------- カン・ミンジュの回想 ---------
自分の心がムヒョクさんの復讐に利用されていると知った時はショックだったし・・・プライドも傷付けられたわ。
でも人の心って不思議ね?
今まで恋は遊び、ゲームだと思っていた私は別れた後も未練たらしく言い寄ってくる男達にあきれたし、うんざりしていたのに・・・
この私がムヒョクさんを諦められなかった。
そして無理を言って会うたびに惨めになったわ。
そんなムヒョクさんがあの日私に助けを求めたの・・・
病院から抜け出し道端でパジャマのままでガタガタ震えていたわ。
「ここから一番遠い所に連れて行ってくれ。」が彼の頼みだった。
彼の家に寄ってとりあえずの着替えを持って、パパが利用している済州島のリゾート・ホテルに部屋を取り、具合の悪い彼を気遣いながらも飛行機で渡ったの・・・
ムヒョクさんは何も飲まず、何も食べず・・・私に話しかけてもくれなかったわ。
ユンとムヒョクさんの会話を聞いてしまった私はムヒョクさんのこの状況が命に関わっている事が分かっていたから、余計恐ろしくなったの・・・
一人ベッドの上でもがき苦しんでいる彼をただ案じているだけ・・・
ウンチェは私とムヒョクさんが一緒だと言う事を何故か知ったらしく、私の携帯の着信履歴がウンチェの名で埋まってしまった・・・
私に助けを求めてくれたのに・・・
だれも寄せ付けないムヒョクさん
そんな彼の心はウンチェを求めているのが分かったから・・・
私はウンチェに連絡したの・・・
復讐の為に自分とって大事なウンチェや私に近づいて利用したんだとユンは言ったけど・・・
私は今でも思っているの・・・
私を強引にソウル・ホテルに連れて行き、黙って母の為のスカーフのプレゼントを私の手に握らせたムヒョクさんの優しさは本物だったって・・・
私を置いて家を出て行った母を私は恋しい分だけ憎んでいた。
その母が一度だけでいいから一緒にご飯を食べようと涙を流して訪ねて来てくれたけど、私は頑なになっていた。
そんなに泣くなら、どうして私を置いてッたの?
私はあなたに流す涙も無くなるほど泣いたわ・・・って
でもムヒョクさんだからこそ、そんな私の屈折した母への気持ちを察してくれたんだと思ってる・・・
私を陥れるならいくらでも方法があったでしょうに、一番脆い所を突かれたって訳ねw
でもあの時の優しさは彼の本当の心だったはず・・・
ムヒョクさんがバイク事故で亡くなったと知らされた時、彼の孤独が見えて泣けたわ。
どうしてウンチェの側で安らかに逝けなかったのムヒョクさん!!
この韓国にはあなたを愛した人間がいたのよ?
お別れを言う時間もくれないで・・・
あなたの愛したウンチェは本当にすごい子よ。
あなたの遺体に対面する事も叶わなかったウンチェがあなたの死を静かに受け入れ、感情的になっているユンやユンのお母様に臓器移植するように説得したの・・・
神々しいくらいだった。
ソギョンさんには唯一の形見となった指輪を見せながら
「これはムヒョクさんのよ。」
「ほら見て、お姉さんのとあわせると、『永遠に一緒』ってなってるの・・・」
「お姉さん、これを貸して?」
ソギョンさんの首につけられた指輪を受け取り
「ムヒョクさんが淋しくないように・・・」
「お姉さん、こうして二つ持ってくれる?」
ウンチェは二つの指輪を一緒にして、再びソギョンさんの首に付けてあげてたわ・・・
一番悲しくって
一番あなたの事が恋しかったウンチェが・・・
ソギョンさんとカルチ君が淋しくならないようにと
二人の世話をしたのよ・・・
そして、ユンの復帰コンサートに姿を現さなかった事を、ユンと二人で「一人旅を楽しみすぎてる!」なんて冗談を言いながら愚痴っていた時にあの知らせが・・・
思いも寄らなかった知らせが・・・
ソン・ウンチェ、あなたって人は・・・
今思えば、ウンチェ、あなたはムヒョクさんが亡くなった時から心はムヒョクさんと一緒に旅立っていたの?
今日、こうしてムヒョクさんとウンチェのお墓にやっと来れた。
みんな一緒よ!
