アリエルは今日も○○です!

最新のツアー情報やショップ情報をお届けします

★★ 2011/2/27 石浜 ★★

2011-02-27 | 宮城の海
天気:晴れ時々曇り
海況:波なし
水温:7℃
透明度:3~4m

15周年記念企画
「色んなSPコースを取得して、知識と技術をレベルアップしよう
ということで、毎月最終日曜開催のスペシャルティ・コースは

今回のSP特別企画『クチバシカジカSP』を受講してくれたのは、ダブルSさんです
クチバシカジカは現在抱卵期間なので、観察出来る確立が1年の中で一番高い時期と言えます。
生態について学習したあとは、隠れていそうな場所を水中ライトを使って探したり、実際にクチバシカジカを観察したりしました。


ファンダイブも開催です。
O・Tさん&コダマの、ロングダイブペアです

報告写真は今回もO・Tさんの作品をお借りしました。
いつもありがとうございます

久し振りに確認したのがコチラ

カンザシヤドカリの仲間です。
元々ハサミに毛が生えてますが、さらに海藻類もくっついていて、とっても毛深い感じでした。

コシオリエビの仲間は2種類撮影しました。
オレンジの体・赤&白のシマシマの腕を持つ個体

体はクリーム色・顔とハサミは赤の個体

どちらも何コシオリエビかは不明です。

今日はアミ類が超~多かったので、フトヤギが綺麗に触手を広げていました。
少しくらい触れても触手は広げっぱなしなので、そこに住む生物の写真を撮るのには最適でした
例えばこのカクレエビ、体が透き通ってうまく隠れています。

コチラはワレカラが伸びている様子

他にも、ヨコエビの仲間が潜んでいましたね。


ウミウシも様々な種類を観察しましたが、珍しかったのはコチラ

フタスジミノかな~と思いましたが、背中にラインがないし…。
調べた結果、『アオミノウミウシ科の1種1(GLAUCIDAE sp1)』ではないかと思われます。

同じ砂地にはカラスキセワタもいました。

黒い体色に、鮮やかなブルー・黄色・紫色がアクセントになっています。

春らしい名前の、コザクラミノウミウシ


海藻のゆりかごをチェックすると・・・
私の大好きなイソバテング発見

そしてダンゴウオも海藻にくっついて、ユラユラゆれていました。
同じ場所に3個体、その近くに1個体いました。

残念だったのは・・・
昨日はバッチリ観察したマツカジカ抱卵、今日行ったら…ナント海藻ごと卵塊がなくなっているじゃないですか
海が荒れていた訳ではないので、ヒトデか何かに襲われたのでしょうか・・・。
可哀相に、親はその近くでウロウロしていました・・・。


他に見た生物
コケギンポ、アキギンポ、アサヒアナハゼ、カレイ幼魚、ヒメイカ、ヨツメダコ、シロホクヨウウミウシ、エムラミノウミウシ、フウセンミノウミウシ、ヒメキヌハダウミウシ、カドリナウミウシ、カノコキセワタ、ヒラツノガニ、メンコガニ、トゲクリガニ、カニダマシの仲間、等など。


天気も凪も良いから、今日もたっぷり潜りました。
それでも16時頃にはショップに到着したので、なんだか得した気分の1日でした

(KODAMA)

★★ 2011/2/26 石浜 ★★

2011-02-26 | 宮城の海
天気:晴れ時々曇り
海況:波なし
水温:7℃
透明度:2~3m

明日も石浜に行くし、今日はツアーではないので、報告は簡単に

フサギンポのハッチアウトを動画で撮りたくて、行ってきました。
でも、肝心の抱卵はほとんどの場所で終了していて・・・
残っていた抱卵場所は撮影しづらく、断念しました

前回トップの写真を飾ってもらった『赤ダンゴウオあくびの瞬間』に引き続き・・・
今回は『ピンクダンゴウオあくびの瞬間』を、ホームページトップに載せました
普通顔ダンゴウオの写真にマウスを置くと → → あくび顔が出てきますヨ
見てみて下さい

