったので
もうお馴染みです。
家を出る頃は、こぶりの雨でしたが、
乗船する頃は土砂降りでしたね。
でもまあ今すぐ運転するわけではないので、
気持ち的には余裕で向かいます。
まずは、乗船券を購入しますが、
南海電車の株券サービスで
大幅な割引が使えました。
ああ、絵の展示会に行くために
南海電車株で無料券をもらっていたので、
その延長サービスが使えるのも、
大変ありがたかったです。
切符を買って車に戻ろうとすると、
若い綺麗なお姉ちゃんが追いかけてきました。
見かけは大学生っぽいです。
ミセスもいるので間違いが
あってはいけません。
お誘いは柔らかく断ろうと、
「連絡先は事務所に聞いてね」
と言おうとしたら、「薬落としましたよ」
と渡してくれました。
ああ、芸能人と勘違いしたのでは
なかったんですね。
あまりに朝が早いので、
朝に飲む薬をポケットに入れてあったのが、
切符購入時に落ちたんですね。
若い女性の介護心をくすぐったんですね。
いやあ、ありがたいありがたい。
親切な女子大生のおかげで、
doironの心筋梗塞、脳梗塞は
無事に防げてよかったです。
とまあ、そんな胸ときめくことがある中、
(ってどこにときめくねん)
豪雨の中無事に乗船することができました。
まあ、これで昇格晴れ男は
雨でも問題なく旅の船に乗船だあ、
とホット一息つきましたが、
実は問題は雨だけではなかったのですね。
もう一つ深刻な状況が待ち受けていたのです。
続く
郡上八幡も盆踊りをやっている
川沿いの地域を出ると、
交通網も発達し、広い道が続いています。
高速道路から出たインターチェンジ辺りは、
バスもとおりまくる広い道です。
そんな中をナビに導かれて
1キロほど進んでいくと、
長良川鉄道の駅に出ます。
それがここ。
提灯なんかも飾られていますね。
そんな駅の前には広場があって、
バスなんかも何台か止まれるように
なっています。
無料の駐車場がありますので、
そこに車を止めて、
駅の探検に向いましょう。
ここが入り口で、
ホームは人もあまりおらず少し寂しげ。
小さなお土産売り場や食堂がありますよ。
おいてあるのは、どこも同じようなものですね。
まあ郡上八幡の玄関口の駅を
確認しておきましょう。
これでまあ、郡上八幡の最初行こうと
思っていた場所はほとんど行けましたね。
盆踊りとか踊ればもう少し人柄にも
触れることができたかな。
まあ意外に近い場所なんで、
プラっとやって来れる機会は
またそのうちにあるかもしれません。
さあでは旅も終わりなんですが、
まだあと半日以上ありますね。
この辺りからもう少し訪ねてみたい
場所を訪れてみようと思いました。
それは白鳥の方からひるがの高原方面です。
こちらはこれまで行ったことが
あるのは、白山の山登りの下山した場所です。
白山の本山から岐阜方面に
降りてくるとこの辺りに到着します。
地名はよく聞くのですが、
あまり訪ねたことのない場所なので、
少し立寄って帰ろうと思い、
東海北陸自動車道に乗って、
大阪とは反対方向に行くことにしました。
車はすぐに田舎の道を走ります。
そして30分くらいで
もうひるがの高原のSAです。
ここはねえ、むかし息子を訪ねる
旅行をしたときに大雨で
非難したところですね。
ドワーとすごい嵐で、車の中で
30分くらい昼寝をした記憶があります。
なので降りてあまりうろうろも
しなかったので、今回は施設を
じっくり見て歩きました。
そもそも「ひるがの」という名前は何なのか。
蛭ヶ野からきています。
湿ったところで蛭がいっぱいところが、
溝の整備などで野原になった
ところからこういう名前になっているようです。
SAの展望台から遠くの景色を眺めると、
山々に立派な宿泊施設が立っていたりします。
スキー場とかでも有名だそうです。
そして見える山はというと、
近辺の山の向こうにどうも
深淵なる山の姿が見えます。
それが何と「白山」です。
doironが生涯で一番多く登った
森林限界を超える山です。2702m。
岐阜県側に降りると帰りが大変でしたので、
目的地を大阪にして一度だけ
おりたことがありますが、
深い深い山でした。
もう今だったらクマなんかを
とっても警戒するでしょうね。
若い時はさほど心配はしていなかったです。
そんな景色をみながら、
またこの辺で止まったりするのも
いいなあとか思いつつ、
食事をしました。
昼めしは何と「高山ラーメン」
鶏ガラベースの出汁で、細麺のちぢれ面。
まあここのは多分標準的な
高山ラーメンでしたね。
さあこれで、旅はあと帰り道だけに
なりました。
おなかを膨らませた後は、
白鳥なんかも通過しながら
受験生は連れてこれない山を走り
ゆっくり休憩をしつつ帰ってゆきます。
運転しながら、今回の郡上八幡の旅は、
意外と近くて割と手軽で
楽しい旅だったなあと思いながら、
東海北陸道を帰っていく
doironだったのでした。
おしまい
郡上八幡への旅、二日目です。
