イヴァンのカバン

スポーツ観戦記が中心だけど、私生活のボヤキが増加中(汗)
今はマイナーかもだけど、気になる選手・チームを発掘中!

animosity turned into respect

2006年12月19日 | NBA
「あの様な乱闘がNBAを象徴している、という風に考えてはいない。あんな事は
あってはならない事だがね。私はあれがNBAが抱えている問題の兆候だ、とは
考えてないよ」:ジェフ・ヴァン-ガンディー(ロケッツHC)

現地の先週の土曜日、デンバー・ナゲッツ@NYニックスで大乱闘が起きてしまいま
したね…
この件に関して下記の記事を見つけたので目を通してみると、ニックスのI・トーマス
HCが「ナゲッツは大量リードしているのに主力選手を使い続けていたが、普通は使
わないだろう?」という旨の発言をしていたり…同じくニックスのN・ロビンソン(10試
合出場停止)は全然反省してなさそうだな~という雰囲気が伝わって来たり―
そんなこんなで、「ニックス、何故こんなチームになってしまったんだ」というやり切れ
ない気持ちになったし、丁寧な謝罪コメントを発表しているナゲッツのC・アンソニー
(15試合出場停止)が何だか気の毒だ、という気分にさえなってしまいました。

…一息ついたところで、「ニックスのこういう騒ぎと言えば、あのお方はどんな心境な
のだろう」と、いう疑問がフッと頭を過ぎりました。ヒューストンのJ・ヴァン-ガンディ
ーHC(以下JVG)。
JVGのニックスHC在任中(95-96シーズン途中~01-02シーズン途中)もいろ
いろな事がありました。特にプレーオフでマイアミ・ヒートと毎年の様に激戦を繰り広
げ、乱闘も何度か起きてしまいました。98年の対戦では、A・モーニング(ヒート)と
L・ジョンソン(ニックス)が殴り合いを始め、それを制止せんとしたJVGが、モーニン
グの脚にしがみついた、という事もありましたね…
そんなJVG曰く、「ニックスvsヒートで起きてしまった乱闘とは違う。両軍はプレーオ
フで4年続けて激しい戦いを繰り返していたし、今回の場合はレギュラーシーズンの
試合だしね」
「激しいライバル心が燃え上がったが、何時しか相手をリスペクトするようになってい
たんだ。しかし今回については、私はNYとDENの間には何も生まれて来ないと思っ
ている」

―何だか、「あの乱闘は良し、この乱闘はダメ」みたいな書き方になってしまいました
が(汗)…要は、今回のニックスサイド、特にトーマスHCから、スポーツマンシップを
感じられなかった事を極めて残念に思うのです。
僕はこういう事が起きてしまうと、ついつい「オイオイ、穏やかに行こうゼ」と考えがち
で、それは甘い考え方だというのは重々承知してはいるのですが…年の瀬にこうい
う事が起きてしまうと、やっぱり嫌な気分ですな~(汗)

I・トーマス、N・ロビンソンのコメントなど(ESPN(12月18日)より)

J・ヴァン-ガンディーのコメント(ヒューストン・クロニクル(12月18日)より)