マボヤの上にいたウミクワガタ
 
実際たま~に、このようにホヤにくっついてるようですが、その光景を初めて見たので驚きでました。

マツカジカ抱卵、今日は親と卵を一緒の写真に納めました。


縁起が良い感じであり、今夜のビールは奮発しようかな~と思う名前でした。
そのウミウシはコチラ

名前は、エビスウミウシです


明日は、ファンダイブ&SPコース特別企画を開催します


お知らせ
明日2/27(日)、ショップは夕方までスタッフ不在となります。
ご不便をおかけしますがご了承願います。
尚、ショップへの電話は、転送によりスタッフ携帯へ繋がります。
宜しくお願いいたします。


(KODAMA)









★★ 2011/2/19 石浜 ★★

2011-02-19 | 宮城の海
天気:晴れ時々曇り
海況:波なし
水温:7℃
透明度:7~10m

2月の海。
これから春に向かいますが、実はジワジワ~ッと…水温はあと1℃位下がる予定です。
今は一見静かで寂しい水中。
でも、この冷たい海の中では、密かに生命が育まれているのです。

今日はアドヴァンス講習とファンダイブのチームで潜ってきました

アドヴァンスチームは・・・
1本目は水中スクーターでピューッと行っちゃいました。
2本目はダイバープーさんを探し出したりしてました。

報告はファンダイブチームから。
今回もO・Tさんの写真をお借りして報告させて頂きます。
いつもありがとうございます
(今日はちょっとだけ私の写真も入ります。)

寒い時期だからこその「シロホクヨウウミウシを」とのリクエストを頂きましたので、あちらこちら探しましたが先週のように会うことは出来ず・・・
でも、目がウミウシモードになっているので、体長1センチ以下の可愛いウミウシをいっぱい見つけることが出来ました。
真っ白に黄色いラインが可愛い5mm程のウミウシを発見

ミツイラメリウミウシのようです。

久し振りに観察したこのミノウミウシの名前は・・・

サクラミノウミウシです。

先週も観察したウミウシが、今日は別の場所で観察出来ました。
フウセンミノウミウシです。

写真下側にウミウシ、写真中央上には白い卵塊が写っています。

そのすぐ近く、20cmも離れていない場所には、アリモウミウシの仲間と思われる緑色のウミウシがいました。


オレンジ色のウミウシは2種類。
1つはダイダイウミウシです。

もう一種類は、ヒメキヌハダウミウシでした。


ウミウシでは他に、シロウミウシ、カドリナウミウシ、カノコキセワタなどを見ました。
おまけ。
「小さくて綺麗なウミウシ発見」と思ったら・・・
実は「小さくて綺麗なヒラムシ」でした


フサギンポ抱卵はいよいよ終盤を迎えています。
先週抱卵していた箇所をチェックして回りましたが、すでにハッチアウトが終わって『もぬけの殻』になっている場所もありました。
こちらのフサギンポも・・・

顔の脇に見える卵をよ~く見て下さい

いつ飛び出しても良い位!チビっこフサギンポの目がクルクルまわっていました。

そしてこちら、抱卵開始したマツカジカです。
 
ダイバーの気を引くようにちょこちょこ動く親、その近くには・・・
 
海草にピンク色の卵が産み付けられていました。

全身を披露してくれたカイメンホンヤドカリは、自分の家(カイメン)に入るのに手間取っています。

「クルンと丸まったお尻をどこに入れるんだっけかなぁ~?」

普段は結構スルーしちゃうスジハゼ。
地味なようで実は、綺麗な空色の模様をつけています。

穴の中のエビと共生しているハゼで、石浜の砂地で見られます。

最後の写真はコチラ

ホヤの上のポニョダンゴって感じ?

