前回話題にしていた事が、起きてしまった。
19日の地方紙の片隅に「満潮で親子3人が岩場に取り残され、無事救助」の記事が掲載されていた。
午前10時ごろ海岸に到着し岸から30mほど離れた岩場に渡り、磯遊びを楽しんでいたこのファミリーは、約1時間後、満ちてきた潮の為に、戻るルートを失ったしまった。 それから再び潮の引くのを待ったそうだ。
しかし、日は暮れ暗くなったところで、携帯電話で救助要請をし、消防本部のレスキュー隊により無事救助された。
海の天候が変わって波が高くなっていたらなどと考えると無事に救出されて本当に良かったと思う。
それと同時に楽しい思い出となる筈の海での一日が散々だったな~と同情してしまう。
この日は中潮、大潮の次に干満の差があり、潮が動きやすい。
潮汐表を調べると干潮が8:09。 満潮は15:54。
このファミリーが海に着いたのが10:00。 引き潮のMAXは過ぎている。 約1時間の磯遊び。
想像するにこの段階で潮は少しずつ上がってきていたはずだ。
気が付いた時には、戻るべきルートが海に沈み、途切れてしまった訳だ。
遠慮深かったのか、あまり頓着しなかったのか、第2のミスは潮が引くのを待った事である。
次の干潮は20:31。 当然辺りは日が落ち、暗くなってしまう。
日帰りのレジャーで懐中電灯などの装備がないのは当たり前だろうから、真っ暗な中を磯伝いに岸に戻るのはやはり危険な事だ。
基本的ルールと予備知識をインプットしてもらえれば、磯場は海の自然観察が出来るし、磯遊びも楽しいのでお勧めのレジャーである。
まずは、何度も言っているが干満の差があると言うこと。
潮は満ちだすと以外に早く上がってくるので、周りの小さな変化に気を配り早めに対処する事。
岩場の際などに突っ立てると、突然高い波が来る事があるので、気を付ける事。
ダイドプール(潮溜まり)は小魚や海辺の生き物がいて観察ができます。 触ってみると言うのは、とても良いことなんですが、触ると危険な物もあることを、特にお子さんなどにしっかり教えてあげて下さい。
「ゴンズイ」・・・ナマズに似ていて、黄色いストライプが可愛いが、背びれと胸びれに鋭い棘があり、毒腺を持っている。 幼魚は球状に群れ、通称「ゴンズイ玉」を形成する。 潮溜まりにいるはその塊からはぐれた数匹の場合が多い。
「ガンガゼ」・・・ウニですが、その棘がやたら長いです。 岩場の切れ込みが深く、ちょっと海の中が陰っている所などにまとまっています。 その棘は以外にもろいので、踏んだりすると、刺さった端から折れて、皮膚に無残な黒い点々を残し、棘を抜くのも一苦労します。
「ハオコゼ」・・・カサゴ科の体長7~8cmの魚。 背びれの棘に毒腺がある。 幼魚は流れ藻などに付いているので、磯場の海草の束をむやみにさわりまくると2~3cmのハオコゼにやられる事もある。
「シロガヤ・クロガヤ」・・・鳥の羽のような海草のような優雅な風情です。 腔腸動物のヒドロ虫の仲間で植物状の群体を作ります。 しかし、刺胞毒を持ってます。
「カツオノエボシ」・・・俗に言う電気クラゲの一種です。 烏帽子のような浮き袋で波間にポッカリ浮いていますが、その下には予想外の長い触手を漂わせ、餌となる魚を狙っています。 私は海で遭遇した事は無いのですが、磯に打ち上げられた個体は何度か目にしてます。 見事なコバルトブルーの体色は目を引き、思わず手を出しそうになりますが、死んでいてもその蝕手の刺胞は発射可能なので、決して手を出さない事。
あと、岩場に生えているアオサやイワノリで足元が滑って転んだり、ビーサンが脱げてフジツボなどでふやけた足を切ったりする事があるので、走るのは厳禁。
こう書いてしまうと、海って危ない所と思われてしまうかもしれないが、危険な事象を把握してこそ楽しめると言うのは、アウトドア・レジャー全般に通じて言える事でしょう。
熱中症や日焼けに気をつけて、どうぞ存分に磯遊び楽しんで下さい。
19日の地方紙の片隅に「満潮で親子3人が岩場に取り残され、無事救助」の記事が掲載されていた。
