しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

二百十一日

2013-09-02 | 原子力/失敗学
きのう、二百十日
(メディア的に)特別警報
(地域レベルで)毎年の訓練、炊き出し等
(こまかいところで)P-HVパトカーを緊急電源にして信号機。
年々進歩している。
日本人って、世界的に見ても、住民の防災意識高いと思う。

MEGAQUAKE(きのうNHK)
関東大震災から90年。南海トラフについての考察。
解説について行けなかった部分はあったが、興味深く眺めた(考えでなく、目で追った)。

二百十一日(の私感)。
きのうのメガクウェイク。あえて、原発は入れなかったんだ。
(NHKがどうのでなく)公共メディアとして“最悪”もあり得る不確定要素は避けたかったのだろう。
最悪だと、考察はそこで止まり、提言やら、先に進めない。

一定時間以上の陸路・通信の分断・孤立。どうなるか、福島第一で、私たちは身をもって知った。
メガでなくとも、震災状況確認、救助の状況下、優先的に確保できるかはなはだ疑問。
福島第一問題は、その年(2011)のうちに予測できた普通の日記blogも少なくない。
(ただ、素人の悲しさで、具体的な数字、データで語れるのはなかなかいなかった)。

大地震国。
にもかかわらず、原発だの、オリンピックだの売り込みって、ちょっと…。
(メガクウェイクも、そいつらには、ハリウッド製ディザスター/エンタメなのかもしれない)。
普段、福島第一見ないふりしてうそぶいてる人に、緊急時リーダー面されても困る。迷惑だ。
願わくば、“本当の”国難に、余計なことして足引っ張らないでほしいものだ。
今、国際的な目にさらされているのは、事故の大きさよりも、政府の“もったいつけた”無責任さの方だ。

*オリンピックは嫌いではない(地震前誘致賛成だったし、これほどひどいとは思っていなかった)が、
この状況の汚染水そっちのけで売り込める神経がわからない。
(競技参加という意味なら、東京にこだわる必要はない)。


追記 (9/3)
福島第1原発汚染水対策に470億円 政府了承、浄化装置も増強- 毎日jp(毎日新聞)
朝日新聞デジタル:原発汚染水総合対策で470億円の国費投入、予備費から210億円 - ロイターニュース - 経済・マネー
流出もだが、その前に、(雨多めの時など)流入大丈夫だろうか気になっていた。
除去装置立派にしたって、デカくしたってバケツいっぱいになれば溢れる。
収束するかどうかより、ゼネコンのための大儀でしょ。国際的なアピールにもなるし。

夕方のニュースで (9/7)
福島第一の間近で牛飼っていて 震災後、久喜市に移った農家の一言が耳に残った。
「避難した日本と、オリンピック(誘致)の日本と、まったく別のところみたいだ」
キャスターも言っていたが、「どこに決まろうと、心しておくべきことだ」

二百二十五日/台風18号 (9/16)
セシウム濃度測らず排水=7タンクエリアの滞留水―福島第1「緊急措置」・東電(時事通信) - goo ニュース
もんじゅ台風18号の土砂崩れで孤立 データ送信も停止- 毎日jp(毎日新聞)
汚染水、科技相「国際社会に正しい情報」 IAEA総会  :日本経済新聞
誰かが引用していた。
「汚染水の最大の脅威は、日本政府である」(『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』9月5日付