「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

ひとりごと<72> クルビ

2005年09月19日 | 韓国・韓国語
 韓国では、チュソク(秋夕)や旧正月と言った一族のお祀りの際のお供え(=ごちそう)に「クルビ」がある。

 「クルビ(굴 비)」は「イシモチ」を塩漬けして干した物で、これを焼いた「クルビグイ」が人気のある一品なんだそうだ。

 「イシモチ」は釣り魚としては耳にするが、ダイバー用のコンパクトな魚図鑑などには載っていない。

 我が家にある何冊かの図鑑を調べたら、ニベ科の魚として標本写真が1点、関西などでは「グチ」と呼ぶので、「シログチ」で探すと2点、紹介されていた。

 私も「シログチ」を観察した記憶が思い出せない・・・・

 ダイバー仲間で「イシモチ」と言えば、テンジクダイ科の「カスリイシモチ」とか「オオスジイシモチ」「クロホシイシモチ」「クロイシモチ」「キンセンイシモチ」などなど「ネンブツダイ」の仲間の小魚たちを思い浮かべるのが、普通だよな~

 「イシモチ(シログチ)」は、日本ではあまりおいしい魚と認められていない。

 「イシモチ」の干物も見かけない。

 が、韓国ではかなり高級な干物として売買されているそうだ。

 ネットの韓国食材にも「クルビ」だけでなく生の「イシモチ(조 기 チョギ)」を冷凍した物も載っていたので、「イシモチ」そのものも料理して食べるのかな?

 10尾づつ「クルビ」は縄で連ねられ、「チュソク」前の市場にたくさん吊るされているそうだ。
 
 年末の新巻鮭や数の子のように、祝いの膳を彩る素材として扱われているのか、ひとつの風物詩のようになっているようだ。



 

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