メンコガニ沢山、トゲクリガニ、ウミウサボテンに赤いワレカラ、マボヤにくっつく大量な透明エビ、ニッポンヒトデのボンボリ、カムチャッカモエビ、ヨツメダコ、ヒメイカなどなど、魚ではない生物を沢山観察したダイビングでした。


本日のランチは石巻までGO
石巻市民ならみんな知ってる(!?)というラーメン屋へ
もう14時なのに席、少し待ちます。
タンメン・餃子を食べて、お腹でした

(KODAMA)

★★ (続)お知らせ ★★

2011-02-18 | 陸での出来事
更新が『不在のお知らせ』続きで・・・失礼します

明日19日(土)は、ツアー・AOW講習開催のため石浜へ行ってきます
そのため、店は夕方までスタッフ不在となります。
ご不便をおかけしますが、ご了承願います

今度の更新は『お知らせ』じゃなくて『2011/2/19石浜』のツアー報告のはずです
お楽しみに

★★ お知らせ ★★

2011-02-17 | 陸での出来事
本日の昼から数時間スタッフ不在の時間がございます。
お手数をおかけしますが、電話確認の上ご来店いただけたらと思います。
ショップの電話は転送によりスタッフ携帯電話につながります。
宜しくお願いします。


★★ 2011/2/11 石浜 ★★

2011-02-11 | 宮城の海
天気:晴れ時々曇り
海況:波なし
水温:7~8℃
透明度:3~6m

この連休は全国荒れ模様の予報
東京や大阪では積雪が何センチだとか朝から放送されてますが、宮城は晴れ
でもやっぱり明日から時化るので、海に行くなら今日がチャンス


今年初潜りとなるIさん、最近は仕事が忙しかったのでダイビングどころじゃなかったようです。
久し振りに、石浜に帰ってきました


報告は、ツアーチームとは別行動のコダマより

途中までツアーチームと一緒に、子育て真っ盛りのフサギンポたちを訪問していきました。
1本目で5ヶ所+2本目で3ヶ所=8ヵ所の抱卵を確認してきました。
卵の中の稚魚がクルクル動いていてハッチアウトしそうなんですが・・・その場面を見る事は出来ませんでした。


クチバシカジカの抱卵。
「ここの抱卵順調」「この場所もOK」と確認してまわって・・・。
最後のチェックポイントで「?あれ?あれれ?」
そこにいるはずのクチバシカジカがいない・・・卵が・・・ない!
ハッチアウトにはまだ早いので、もしかして卵が他の生物に食べられたのかもしれません
とても残念な出来事でした。

これから繁殖シーズンがやってくるダンゴウオたち。
いつも定位置にいるピンクダンゴのお腹もいよいよ膨らんできました!
 これからもっともっと膨らむよ~♪
この時期はマボヤの上に乗っている『ホヤダンゴ』の観察率が高くなります。
ツアーチームやBRチームが「ホヤダンゴ見たよ」というので、2本目でチェックしてまわりましたが・・・コダマ今日はホヤダンゴに出会えませんでした

でも、ホヤの上にいる違う生物を観察しました。
前に見た、小さな穴から顔を出していた魚です。
タウエガジ科の幼魚かな~・・・。
 

砂地に、眼光鋭い生物!

よ~くみると、不思議な模様の瞳なんですよね。
正体はコチラ↓

コモンカスベです。

もう少し春の気配がしてきてから観察することが多いクダヤガラですが、今日は浅瀬で動き鈍く泳ぐ個体と会うことが出来ました。

地面スレスレ飛行って感じで、動きも鈍いし、寒いのかな・・・。

岩の隙間を覗くと多くのエビが隠れていますが、今日はサラサエビを撮影してみました。

「いつも鼻高々」みたいな特徴的な頭部、愛嬌を感じます。

水温が冷たくなると姿を現す人気のウミウシといえば、シロホクヨウウミウシです!
 背面の模様と華やかな突起が印象的
3個体確認しましたが、全部白い個体でした。

綺麗な乳白色、サクラミノウミウシ。


只今名前を確認中のミノウミウシ↓


さらに、体長2~3mmの可愛いミノウミウシを発見しましたが、この時点で時間がなく撮影を断念
次回もいてくれるといいなぁ~。


帰りは『マリンパル女川』でお買い物
明日・明後日は“アンコウ祭り”なんだそうで、今日も大きなアンコウを置いてある店がありました。
でも、買ったのはアンコウではなく、毛ガニ、サンマ丸干し、生ふのりなど等・・・。
そうそう、Iさんが購入した女川のラー油『女ラー(おならー)』それは美味しそうなんだけど、美味しそうじゃないネーミングに爆笑でした

(KODAMA)