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京成盃グランドマイラーズ2017予想◎ミスミランダー○タイムズアロー▲ジャーニーマン

2017-06-21 00:00:39 | 地方競馬


今年で20回目となる京成盃グランドマイラーズ。

11~12月と6月と施行時期の移行を何度も繰り返していて、
11~12月施行の頃はサプライズパワーやネームヴァリューなど
南関東の一流馬が多く勝っている格式あるレース。

6月施行になってからは帝王賞と日程が近づいた事でレースレベルが落ちたが、
ただ近年は帝王賞を避けてこのレースに出走する馬が増えた事で
このレースの出走馬のレベルが上がっている。

昨年は先手を取った3番人気レガルスイが、そのままゴールまで逃げ切り勝ち。
1.2番人気が圏外へと沈み、2着には9番人気、3着には6番人気が入る波乱。

優勝馬には大井のサンタアニタトロフィーの優先出走権が付与される。





●京成盃グランドマイラーズ激走馬(8番人気以上)

16年 09人2着 プリンセスバリュー しらさぎ賞2着
13年 08人1着 セイントメモリー  フジノウェーブ記念1着
13年 11人3着 アスカリーブル   戸塚記念1着
12年 08人1着 マグニフィカ    報知オールスターカップ2着
11年 11人3着 ドリームトレジャー ブリリアントS3着
10年 09人3着 ヴァイタルシーズ  マイルグランプリ競走2着
08年 08人1着 コアレスデジタル  埼玉新聞杯2着

過去10年で8番人気以下で馬券圏内だった馬は上記5頭。
人気薄とはいえ、この5頭は近五走以内に地方重賞で連対以上があるか、中央のOP以上で3着以内があり
京成盃グランドマイラーズでの激走には、それなりに根拠があったと言える。

■今年の該当馬(前日のオッズで8番人気以下馬)

タイムズアロー フジノウェーブ記念2着

ミスミランダー ロジータ記念1着



●逃げ馬注意

6月の京成盃グランドマイラーズは御他聞にもれず梅雨の影響を受けやすい。
過去10年で【不0・重3・稍3・良4】

稍重~重馬場で行われた10年と12~13年、そして昨年の京成盃グランドマイラーズは
ハナへ行った馬が人気の有る無しに関係なく連対している。
昨年もレガルスイが逃げ切り勝ちと、馬場が悪くなった時の逃げ馬には注意が必要。


■近5走で逃げた履歴がある馬

バースフォンテン  5走中2回
ノーキディング   5走中1回
リアライズリンクス 5走中1回
ジャーニーマン   5走中1回
トロヴァオ     5走中1回
ムサシキングオー  5走中1回






では、京成盃グランドマイラーズの枠順と有力馬の短評を。

第20回京成盃グランドマイラーズ(3歳上・SIII・ダ1600m・1着賞金1200万円)
※多頭数出しは色づけしています

①01グランディオーソ  (牡8、山本聡哉 渡邉和・大井)
②02ポイントプラス   (牡8、今野忠成 林正人・船橋)
③03コンドルダンス   (牡5、柏木健宏 齊藤敏・船橋)
③04ノーキディング   (牡6、赤岡修次 矢野義・船橋)
④05バースフォンテン  (牡8、本田正重 佐藤厚・船橋)
④06インサイドザパーク (牡7、左海誠二・林正人・船橋)
⑤07キスミープリンス  (牡9、町田直希・小久保・浦和)
⑤08グレナディアーズ  (牡6、森 泰斗・出川克・船橋)
⑥09ミスミランダー   (牝4、石崎 駿・佐藤賢・船橋)
⑥10リアライズリンクス (牡7、的場文男・小久保・浦和)
⑦11タイムズアロー   (牡9、笹川 翼・川嶋正・船橋)
⑦12ジャーニーマン   (牡4、本橋孝太・内田勝・川崎)
⑧13トロヴァオ     (牡4、吉原寛人・荒山勝・大井)
⑧14ムサシキングオー  (牡8、和田譲治・栗田泰・大井)



トロヴァオ 父カネヒキリ 船橋ダ0-0-0-0
大井のハイセイコー記念、水沢のダービーGPを優勝。
全日本2歳優駿4着、羽田盃2着、東京ダービー4着と世代上位の力の持ち主
前走の川崎マイラーズでも斤量57kgで2着と、ここへ向けて順調。
明日は雨模様で、番手もしくは逃げても競馬できるこの馬に向くはず。
左回りは【0-1-0-2】と不振なのは気になるが、大事に使われている分、
単にレース経験が不足しているだけの可能性もある。

