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【NHKマイルカップ2018大穴予想】◎カシアスが奇跡を起こす!?蝶のように舞い、蜂のように差せ!!

2018-05-06 00:49:09 | 中央競馬


3歳マイル王決定戦・NHKマイルC。

96年の創設以来、数多くの名馬を輩出。
97年の優勝馬シーキングザパールは、翌年フランスで
G1モーリス・ド・ゲスト賞を制し、日本調教馬として初の海外G1優勝馬となった。

翌98年の優勝馬エルコンドルパサーは同年秋のジャパンカップを制し、
翌年フランスでG1サンクルー大賞優勝・凱旋門賞2着など国内外で輝かしい成績を残した。

また、00年の優勝馬イーグルカフェと01年の優勝馬クロフネはのちにジャパンカップダートを制覇し、
08年にディープスカイがここでG1初制覇を達成し、次走の日本ダービー制覇に繋げ、
11年3着のリアルインパクトは、次走で古馬相手の安田記念を制し、後に海外G1制覇も達成。
ほかに、06年3着のキンシャサノキセキなどスプリント路線で活躍する馬も多い。
先週の天皇賞を制したレインボーラインも16年の本レースでは3着という成績をおさめており、
様々なカテゴリーの活躍馬が送り出されている。

馬券的な妙味も大きく、
09年に単勝10番人気のジョーカプチーノ、2013年に同10番人気のマイネルホウオウが優勝しているのをはじめ、
過去10年で単勝10番人気以下の馬が9頭3着以内に入っており一筋縄ではいかない。

速い時計の決着になると、スプリンタータイプ、インを回ってくる馬が好走しやすく、
逆に時計がかかるときには、末脚のしっかりしたタイプ、中距離型が好走しやすい。

今年も、馬場状態は良好で、ある程度時計は出るのではないだろうか。
3歳マイル王の座に就くのかどの馬か注目の一戦となる。



◎カシアス
昨夏の函館2歳Sを制した、今回のメンバー中で唯一の重賞ウイナー。
2010年度のJRA賞最優秀短距離馬に輝いた父キンシャサノキセキのスピードを受け継ぎ、
芝1200メートルがベストの印象もあるが、近走のレース内容から芝1600メートルまでは守備範囲。

デビュー2戦目の未勝利を、2歳コースレコードに0秒2差まで迫る1分09秒4の好タイムで優勝。
続く函館2歳Sは、好スタートからスッと控えて5番手で脚を温存すると、
直線で一完歩ごとに差を詰めて先頭を捕らえ、重賞初制覇を達成した。

約3か月半の休み明けだった3走前の京王杯2歳Sでは、直線でしぶとく脚を伸ばして2着に好走。
朝日杯フューチュリティSは、2着馬ステルヴィオと0秒2差の7着とマイルでもやれる事を証明した。

今年初戦となったシンザン記念では、57キログラムの別定重量を背負いながら、
先手を奪って勝ち馬から0秒3差の3着に入り、距離への融通性を見せているし、
敗れた相手が後の桜花賞馬アーモンドアイという事で、ここでも十分やれる力はあるはず。

現在の単勝オッズでは18番目と、最低人気という事ですが、
東京は京王杯2歳Sの2着があり、一番人気のタワーオブロンドンとは対戦済み、
朝日FSではダノンプレミアム、そしてシンザン記念でアーモンドアイと
同世代のトップホース相手に差のない競馬ができている点を評価して、
父の馬名通り奇跡を期待したいところ。


○プリモシーン
デビュー2戦目の未勝利では、中団追走からメンバー中最速となる上がり3ハロン33秒2の末脚を繰り出し、
最後はテトラドラクマとの追い比べを制して、1分34秒2の優秀な走破時計で勝利。

約3か月の休養を挟んだ前々走のフェアリーSは、スローペースの展開の中、
外を回る距離ロスもありながら、直線で鮮やかに抜け出して初の重賞タイトルを獲得。

前走の桜花賞は10着と敗れたが、外枠15番でスタート出遅れて最後方から。
直線では前が壁になるシーンもあっただけに、敗因は明確。
近2年の本レース勝ち馬(メジャーエンブレム、アエロリット)は、
共に桜花賞からのローテーションで栄冠を手にしており、本馬も有力候補に挙げられる。
そして、レースレコードで決着するハイレベルな競馬を経験できたことは、今回に繋がりそうだ。

仕切り直しのG1NHKマイルCは、一叩きされたうえに長距離輸送も無く、条件は大きく好転している。
東京の芝1600Mは未勝利戦を好タイム勝ちした舞台で、クイーンC馬テトラドラクマとは2戦して2勝。
スムーズな競馬で大逆転Vを決める可能性は高いはず。


▲フロンティア
昨年7月のメイクデビュー中京を鮮やかに逃げ切って初陣勝ちを飾り、
続く新潟2歳Sは、好スタートを決め2番手を追走。直線では追い比べから力強く抜け出し重賞初制覇を果たした。

デイリー杯2歳Sは好位のインに控えて折り合いに専念するが、直線で鋭い脚が使えずに4着。
朝日杯フューチュリティSも、直線の瞬発力勝負に後れを取って8着と敗れており、

3か月振りのファルコンSは、これまでとは違う中団からのレースだったが0.2秒差の3着と好走。
控える競馬で結果を出せたことは収穫で、ここに繋がる内容だった。

半兄に重賞2勝のドリームパスポートがいる母系の出身で、もうひと皮むけても不思議はない。
抜群のスタートセンスと先行力を活かし激走を期待したい。左回り実績から楽しみは大きい。


☆ダノンスマッシュ
父ロードカナロアは安田記念も勝っているが、芝1200メートルで海外を含めてGⅠ5勝を挙げた生粋のスプリンター。
しかしながら、初年度産駒のアーモンドアイが桜花賞を制したように、マイルで活躍馬を送り出している。

デビュー2戦目の未勝利を、同週のききょうSの勝ち時計に0秒2差となる1分21秒9の好タイムで快勝。
断然の1番人気に支持されたもみじSは、瞬発力をそがれる馬場コンディションだったが、
離れた3番手追走からメンバー中最速となる上がり3ハロン34秒2の末脚で豪快に突き抜け、3馬身差の圧勝劇を演じた。

そして朝日杯FSは、スタートで後手を踏み、道中は折り合いに専念し、
4コーナー13番手から2着馬ステルヴィオに0秒1差の5着まで迫ったレース内容は高く評価できるものだった。

輸送と左回りは新潟遠征で経験しているので問題ない。
脚質的に展開次第になってしまうが、同父産駒のアーモンドアイに続きたいところ。










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