ユンもおば様も、ソギョンさんもカルチ君も・・・
みんなあなたたちにお別れを言えないままでつらかったわ。
ムヒョクさん、ウンチェ・・・
私に真実の愛を教えてくれた二人に教えておくわ・・・
私とユン、結婚を決めたの・・・
ユンと二人でムヒョクさんとウンチェの事、生涯忘れずに生きていくわ。
愛を・・・
ありがとう・・・
---------------------------------------
お付き合い、ありがとうございました。
ムヒョクがユンを陥れる為、ユンが愛しているミンジュに接近しました。
愛を信じないと言い切る彼女は裕福な家のお嬢様で人気の美人女優。
何不自由なく、望むものを全て手にできるような彼女は周りからは羨望の的の存在と言えます。
そんな彼女は、家庭的には淋しい人でした。
恋から恋へと渡り歩く彼女でしたが、突然目の前に現われたムヒョクが演じた男にどんどん惹かれていきます。
ユンを拒絶した事がきっかけでユンは交通事故を起し、元々弱かった心臓に大きなダメージを受けた為、心臓の機能障害を併発してしまいます。
治る手段は臓器移植しかありませんでした。
ミンジュは第三者ながら、ムヒョクの死が迫っている事、ユンへの臓器提供者として登録している事、そしてユンと実の兄弟である事(真実はまた違ったのですが)を知ってしまいます。
自分が利用されただけの存在とわかってプライドを傷付けられながらも、ムヒョクへの想いを断ち切れない中、ムヒョクとウンチェの真剣な愛に気付きます。
きっとミンジュはこんな気持ちでいたのではないか?と思うのですが・・・
その後SS①
その後SS②
自分の心がムヒョクさんの復讐に利用されていると知った時はショックだったし・・・プライドも傷付けられたわ。
でも人の心って不思議ね?
今まで恋は遊び、ゲームだと思っていた私は別れた後も未練たらしく言い寄ってくる男達にあきれたし、うんざりしていたのに・・・
この私がムヒョクさんを諦められなかった。
そして無理を言って会うたびに惨めになったわ。
そんなムヒョクさんがあの日私に助けを求めたの・・・
病院から抜け出し道端でパジャマのままでガタガタ震えていたわ。
「ここから一番遠い所に連れて行ってくれ。」が彼の頼みだった。
彼の家に寄ってとりあえずの着替えを持って、パパが利用している済州島のリゾート・ホテルに部屋を取り、具合の悪い彼を気遣いながらも飛行機で渡ったの・・・
ムヒョクさんは何も飲まず、何も食べず・・・私に話しかけてもくれなかったわ。
ユンとムヒョクさんの会話を聞いてしまった私はムヒョクさんのこの状況が命に関わっている事が分かっていたから、余計恐ろしくなったの・・・
一人ベッドの上でもがき苦しんでいる彼をただ案じているだけ・・・
ウンチェは私とムヒョクさんが一緒だと言う事を何故か知ったらしく、私の携帯の着信履歴がウンチェの名で埋まってしまった・・・
私に助けを求めてくれたのに・・・
だれも寄せ付けないムヒョクさん
そんな彼の心はウンチェを求めているのが分かったから・・・
私はウンチェに連絡したの・・・
復讐の為に自分とって大事なウンチェや私に近づいて利用したんだとユンは言ったけど・・・
私は今でも思っているの・・・
私を強引にソウル・ホテルに連れて行き、黙って母の為のスカーフのプレゼントを私の手に握らせたムヒョクさんの優しさは本物だったって・・・
私を置いて家を出て行った母を私は恋しい分だけ憎んでいた。
その母が一度だけでいいから一緒にご飯を食べようと涙を流して訪ねて来てくれたけど、私は頑なになっていた。
そんなに泣くなら、どうして私を置いてッたの?
私はあなたに流す涙も無くなるほど泣いたわ・・・って
でもムヒョクさんだからこそ、そんな私の屈折した母への気持ちを察してくれたんだと思ってる・・・
私を陥れるならいくらでも方法があったでしょうに、一番脆い所を突かれたって訳ねw
でもあの時の優しさは彼の本当の心だったはず・・・
ムヒョクさんがバイク事故で亡くなったと知らされた時、彼の孤独が見えて泣けたわ。
どうしてウンチェの側で安らかに逝けなかったのムヒョクさん!!
この韓国にはあなたを愛した人間がいたのよ?
