アリエルは今日も○○です!

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★★ 2006/11/26 石浜 ★★

2006-11-26 | 宮城の海
天気:晴れ
海況:波・うねりなし
水温:14℃
透明度:2~6m

ここ最近やっと、石浜にとって良いコンディションを運んでくれる風が吹いてくれたので、少しずつ透明度が回復しつつあります。
今年10月におそった低気圧の影響の爪痕が、未だ様々な形で水中で確認できます。それでも尚いつも通りここに居る生物たちがいて、ある意味尊敬の念を感じてしまいます。

この日は、ナビゲーションSPチーム&ドライスーツSPチーム&ファンダイブチームに分かれてのダイビングです。

報告は、ファンダイブチームからです。
まず最初に、背びれをピッと立てて岩にへばり付いているナメフウセンウオを観察しました。ライトを当てられても頑張って隠れているつもり?でした。
まだ成人を迎えていないクチバシカジカが、胸鰭を使ってちょろちょろ動いている様子も見ることが出来ました。今年の繁殖期には参加出来ない個体ですが、来年までしっかり大きくなって、キミも子孫を残してね!
見事なほど金色に輝くオスのアイナメは、沢山の卵塊をしっかりと守っています。ダイバーを恐れず、威嚇するように見据えたその眼に、思わず拍手!!
同じように、クジメも抱卵の真っ最中です。アイナメと比べたら地味な体色ですが、卵を守る姿は立派な親心なのです。
そうそう、季節来遊魚!
少し前に観察したソラスズメダイは前と同じ場所に居ましたが、かなり元気がなくなってきていました。それでもまだ何とか・・・生きています・・・。
それと、今回はチョウチョウウオ幼魚を発見!ソラスズメダイと比べて、こちらはまだ元気があるようです。黄色の小さな体をヒラヒラさせて、懸命に泳いでいました。
この季節来遊魚たちは、ここ東北では冬を越せずに死んでしまう運命にあります。私たちは手助け出来ません・・・。
また、ふと砂地を見ると、足をほとんどなくしたミミイカが。砂に隠れようとしても足が無い為上手く潜れず・・・。このコも、可哀相ですがどうしてやることも出来ません・・・。
また、別の砂地ではアミメハギやヒメイカ、大きなマコガレイ、桜の木の影にはクダヤガラ、岩の窪みにスナビクニン、防波堤沿いにはメバル群れ、オキタナゴ、ウミタナゴなどを観察することが出来ました。
フサギンポはいつもの人懐っこい個体のほかに、浅場の岩陰に隠れている小さな子供の個体を観察できました。
他、ギスカジカ、ベロ、マガレイ、メンコガニ、チシオウミウシ、シロウミウシ、アカエラミノウミウシ、カドリナ・ルテオマルギナータ、カドリナウミウシ、ダイダイウミウシなどなど・・・。

昼食は、ボリュームあることが評判のあの店へ。
初めて行った方が数名いて、手元に来たその量に唖然・・・。お腹いっぱい食べて、帰りの車がゆりかごなのでした・・・

(担当:NAVI→大島 DRY→長谷川 FUN→SHIHOKO)

★★ 2006/11/5 石浜 ★★

2006-11-05 | 宮城の海
天気:晴れ時々曇り
海況:波・うねりなし
水温:16~17℃
透明度:2~4m

最近、石垣島でOWを取得してきたというWさん。初FUNが石浜!それも初ドライスーツ!
さてさて、南国とは全く異なる、三陸・石浜の海を満喫して頂けるかな??

透明度は、先日と同様悪く・・・。しかしながら少し沖へ向かうと、幾分か良くなる場所もありました。

期待したオコゼカジカは、残念ながら隠れてしまっていて、この日姿を見ることは出来ませんでした。
先日までホシビクニンが居たフジツボは、今度はナメフウセンウオの家になっており、小さな体をこちらに向けて、覗き魔と化している我々を警戒して見ていました。

先月の低気圧の影響で、海中に沈んでいる桜の木々には、ウニが群がり、タナゴやクダヤガラがそこを住処にしています。
ふと見ると、木の下の砂にコモンカスベが隠れるように身を潜めていました。
今が旬のクジメ抱卵を、フォト派Kさんがじっくり撮影している間、近くでフサギンポ2匹と戯れて遊んでいたWさん。不細工な顔と愛嬌ある仕草にとても喜んでいました。

そろそろアイナメも繁殖の季節。大きく立派な婚姻色のオスや、お腹の大きなメスを所々で見かけました。
一升瓶の傍にいたのは、青い体が妙に目立つ、季節来遊魚のソラスズメダイ。水温が徐々に下がってきているので、いつまで頑張っていれるのか心配です・・・。
また、その近くでは、スナビクニンやホシビクニンを確認することが出来ました。

その他の生物・・・
コケギンポ、アキギンポ、リュウグウハゼ、コウイカ、ヒメイカ、クロシタナシウミウシ、ネコジタウミウシ、カドリナ・ルテオマルギナータなどなど・・・。

さて、帰りにマリンパル女川で買い物に寄ると、何やら不思議な出店が・・・。
ん!?『フルシーパフエー』???
気になって購入した人が1名、「じゃあ、これもオマケだ」と、タダで貰った人が1名…。そのお味はというと、決してまずくはないらしい・・・何というか・・・とっても絶妙なバランスだったらしい・・・です・・・。


(担当:SHIHOKO)

★★ 2006/11/3 石浜 ★★

2006-11-03 | 宮城の海
天気:晴れ
海況:波・うねりなし
水温:16~17℃
透明度:2m

透明度がなかなか回復してくれません…。
天気がとっても良いのが救いです…。

オコゼカジカは定位置にいてくれました。オレンジ色の体色にキラキラ光る瞳が魅力的な生物です。
小さなナメフウセンウオが、そのすぐそばで岩にピッタリくっ付いていました。
白いホシビクニンは、フジツボの中で上手く身を潜めていたので、ちょっと判り辛かったのが残念でした。
気を取り直して大物を見ようと、人懐っこいフサギンポの場所へ。この日はちょっと気が乗らないようで、住処から出てきてはくれませんでした。…残念…。
クジメの抱卵は、そろそろハッチアウトしそうな卵塊がありました。粒々の中には小さな子供達の銀色に光る目を観察することが出来ました。
この時期にしては珍しく、クチバシカジカを目撃!しかしながら全員が確認する前に、岩の隙間へと逃げていってしまいました。

昼食は、アナゴ天丼が自慢のあのお店へ。
アナゴ天丼や天ぷら定食など、とっても腹ペコだった皆様は、お腹いっぱい食べていました。

(担当:SHIHOKO)