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2020/11/21, 22 竹浦

2020-11-21 | 宮城の海
天候:曇り時々晴れ
海況:波・うねりなしで良好
ポイント:竹浦グロット,弁天島 & 中ノ島
水温:14-15℃
透視度:5-7 m

ブログアップが遅くなり,お待たせいたしました。
連休の伊豆ツアーと同時開催の竹浦ツアー,伊藤からご報告です!

今回は,東北初ダイブという K さんがご新規でいらっしゃいました。
水温14度なのに,フードなしで潜るツワモノです (笑)。

ハイブリッジさんと乗り合いのボートで,21日・22日とも同じメンバーで楽しんできました。
 

21日の一本目はグロットへ。
水底の透視度が良く,グロットの景色が幻想的でした。


穴の周辺では,ムツサンゴやウスマメホネナシサンゴ,
色とりどりのカイメン類,群体ボヤなどが岩の表面を覆っており,
 

その岩陰に,ヒメフタスジカジカやショウジンガニ,マダコなどが見られました。
  

トンガリ根では,いつもチェックする穴にフサギンポの新規入居者を確認!
よし,君は「フサ吉3号」と名付けよう。


こちらは,定位置のキツネメバル。
 

アイナメは,卵保護活動真っ盛り!
ミヤベオコシなどのサンゴモ類に産み付けられた卵と,
  

それを保護する婚姻色のオス。今,まさに見頃です!
 

二本目は,弁天島へ。
エントリー後にクチバシカジカを確認しに行ったのですが,残念ながら不在でした。
途中,M さんは,マボヤ上のピンクダンゴに夢中。


サイコロ岩では,スズシロノリ上のアカダンゴを確認しました。
S さんが指示棒と一緒に撮ってくださったお陰で,大きさがよく分かりますね!
  

M さんは,イトマキヒトデの背部を拡大して撮影!
体表から透明な管のようなものが突き出していますが,これは「皮鰓」と呼ばれる呼吸器官です。変態だな~。
 

弁天島でも,アイナメの卵保護活動を観察することができました。
  

2日目の一本目は,中ノ島へ。
エントリー後,ブイ下ではオキタナゴが群れていました。
 

浅場にゆっくり移動しながら,生物や地形を観察をしていきました。
まずは,クジメの卵保護活動!
個人的には,産卵床としてのサンゴモ類の方が気になります。これは,イソキリという海藻かな~。
 

ホンダワラ類では,5-10 cm ほどのアカモクの幼体があちこちで観察できました。
これが春先には数メートルに成長するのですから,注目です!


動物では,キツネメバルやマガレイ,マダコ,そしてキタムラサキウニを捕食するタコヒトデ!
こちらは「食欲の秋」という感じでしょうか。
   

季節来遊種と思われるホシササノハベラやボウシュウボラも確認できました。
  

透明度,水底透視度ともに良好だったので,ワイドな地形や水柱の景色を楽しむことができました!
   

ラストダイブは,ふたたびグロットへ!
透視度は少し落ちますが,はじめにホタテの養殖棚を見に行きました。
やっぱり迫力あるな~。
  

今回は,イセエビを観察するために,一日目に行けなかった穴の裏側へ。
奥に引っ込んで分かりにくいですが,長く伸びているのは,第2触角です。


最後は,ホヤマメちゃんがお見送り♡
相変わらず,好奇心旺盛な個体です。
   

その頃,M さんには,ハイブリッジの飯田さんにお願いして,マツカサウオを見ていただきました。お見せできなくてごめんなさ~い。


その他,被写体として人気のコケギンポ類や,
   

サラサカジカをはじめ,
 

クロシタナシ,アオ,シロ,コモン,サラサ,カドリナ,ガーベラミノなどのウミウシ各種,
      

リュウグウハゼ,クサフグ,イガグリホンヤドカリ,エビ類,サルアワビ,クロヘリアメフラシ,アメフラシ,マナマコ,キヒトデ,アミコケムシ類,等など。
          

写真は,S さん,K さん,M さんからお借りしました。
皆さんに良い写真をたくさん撮っていただいたので助かりました!有難うございました。
K さんもまたぜひ,女川にいらしてくださいね!


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