「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<384> むりかぶし

2007年03月13日 | 沖縄
 小惑星「むりかぶし」は関勉さんにより芸西天文台(高知市芸西村)で1993年1月16日に発見され、八重山地方の「星が群れている=群れ星」と言う方言から「むりかぶし」と命名された。

 この小惑星は「彗星13989」と学術的に登録され、昨年(2006年)11月に国際天文学連合(IAU)の小惑星センターで承認され、「むりかぶり」の名が世界的に確定されたばかりだ。

 沖縄に由来する名前が付いた小惑星としては「石垣」「聖紫花」に続き3番目となった。


 「むりかぶし」は昨年3月に完成したばかりの「石垣島天文台」にある光学赤外線105cm望遠鏡の公募で決定した愛称だ。

 発見者の関さんが石垣島天文台が国立天文台でありながら民間の協力を得て運営されると言う今までにない珍しく、そしてほほ笑ましい光景に感動して、この愛称を小惑星の名にと、国際天文学連合に提案したと言う経緯がある。

 ご自身のHPの2006年11月11日の日記で
・・・『むりかぶし』の星は、石垣島天文台のシンボルとして、今後、永久に天文台の空に輝くことになる。
  是非、石垣島天文台のテレスコープでキャッチしてほしい。
  そして天文台を愛する石垣島の人々に夢を持っていただきたい・・・
 と命名決定に併せ、石垣島天文台の発展を期待する温かいエールも送ってくれていた。


 実は出来たばかりの「石垣島天文台」、昨年の台風13号の強風で、屋上観測室の直径8メートルのアストロドーム開閉部分が吹き飛ばされる大きな被害を受けてしまった。

 風速90mに耐えられる構造になっていたが、ドーム開閉部分が飛び散り、内部は水浸しになってしまったのだ。

 なので、現在復旧工事中だ。

 天体ドームや建物の修復をほぼ終わり「むりかぶし」望遠鏡も調整段階との事。
 
 4月1日から施設の一般公開を予定している。

 「望遠鏡が復旧したら、『むりかぶし』を撮りたい。」と話していた同天文台の宮地竹史副所長談通り、復旧後初の天体撮影(ファーストライト)として「むりかぶし」を捉える事に成功し、石垣島天文台HPに2月27日撮影の写真がUPされている。


 この小惑星「むりかぶし」はプレアデス星団に接近中で、4月23日オリオン座の近く、ちょうど真横に並ぶような形に見れるそうだ。 → こちら

 とは言え、18.2等星と言うから肉眼観察は無理w

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