「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<416> 『プラハの恋人』 視聴完走

2007年04月26日 | 韓国ドラマ
 2005年、SBS制作、全18話。

 シン・ウチョル監督による『パリの恋人』に続く、「恋人シリーズ」の第2作目の作品。

 『パリ恋』は財閥令息とどん底庶民の娘との恋物語だったが、今回は外交官のエリート女性(しかも大統領の娘と言うオマケ付きw)と一介の刑事との恋模様・・・

 外交通商部儀典課勤務のユン・ジェヒ(チョン・ドヨン)は、プラハの大韓民国大使館で勤務してる時、チェ・サンヒョン(キム・ジュヒョク)と出会う。


 サンヒョンは鐘路(チョンノ)警察、暴対3課巡査部長。

 貧しい生まれの恋人、カン・ヘジュ(ユン・セア)の夢の為、プラハへのピアノ留学を援助し、その帰りをひたすら待っていた。

 しかし、帰国予定が間近に迫ったある日、突然、ヘジュはサンヒョンに別れを告げ、姿を消した。

 納得のいかないサンヒョンははるばるプラハまでヘジュを探しにやって来る。


 ジェヒは、以前チ・ヨンウ検事(キム・ミンジュン←「茶母」のソンベク)と恋に落ちる。

 急に韓国に戻る事になったヨンウの「必ず戻ってくる」と約束を信じ、5年間もその再会を待っていた。

 ヨンウは財閥、テソン・グループの会長の子息で、父 チ・ギョンファン(チョン・ドンファン←「冬ソナ」サンヒョク父、今回は悪役w)の政治絡みの思惑で、大統領の娘ジェヒの元に戻れない状態にあった。

 ジェヒを守るが故、会えぬ日を耐えていた・・・

 しかし、ジェヒは何も知らず待ち続け、いつしか諦めにも似た感情を抱いていた。


 へジェを探すサンヒョンは言葉の壁もあり、偶然知り合った外交官のジェヒに捜索の協力を依頼する。

 なんと最近ジェヒのルームメイトになった女性クララこそがヘジュだったのだ。

 ヘジュはどう言う経緯かプラハでチ会長の子を身ごもり、大きなお腹の妊婦さん・・・

 お腹の子の為、サンヒョンを忘れようとしていた。


 プラハでの出会いを経て、ソウルに戻ってきたジェヒはサンヒョンにピュアな恋心を寄せる。

 一方、サンヒョンはヘジュの裏切りに傷付き、ジュヒのアプローチに心を閉ざす。

 それでも、めげないジェヒの猛アタックにサンヒョンは次第に心惹かれていく。

 ジェヒの好き好き攻撃が笑えた。

 拒否られても、冷たくされても、めげない姿は、下手するとストーカー転落ギリw

 でも、ジェヒへの愛を自覚してからのサンヒョンも、もうデレデレで・・・あんなに何を突っ張っていたのかと思うほどw

 二人の恋のやりとりが「甘い」を通り過ごしていて「痛い」と思った私は年なのか?

 ジェヒの素性やヨンウの恋心、ヘジュの存在などが絡みに絡んでのストーリー展開。


 ラストは晴れてジェヒとサンヒョンが結ばれ、プラハ出張中のジェヒの元に結婚記念日のお祝いに花束を抱えてサンヒョンが現れると言う、なんとも夢のような演出。

 ジェヒを愛し続けながらも父親の不正を検事として正し、サンヒョンの元にジェヒを送り出したヨンウの存在が一番哀れだったなぁ~


 サンヒョン役のキム・ジュヒョクって、二世タレントさんで、名優キム・ムセン氏の次男だそうだ。

 キム・ムセン氏は『ラストダンスは私と一緒に』のチ・ソンのお父さんや、『屋根部屋のネコ』のキム・レウォン君のおじいちゃん役をやってた人だよね~

 この人→

 大統領ユン・ジョンハン役のイ・ジョンギル氏(←「美日々」ミンチョル父)、今回はいい人w

ジェヒのボディガード、アン・ドンナム(ハ・ジョンウ←この人も2世タレントだ~お父さんは『夏の香り』や『商道』に出演していたキム・ヨンゴン氏)や親友のソ・ユンギュ(ユン・ヨンジュン)が脇でいい味だしてたw

 キム・ヨンゴン氏→

また、ヨンウの異母弟チ・スンウは男性ユニットの神話のメンバーのアンディーが演じ、その演技力が韓国では話題になったそうだ。

 またジェヒの弟、ユン・ゴニには、若手有望株のチャン・グンソク君。


 今回、一番気になったのは「カプトルとカプスン」。

 ジェヒとサンヒョンは途中からお互いをこう呼び合うんだけど・・・??