あさイチで郡上八幡城に来ています。
郡上八幡は川が流れ盆踊りや
おいしい食べ物で観光地としては
いいところですが、
こうして城に入ると、
武将の姿が表示されたり、
赤谷の戦い、郡上一揆、凌霜隊などの
生々しい争いなんかが表示されています。
過去の様々な姿も、
いまの郡上八幡の基本になって
この町は発展しているのですね。
過去に一度尋ねたこの城も、
当時は何も考えておらず、
若い時ってもういったい何を
考えて生きていたんやろなあ、
なんて改めて思いました。
最近こんなふうに、若い時のことを
反省込めて振り返ることも多いなあ。
いつもいまがいちばん若い時と思って、
一生懸命生きていかないとなあ
って思うことが多くなりましたね。
ぐるりと城の中を歩いて、
さあでは次の観光へと向かいましょう。
車に戻って一方通行の細い道を
うんコラショと降りてゆきます。
つぎに向かうのが、
郡上八幡博物館です。
ここでは郡上おどりの実演とかも
しているようですが、
まあこの時は参加せずに
盆踊りの色んな様子なんかを
記録テレビの放映で知りましたね。
他の展示しているのは
あまり撮影もできなかったな。
博物館の中には、郡上の水の事や
あの宗祇の人形なんかも並んでいましたね。
一階には土産品売り場もありました。
あのおいしかった「ケイちゃん」の
ソースは迷わず買いました。
また帰ってからの楽しみです。
さあそれではこの辺の古い街を
歩き回ってみましょうか。
こんな「うだつ」のならぶ家も
多くありましたし、
郡上おどりの碑も設けられています。
たぶん盆踊りの季節には
ここでもみんな踊るんでしょうねえ。
そんな古い街並みをながめたら、
さあでは最初の旧庁舎記念館の方に戻りましょう。
記念館前の駐車場に車を止めて、
再度この辺りを歩き回ります。
もう一か所、行きたかった場所があります。
それが「やなか水のこみち」です。
生活道路だった街並みの小道に
石を敷き詰めてそこに水を流す
郡上八幡らしい小道を作ってあります。
いやあなかなかいいものです。
小雨が降ったりしてたら
情緒たっぷりて感じですね。
その小道のそばには
食品サンプルのお店がありましたので、
ここものぞいておきましょう。
アジア系の観光客がここには
結構集まってますよ。
でもお店の中は写真取れなかったので、
先ほどの博物館にならんでいたのを
いくつか紹介しましょう。
これがスパゲッティ、
お好み焼きはリアルですねえ。
そして天ぷら、
スイカ、
海鮮丼とまあ見事ですねえ。
少しお腹もすいてきました。
こんな棚の食品もすべてサンプル。
もうまるで日本の芸術ですね。
店の奥では、このタラバガニは撮影できました。
もう見事というほかはないです。
ここを出て記念館でハムを買ったら
最後に、郡上八幡の電車の駅を
見にきましょう。
ここにきている電車は「長良川鉄道」です。
美濃太田から北濃の間を走る
第三セクターの電車です。
長さは72.1km。
もしここを電車で訪れるならこの線ですね。
大阪からだと岐阜で高山本線に乗り換えて、
美濃太田で降り、そこから
長良川鉄道で約47キロで
一時間半で郡上八幡となります。
まあ新幹線を使えばこれも半日で
到着ですね。
さあ、どんな駅でしょうか。
続く
ブログは郡上八幡の旅に戻ります。
ざわ〜っと川に漂っているような
夜から目が覚めました。
なんか気持ちがふわふわしています。
旅は二日目です。
ダラダラしながら目を覚まして、
朝食に向かいましょう。
テーブルの上には和風な食事が並んでいます。
一番上にはなんと焼かれた
小鮎が置かれています。
宿の人曰く、「昨日釣り上げてた
小さなアユをもらったので
添えています」とのこと。
ああ美味しかったです。
しっかりいただきました。
あとねえ、味噌汁が美味しいです。
なんか自分の好みに合う味でした。
いただきながら、城の観光のこととか
確認し、その下の博物館も尋ねて、
計画を練ってゆきます。
どうも城は歩いていくのは
結構大変なんだそうです。
でもねえ、ここの城には学生時代に
山の帰りに立ち寄って
駅から歩いて登っているのです。
もう50年くらい前です。
めちゃくちゃ元気な頃でしたねえ。
でもまあ今は違います。
車でできるだけ上まで行って
登城することを考えています。
宿にさよならし、車で向かってゆきました。
郡上八幡の古い街並みを走り、
案内を見ながら山手に上がってゆきます。
狭い道ですよ。
ポツンと一軒家を訪ねていくような
狭い道をこれでもかと上がってゆきます。
幸い、登りと下りは違う道で
一方通行になっているので
すれ違うことはありません。
うんしょうんしょと運転に気をつけながら
上がってゆきますと、頂上付近で
広くひらけて駐車場があります。
ここからだともうすぐに城の中に
入っていく感じです。車を降りて
街の景色を眺めながら歩くと、
城の全貌が見える広場がありました。
そこで写真を撮るとこんな感じです。
