アリエルは今日も○○です!

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2017/3/25 竹浦

2017-03-25 | 宮城の海

天候:晴れ
海況:波うねり無し
ポイント:竹浦グロット&弁天島
水温:6~7℃
透視度:7~8m

今日はバックロールさんと一緒に、I君の修行も兼ねながら、生物リサーチしてきました。

1本目は久し振りのグロットへ。
もうハッチアウト完了したかもしれないと思っていたクチバシカジカ抱卵、巣床にいました!

胸ビレ根元の奥に、卵があと数粒残っているのが確認出来ました。
メス2匹分の卵を守り抜いたクチバシ君、お疲れ様です!!

BR高橋さんが、オコゼカジカを見つけました。
 
もう少ししたら卵を産む時期です。今年も卵塊を見つけたいな~~。

グロットでもダンゴウオ抱卵が始まっていました。
今日は2ヵ所確認しました。写真が撮り難い場所ですが・・・。

2本目で弁天島へ。
卵が全て孵化したクチバシ君、巣床だった場所で休息中でした。

鏡を使用して見ることが出来るクチバシ抱卵、まだ卵がびっしりあるのが観察出来ました。
 
遅く産み付けられた卵だけど、今年は水温が例年より低くないので、ハッチアウトが通常より早まるかもしれません。今後も要チェックです。

ダンゴウオ抱卵。
卵が大変わかりやすい位置にいてくれました!ラッキー!!
 
サービス満点のオスですね!
弁天島では7ヶ所抱卵を確認しています。

ウミウシも豊富です!!
コザクラミノ、カーベラミノ、ホリミノ、コトヒメ、ミツイラメリ、カドリナ、ベルセッラ・カリフォルニカ、エダ、シロ、シロホクヨウ、ネコジタ、など・・。
  
  

I君は甲殻類に眼が行きます!!
  
特にこのヤドカリ↙

「左にレイシ貝・右にウズマキゴカイ、武装していてガンダムみたい!」だそうです。
それから、コチラ↙

「イクビワレカラといって、よく見るワレカラとは足のような部分が違うこと、と・・・」と、レクチャーを受けました。「な、なるほど・・・。」


 小っちゃい海藻に器用に吸盤をくっつけて、逆さまで休むダンゴウオ
 同じく、逆さまでくっつくヒメイカ
 上手にカモフラージュ中のミズダコ
 ツンツン顔、アサヒアナハゼ
フサギンポ、コケギンポ、ババガレイ、サラサカジカ、キタモエビモドキ、カイメンホンヤドカリ、マダコ、等など・・・。

I君の写真をお借りしています。ありがとうございます!


2017/3/19 竹浦

2017-03-19 | 宮城の海

天候:晴れ
海況:波うねり無し
ポイント:弁天島
水温:6~7℃
透視度:4~6m

3連休の真ん中。
今日は復興イベント『女川町復幸祭2017』開催日なので、並走した女川行の電車には8時過ぎにも関わらず大勢の人が乗っていました!!
街にはお昼に寄るとして、まずはダイビングです!!!
今日はSさん・Tさんと潜ってきました。

今日も狙いは、クチバシカジカ抱卵のハッチアウトと、ダンゴウオ抱卵チェック!

今シーズン、弁天島のクチバシカジカ抱卵は3ヶ所観察していました。
先週ハッチアウト開始していた沖の個体はすでに全て終了しており、親の姿もありませんでした。
手前浅場の臆病君は、卵塊の半分がハッチアウトしています。
 臆病君、しっかり頑張ってます!
よく見ると、卵から顔を出した稚魚も写っていました。もう明日には巣立ち完了しそうですね。

もう1ヶ所は2月初めに抱卵開始したので、抱卵の様子をもう少しの間観察出来るはずです。
本日も順調な抱卵の様子を確認してきました。(写真は無いです~~)

ダンゴウオの抱卵はというと・・・。
次々と穴の中のオスが見つかります!
 はっきりと赤い卵塊が見える個体
   
前回発見した場所の付近をチェックしていると、他の穴にも別の個体がいたりという状況。
結局、先週と本日合わせて10ヶ所の巣床を発見です。なんだか場所を覚えきれないかも・・・。