リアライズリンクス 父ダイタクリーヴァ 船橋ダ1-0-0-3
前走の川崎マイラーズで的場騎手に7,000勝のメモリアルをプレゼントした。
昨年の京成盃グランドマイラーズは13番人気ながら5着と人気以上の走りを見せ、
次走は5番人気でサンタアニタTを勝利するという、予想通りにはいかない活躍ぶり。
元々浦和で6連勝した程の馬であり、その6連勝目でソルテを破るという、
まさに破竹の勢いのまま、次走の大井で7連勝目を飾る華々しい実績を持っている。
近年は好調、不調の波が激しく、掴みづらいが、前走を勝った事は好調の証か。
前走破ったトロヴァオが今度は1kg減で、前走ほど上手くはいかないか。

ムサシキングオー 父キングヘイロー 船橋ダ0-2-0-1
昨年の京成盃グランドマイラーズは5番人気で6着。
前々走大井のブリリアントCは2013年から毎年出走しており、今年で5年連続。
13年2着、14年6着、15年2着、16年2着、そして今年はなんと1着でブリリアントC初勝利。
前走の大井記念は10着だが、昨年も11着に負けて当レース6着なら問題ないか。
ただ、これまでの戦歴から1600mよりは1800m辺りが向いており
現に重賞勝ちは1800mの勝島王冠のみ
で、相手も揃ったここは、強くは推しづらい。

タイムズアロー 父タイムパラドックス 船橋ダ2-0-0-4
9歳馬ながら、キャリアとしては年下の8歳ムサシキングオーの方が数を走っている。
こちらは中央から移籍してきた分、まだまだ衰えとは無縁に思える。
前々走のフジノウェーブ記念では、勝ったケイアイレオーネとは1kgの斤量差はあったとはいえ、
相手の実績を考えれば0.1秒差の2着なら、ここでは十分に胸をはれる結果。

昨年の京成盃グランドマイラーズは4着も、出が悪く流れに上手く乗れなかったのが敗因。
今回は外目の枠と、相手を見ながら競馬できる分、スタートさえ上手くいけば重賞3勝目も。

ミスミランダー 父アッミラーレ 船橋ダ0-0-1-1
重賞3勝に加えて、交流重賞の関東オークスで2着した2016年NAR3歳最優秀牝馬。
それだけの華々しい実績を持つだけに、近走の不振はファンの期待度からすれば
残念な成績だが、ここを勝って復活の狼煙としてほしいところ。
当日の天気は午後から雨予報、この馬は重馬場【2.1.2.0】と複勝率100%
天が味方になってくれる可能性もありそうだ。本来の出来に戻れば差は無い。

グレナディアーズ 父ネオユニヴァース 船橋ダ0-0-0-1
ダイオライト記念で4着の実績があるものの2400mのレースと、
マイルのこのレースでどれだけの査定なるかは難しいところ。
ただ中央の1600万下のレースを勝っており、能力的には侮れないものを持っている。
半姉のサンブルエミューズはフェアリーS3着、桜花賞6着という成績で
半弟には、新潟2歳S、東スポ杯2歳Sの両方2着だったアヴニールマルシェがおり、
母ヴィートマルシェはなかなか優秀な牝馬である事は間違いない。
ここを勝って姉弟達に、負けない実績を積み重ねていってほしいところ。

ジャーニーマン 父サウスヴィグラス 船橋ダ0-0-0-0
東京ダービー5着の実績はあるが、 戸塚記念、羽田盃、ニューイヤーC、
サンライズCとすべて3着という勝ち味の遅さが、この馬の全てをあらわしている。
船橋ははじめてだが、右回りは【2-0-3-4】なのに対して、左回りは【4-0-3-1】と
圧倒的に左回りが得意な馬
で、尚且つ距離も短距離・マイル・中距離と満遍なく走る。
前走の川崎マイラーズで9着と大きく負けてしまったが、これで人気が落ちるなら妙味。
5回目の重賞3着を狙ってみたい。ってか、そろそろ勝ちましょう。




●京成盃グランドマイラーズ予想●


という訳で、明日は午後から雨が降る予報もあり、
やや重になるか重になるかはわかりませんが、
昨年同様に逃げ馬には警戒が必要になると思います。




◎ミスミランダー○タイムズアロー▲ジャーニーマン

なかなか良いメンバーが揃ったので、選ぶのに悩みました。

重なら本命ミスミランダーの復活を期待したいところです。
重賞実績から考えたら、ここでも十分に太刀打ちできるとは思います。

対抗タイムズアローは9歳馬という概念は捨てたほうが良さそう。
むしろ今が全盛期というくらいでいいかもしれない。

単穴ジャーニーマンは、左回り巧者で一発を期待したい。
人気必至のトロヴァオとは東京ダービーでクビ差だし、人気程能力に差は無いはず。


グレナディアーズは未知数だけど魅力はある。
もしかしたら、この距離の船橋がすごく合う可能性もあるし、押えは必要。

トロヴァオも素直に能力上位で評価したい。
ただ、抜けて強いわけではないので、圏外に負けることも想定したい。



あとは、グランディオーソが三年連続3着の記録にも達成なるかに注目。







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