午前10時ごろ海岸に到着し岸から30mほど離れた岩場に渡り、磯遊びを楽しんでいたこのファミリーは、約1時間後、満ちてきた潮の為に、戻るルートを失ったしまった。 それから再び潮の引くのを待ったそうだ。
しかし、日は暮れ暗くなったところで、携帯電話で救助要請をし、消防本部のレスキュー隊により無事救助された。
海の天候が変わって波が高くなっていたらなどと考えると無事に救出されて本当に良かったと思う。
それと同時に楽しい思い出となる筈の海での一日が散々だったな~と同情してしまう。
この日は中潮、大潮の次に干満の差があり、潮が動きやすい。
潮汐表を調べると干潮が8:09。 満潮は15:54。
このファミリーが海に着いたのが10:00。 引き潮のMAXは過ぎている。 約1時間の磯遊び。
想像するにこの段階で潮は少しずつ上がってきていたはずだ。
気が付いた時には、戻るべきルートが海に沈み、途切れてしまった訳だ。
遠慮深かったのか、あまり頓着しなかったのか、第2のミスは潮が引くのを待った事である。
次の干潮は20:31。 当然辺りは日が落ち、暗くなってしまう。
日帰りのレジャーで懐中電灯などの装備がないのは当たり前だろうから、真っ暗な中を磯伝いに岸に戻るのはやはり危険な事だ。
基本的ルールと予備知識をインプットしてもらえれば、磯場は海の自然観察が出来るし、磯遊びも楽しいのでお勧めのレジャーである。
まずは、何度も言っているが干満の差があると言うこと。
潮は満ちだすと以外に早く上がってくるので、周りの小さな変化に気を配り早めに対処する事。
岩場の際などに突っ立てると、突然高い波が来る事があるので、気を付ける事。
ダイドプール(潮溜まり)は小魚や海辺の生き物がいて観察ができます。 触ってみると言うのは、とても良いことなんですが、触ると危険な物もあることを、特にお子さんなどにしっかり教えてあげて下さい。
「ゴンズイ」・・・ナマズに似ていて、黄色いストライプが可愛いが、背びれと胸びれに鋭い棘があり、毒腺を持っている。 幼魚は球状に群れ、通称「ゴンズイ玉」を形成する。 潮溜まりにいるはその塊からはぐれた数匹の場合が多い。
「ガンガゼ」・・・ウニですが、その棘がやたら長いです。 岩場の切れ込みが深く、ちょっと海の中が陰っている所などにまとまっています。 その棘は以外にもろいので、踏んだりすると、刺さった端から折れて、皮膚に無残な黒い点々を残し、棘を抜くのも一苦労します。
「ハオコゼ」・・・カサゴ科の体長7~8cmの魚。 背びれの棘に毒腺がある。 幼魚は流れ藻などに付いているので、磯場の海草の束をむやみにさわりまくると2~3cmのハオコゼにやられる事もある。
「シロガヤ・クロガヤ」・・・鳥の羽のような海草のような優雅な風情です。 腔腸動物のヒドロ虫の仲間で植物状の群体を作ります。 しかし、刺胞毒を持ってます。
「カツオノエボシ」・・・俗に言う電気クラゲの一種です。 烏帽子のような浮き袋で波間にポッカリ浮いていますが、その下には予想外の長い触手を漂わせ、餌となる魚を狙っています。 私は海で遭遇した事は無いのですが、磯に打ち上げられた個体は何度か目にしてます。 見事なコバルトブルーの体色は目を引き、思わず手を出しそうになりますが、死んでいてもその蝕手の刺胞は発射可能なので、決して手を出さない事。
あと、岩場に生えているアオサやイワノリで足元が滑って転んだり、ビーサンが脱げてフジツボなどでふやけた足を切ったりする事があるので、走るのは厳禁。
こう書いてしまうと、海って危ない所と思われてしまうかもしれないが、危険な事象を把握してこそ楽しめると言うのは、アウトドア・レジャー全般に通じて言える事でしょう。
熱中症や日焼けに気をつけて、どうぞ存分に磯遊び楽しんで下さい。
しかし、自然は人間の力などまったく無意味なほどのパワーがある事を忘れず、謙虚になり、自分が行くフィールドの事を勉強して下さいね。
サイパンでダイバーが2人事故リましたね~。 詳しい状況が判らないのでどうこう言う気はないのですが、最悪の結果に胸が痛みます。