メスも1ダイブで4~5匹ほど観察出来るので、可愛い個体を狙いたいですね。
 

ウミウシでは、人気のシロホクヨウウミウシの青バージョンや、この時期ならではエゾカスリウミウシの交接シーンをはじめ、ベルセッラ・カリフォルニカ、カドリナ、チシオなどを観察しました。
 


フサギンポ、コケギンポ、ツグチガイ、カイメンホンヤドカリ、ヨツハモガニ、イボイチョウガニ、などなど・・。
 

アフターダイブでは、復幸祭が行われている街中へ。

大変賑わっており駐車場も満車ばかりでしたが、駐車場も昼食も結構スムーズで超ラッキー♪
すっかり有名になった女川の『ダンボルギーニ』かと思いきや・・えええ!本物になってる~~~!!!
  
持ち主であり『KONPO'S FACTORY』の今野社長さんから、この車を通じて未来へつなぐ様々な想いなどを聞くことも出来たし、エンジン音も聞くことが出来ました。

東北にも、春の暖かさが感じられるようになってきました。
ピンクのランボルギーニが、一足早く女川を桜満開にしているようでした。


2017/3/12 竹浦

2017-03-12 | 宮城の海

天候:晴れ
海況:波うねり無し
ポイント:弁天島
水温:7℃
透視度:1~2m

3月も半ばに差しかかり、クチバシカジカ抱卵のハッチアウトが気になるところ!
さらには「ダンゴウオが早くも抱卵し始めた!」と、一昨日に潜ったバックロールさんから聞いてワクワクです!!

本日、驚きの濁りに「うへ~~っ」と声がもれるほど。
それでも、狙う生物は決まってるし、場所も分かってるし、観察・撮影はマクロだし。
沖EN➡手前EXで移動を片道にして、定めた狙いを全て押さえます!

今シーズン初観察となるダンゴウオ抱卵!
須床を決めたオスの奥に、産んで間もない赤い卵塊が見えます!!

さらに別の個体。卵が1粒だけ確認出来ます。そしてその巣床から10cmも離れていない場所に赤いダンゴウオが身を潜めていました。
 
抱卵場所を決めたダンゴウオを6カ所確認した他、ホヤにも壁にもダンゴウオだらけでした。
  

クチバシカジカ抱卵は・・・!
沖の抱卵箇所で、ハッチアウトが始まっていました!!!
 
卵の空殻が見えます!!!
2ダイブ目でも再度チェックしに行くと、空殻を綺麗に掃除した後でした。親は卵から少し離れた場所にいました。
 
卵はあと20粒ほど。もう今日明日にもハッチアウト完了しそうです。

浅場の抱卵もそろそろ孵化しそうですが、まだ卵塊はあります。
深場にいる、鏡でしか観察出来ない個体のハッチアウトももう少しかかりそうです。


オウゴンムラソイ、フサギンポ、マコガレイ、メンコガニのペア、等など・・。
   

透視度、だんだん良くなってくれるといいんですが・・・


2017/3/5 竹浦

2017-03-05 | 宮城の海

天候:晴れ
海況:うねり少々
ポイント:竹浦グロット&弁天島
水温:6~7℃
透視度:2~4m

生物リサーチに行ってきました。

クチバシカジカ抱卵、そろそろハッチアウト開始かと気になります。
4ヶ所全て、まだ卵保護していました。
しかしグロットの個体は、最初に産み付けられた卵塊の方がすでにハッチアウトしており、2匹目の卵塊を守っている状態です。
 グロットの個体(鏡を使用して撮影)
 弁天島①の卵 臆病な親は近くで隠れている状態
 弁天島②
 弁天島③(鏡を使用して撮影)

久し振りにケムシカジカを観察しました。

ウミウシでは、ホリミノウミウシが出始めました。フワフワ動く場所にいるのでなかなかピントが合わず、なんとか撮れたのがコチラ。

海藻をチェックすると、隠れてるようでバレバレ~のダンゴウオ。吸盤がはっきりと判ります。

立派に育った成魚たちが数多く観察出来ます!
 カメラ目線


アミメハギ、ヒメフタスジカジカ、キタモエビモドキ、メンコガニ、マダコ、ミツイラメリウミウシ、エムラミノウミウシ、ベルセッラ・カリフォルニカ、シロホクヨウウミウシ、等など・・・。