 たしか『サンドゥ、学校へ行こう!』でもチラッと出てきた記憶がある。

 これを見た頃は、ブログをやっていなかったから、調べる事もしなかったけどw

 なので、「カプトルとカプスン」調べてみよう~w


 これは古臭っさい韓国の男女の名前の代表みたいなもんで、古くは男の子には「돌(トル)」女の子には 「순(スン)」を付けて名付けていたそうだ。

 『私の名前はキム・サムスン』で主人公のサムスン(キム・ソナ)は、じいちゃんが名付けたサムスンって名前を改名しようとするくらい、自分の名前を嫌っていたっけw

 要するに「○○スン」って名付け方が古かったんだ~

 で、「カプトルとカプスン」の古い伝承曲が歌い継がれているようだ。

 内容は・・・
 「同じ村に住んでいたカプトルとカプスンは、お互いに好き同士だったが、その思いを心に秘めたままだった。
 それどころか、お互い知らん振りの態度でいた。 
 なので、カプスンはカプトルの気持ちも知らぬまま、よそに嫁いでしまった。
 傷心のカプトルも別の女を娶った。

 嫁に行った初夜にカプスンは止めどなく泣いた。
 心の中にはカプトルしかいなかったから・・・
 腹立ち紛れにカプトルも嫁さんを娶ったが、その初夜に月を見て泣いた。
 カプトルの心の中にもカプスンしかいなかったから・・・」

 色に出るのが恋心であるのに、それを表現しなかった不幸な恋人たちのお話のようだ。

 「自分の思いを隠さず表現しないさいよ!」って言う若者を励ます歌なのか、「昔はこんな切ない結婚もあったんだよ」ってしみじみする歌なのか、わからないけどw、サンヒョンとジェヒはこの二人の名で呼び合う・・・マスマス ワカランw


 韓国で放映時、30%越えの視聴率をたたき出したドラマのようだが、いちゃつきを超えた甘ベタがどうも、しっくりこなかったw

 プラハにある「願いの壁」がストーリー構成上必要だったみたいで、それ以外は『プラハの恋人』が「プラハ」である必要は全く無い設定w


 ジェヒとサンヒョンが結婚して1年後、プラハの「願いの壁」に一足先に訪れていたヨンウは「世界の全ての時間が無くなる頃、彼女を忘れるでしょう」とメモを貼り付けて立ち去る。←まだ、未練引きずってます

 その後やって来た幸せいっぱいなジェヒは「カプトルとカプスンは、ずっと幸せに暮らしました」

 そしてサンヒョンは「空が崩れても、大地が割れても、地球を100周しても、俺の心はいつでもミルルユッテ(チェコ語で愛してるの意)」とまたもや甘ベタ全開w

 
 「恋人シリーズ」の最後、三部作目『恋人』もすでに公開済み。

 主演を務めた『パリ恋』のキム・ジョンウンと『茶母』のユン従事官役のイ・ソジンの二人のリアル熱愛報道が最近にぎやかだ。

 視聴後の感想より週刊誌風ネタが満載w

 おすすめ →picanさんの『プラハの恋人』ロケ地めぐりinソウル


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2 コメント

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視聴完走、お疲れ様です~♪ (pican)
2007-04-27 08:28:11
私はチョン・ドヨンの作品をひとつも見たことがなくって、
このドラマでは、彼女が猛アタックすることを聞いていたので、
それはひくかも、と思ってたんですが、
意外や意外!すごいかわいかったです~( ´艸`)
だから、すごくよかったと思えたのかもしれないですね。
でもジュヒョクssiって2世さんだったんですね~!!
さすが!!ぐるくんさんの情報収集能力はスゴイですぅγ(▽´ )ツ
カプトルとカプスンについても。
私、どっちが男の子だっけ~?っていつも混乱してたんですが、
これで完全に覚えました♪
サムスンを思い出せばいいんですもんね。
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ありがとう~ (ぐるくん)
2007-04-27 21:38:18
 picanさん、コメントありがとうございます。

 チョン・ドヨンさんはキュートで自然体、寒いとお鼻が真っ赤になる所が好きですw
 演技は上手いですよね~
 『スキャンダル』や『情愛』などの映画でかなり色っぽい大胆な演技の一方、『星を射る』やこの『プラ恋』では可愛い等身大の演技を見せてくれています。
 最近、リアルで結婚もされて、ますますきれいになってますw

 視聴完走するのがつらかった訳ではないんです。
 それなりに、楽しめましたw
 二人のやり取りが個人的に「まいったなぁ・・・ポリポリ」って感じでしたw

 「カプトルとカプスン」の話は韓国では有名なんでしょうね・・・
 昔話って、大体、教育的意味合いが加味されているじゃないですか?だけど、この話の場合、それが何なのか判らないw

 勝手にリンクも貼らせて頂きました事、改めて御礼申し上げます。 
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