そこには大きな力石も置かれています。
350kgあるそうで、
赤髭作兵衛という人が背負いあげたそうです。
二個あるけどどちらなのかよくわかりません。
そしてここから少しのぼると
事務所が見えてきます。
では下の博物館との共通券を購入しましょう。
JAF割引が使えますよ。
さあ、では城の中へと入ってゆきましょう。
と、そのまえにこの城の説明を少し。
創建されたのは1566年で
遠藤氏によって建てられた山城で、
今の天守閣は昭和8年に建てられたものです。
木造の再建築城としては日本最古のものです。
昔山友達とここに来た時の印象は、
古い城やなあという感じしか残っていませんが、
確かに木造日本最古だったのですね。
遠藤氏は郡上八幡の盆踊りを
奨励した人で、以後、稲葉氏、井上氏、
金森氏、青山氏と城主が移行して
継がれてきたものです。
まああまりどれも詳しい人はいないのですが、
遠藤氏の娘が山内一豊の妻である
「おちよ」と言われています。
車で城に向かって上がってくるときに、
一豊とおちよの銅像がありましたね。
おちよの生まれには諸説ありますが、
郡上に残っている資料などからも、
ここ出身という説は有力なんだそうです。
この城に入ってゆくと、
城主の系図なんかも表示されていますねえ。
また窓からも郡上の街がよく見えます。
きのう散歩のときに見たドーム型の
運動施設も見えていましたよ。
眺めはとてもいいけど、
実はこの城の改修時、
工事がとても難航したそうで、
そのためついに人柱を立てることになり
17歳の「およし」がお城の下に
埋められたそうです。
そんな伝説が今も残っているそうです。
続く
郡上八幡の食堂で、
ケイちゃんをいただく夕飯を食べています。
川の流れる音や、若い女性たちの
会話の端々を聞きながら
「うまいなあ」とつぶやいていたのです。
横に座った若いお兄ちゃんは、
黙々とアユを食べているようです。
旅人かなあ、それとも地元の人?
なんかとっつきにくそうな
人だったので話しかけはしませんでした。
そうしているうちに、
ほかのお客さんたちも入ってきて
賑わい始めます。
店の人とここの地域の事とか
いろいろ話したかったけど、
一寸そんな雰囲気はなかったですね。
「ごちそうさん」と大阪弁で言って
店を後にします。
そのまま旅館に帰ってゆっくりでも
よかったのですが、もう一か所
行っておきたい場所があるので、
そちらに向かってぶらぶらと
あるいてゆきましょう。
ここ郡上八幡で子供たちが
吉田川に飛び込む音は、
日本の音風景100選に選ばれています。
地域を代表する音として
取り上げられているんですね。
それにならんで、環境省が
日本の名水100選というのを
選んでいて、その第1号となった湧き水が
ここにあるのです。
「宗祇水(そうぎすい)」といいます。
室町時代の連歌の達人である飯尾宗祇が
この湧水の傍らで庵を結んで
愛用したことから「宗祇水」
と呼ばれるようになった、由緒ある泉です。
「水舟」という独特の
水利用形態が昔からあり、
これは今なお現存し、
住民が組合を組織して保全しています。
郡上八幡をネットで探ると
出てくる泉です。
祠のようなところから
水がわき出しており、
その横には味のある石畳の
坂道があります。
そこを歩いている人と泉の写真が
とっても味のある雰囲気に写ります。
これは是非とも行っておきたい
場所ですので向かいました。
その石畳の坂道の上には、
こんな提灯も飾られていますよ。
そこは小駄良川と吉田川が合流する地点です。
50mほどおりてゆきますと
右側に柳の木で飾られた祠があらわれます。
ここが日本の名水に選ばれた
水のわく場所です。
残念ながら写真の細かい技術がないので、
うまく撮れなかったのですが
とっても味のある場所ですね。
まあパワースポットの一つです。
湧き水で手を洗い、
雰囲気を十分味わいましたね。
ここもまた絵にしておきたい場所ですね。
さあ、ではこれで旅の初日に
行っておきたい場所は、
おおむね行きましたね。
旅行に行きたい気持ちを
積み上げてきたかいがあったなあ。
上機嫌で帰り道、
ビールを買いながら宿へと
戻っていったのでした。
宿は残念ながら温泉ではありません。
沸かし湯です。
でも川の音を窓のすぐそばに聞きながら、
湯船に揺られていると、
なんかとっても癒されますねえ。
部屋でテレビを見ながら、
ふたたびビール。
ざあ~っていう川の音を聞きながら、
すごい音やなあと思ったら
突然のゲリラ雨。
なんかもう異世界にいるような
特別な気分です。
地図もみながら明日の計画もしましたよ。
午前中は城に行って、
あと博物館に行き古い町並みも歩きます。
それから食品サンプルのお店と
「やなか水のこみち」をたずね、
駅にも行く予定です。
そして午後は東海北陸道の少し先である
ひるがの高原に行ってから帰宅の予定。
宿で川の音に揺られながら
眠りについたdoironだったのでした。
続く