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★★ 2008/2/23 クチバシカジカSP ★★

2008-02-23 | 宮城の海
天気:晴れ時々曇り→撤収時雷雨
海況:波なし
水温:7~8℃
透明度:8~10m

久し振りの報告でスミマセン。
今回は、翌日開催予定だったSP企画が急遽23日に変更です。
『ユニークな風貌がキュートな二頭身の魚、隠された謎に迫っちゃおうSP』≒クチバシカジカSPコース

開催地は女川町石浜。
担当インストラクターはチビ玉、講習生は石浜好きのFさんと、OWD取得後初ダイブとなるOさん。

ちなみにインストラクター・デカ島は、本日ショップで開催されているEFR講習担当です。

さて。海の話に戻ります。
穏やかな海況。透明度も良し。いつもの三陸独特の海中風景。
そこに生息するクチバシカジカ。
いったいどのような場所を好んで住んでいるの!?
捕食対象生物って・・・どこにいるの!?
稚魚の頃の不思議とか、強い男がモテる大人時代とか。あのⅤ字ヘッドについて、とか。とにかく色々学べます。
可愛い~だけでは終わらず、知らなかったことを知っていくという楽しさや面白さ・実際に観察して納得
さらに大切なのは、こうやって身近な生物に接する上で学んでいく、環境に対するダイバーとしての在り方。

FさんもOさんも、クチバシカジカに限らず、そこに生息する生物達い影響を与えないように「砂を巻き上げない」「中性浮力を維持」「そーっと観察」するようにしていたことが印象的でした。
そして、クチバシカジカが抱卵している場所を探し当てる時には、学んだことを生かしコンパスで方向を確認&岩の状態を確認し、写真撮影に成功しました。
 とても撮影し辛い場所でしたが、親も卵も写っています!
1つを学んで、多くを学んでもらえた、そんな講習となりました。

他に観察した生物
 発光するところを見たいエダウミウシ
人気のシロホクヨウウミウシ。
交接中&卵塊は今が旬、ベルセッラ・カリフォルニカ。
チシオウミウシも同じく繁殖期。
かわいくないのがいっぱい・・・ウミフクロウ。
砂地では、カノコキセワタガイ。
 フサギンポは抱卵終了したのでダイバーと遊びた~い 
その近くに住んでいるサンゴタツは・・・絶対に出歩かなさそう。
ホホウロコカジカ属、マダコ、ヨツメダコ、メンコガニなどなど・・・。


撤収時は空が濃灰色。稲妻走る!一気に降る!!これには焦りましたが、昼食・買い物を済ませた頃には晴れ間模様。
さらにタイ焼きのデザートで満たされて、仙台へ戻るのでした

写真はFさんの作品です。ありがとうございます。

(担当:SHIHOKO)