お別れを言う時間もくれないで・・・
あなたの愛したウンチェは本当にすごい子よ。
あなたの遺体に対面する事も叶わなかったウンチェがあなたの死を静かに受け入れ、感情的になっているユンやユンのお母様に臓器移植するように説得したの・・・
神々しいくらいだった。
ソギョンさんには唯一の形見となった指輪を見せながら
「これはムヒョクさんのよ。」
「ほら見て、お姉さんのとあわせると、『永遠に一緒』ってなってるの・・・」
「お姉さん、これを貸して?」
ソギョンさんの首につけられた指輪を受け取り
「ムヒョクさんが淋しくないように・・・」
「お姉さん、こうして二つ持ってくれる?」
ウンチェは二つの指輪を一緒にして、再びソギョンさんの首に付けてあげてたわ・・・
一番悲しくって
一番あなたの事が恋しかったウンチェが・・・
ソギョンさんとカルチ君が淋しくならないようにと
二人の世話をしたのよ・・・
そして、ユンの復帰コンサートに姿を現さなかった事を、ユンと二人で「一人旅を楽しみすぎてる!」なんて冗談を言いながら愚痴っていた時にあの知らせが・・・
思いも寄らなかった知らせが・・・
ソン・ウンチェ、あなたって人は・・・
今思えば、ウンチェ、あなたはムヒョクさんが亡くなった時から心はムヒョクさんと一緒に旅立っていたの?
今日、こうしてムヒョクさんとウンチェのお墓にやっと来れた。
みんな一緒よ!
ユンもおば様も、ソギョンさんもカルチ君も・・・
みんなあなたたちにお別れを言えないままでつらかったわ。
ムヒョクさん、ウンチェ・・・
私に真実の愛を教えてくれた二人に教えておくわ・・・
私とユン、結婚を決めたの・・・
ユンと二人でムヒョクさんとウンチェの事、生涯忘れずに生きていくわ。
愛を・・・
ありがとう・・・
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お付き合い、ありがとうございました。
ムヒョクがユンを陥れる為、ユンが愛しているミンジュに接近しました。
愛を信じないと言い切る彼女は裕福な家のお嬢様で人気の美人女優。
何不自由なく、望むものを全て手にできるような彼女は周りからは羨望の的の存在と言えます。
そんな彼女は、家庭的には淋しい人でした。
恋から恋へと渡り歩く彼女でしたが、突然目の前に現われたムヒョクが演じた男にどんどん惹かれていきます。
ユンを拒絶した事がきっかけでユンは交通事故を起し、元々弱かった心臓に大きなダメージを受けた為、心臓の機能障害を併発してしまいます。
治る手段は臓器移植しかありませんでした。
ミンジュは第三者ながら、ムヒョクの死が迫っている事、ユンへの臓器提供者として登録している事、そしてユンと実の兄弟である事(真実はまた違ったのですが)を知ってしまいます。
自分が利用されただけの存在とわかってプライドを傷付けられながらも、ムヒョクへの想いを断ち切れない中、ムヒョクとウンチェの真剣な愛に気付きます。
きっとミンジュはこんな気持ちでいたのではないか?と思うのですが・・・
その後SS①
その後SS②
読みました~~ミンジュもきっと 真実の「愛」がわかり ムヒョクがミンジュに近づいてきたりしたことも
母親への愛 スカーフのときのこと ムヒョクの本当の優しさ愛を 教えたかったのですよね~~
素晴らしいです
物語上手です~~小説読んでるみたいで
どんどんすいこまれていきます
ミンジュはミンジュで ある意味かわいそうな子だったと思います ムヒョクとウンチェの愛が本物の愛ということがわかり
きっと ユン君と 本当の愛でハッピーになってそうですよね~~
ありがとうございます 感動です~~
ミンジュは「落ちるところまで落ちてやろうじゃない!」とか言って、ムヒョクにかなり邪険にされても諦めきれない感じでしたよね。
私なんか途中でミンジュの出番、必要ないんじゃない?って思ったくらいw
ゲームにならない感情を初めて抱いたミンジュだからこそ、ムヒョクとウンチェの想いが理解できたのでは?と思えて・・・書いてみました。
感動!の言葉を入れたくて・・
ただの足跡ですから・・
気にしないで下さい。
ミンジュさんはそうだったと思います。
ミンジュも悲しい人でしたね・・・。
利用されていたのに、ムヒョクへの気持ちを断ち切れなかったミンジュ。ムヒョクの中に、自分と同じ寂しさを感じ取ったのかなぁ~と思いました。
ユンと幸せになって欲しいです。
ぐるくんさんっ、本を出版しませんか?
「続・ごめん愛してる」ってタイトルなんかどうでしょう?アタシは絶対に買いますよ
次行ってきます
一気に読んで頂いている、気迫がこちらにも伝わり、ありがたいやら恐縮するやらです。
ありがとうございます。
≫ゆーこさん、コメントありがとうございます。
読んで頂けるだけでも、こちらは感謝ですw
自己満足の為の一文を共感して貰えて、本当にうれしい!!
ありがとうございます。